お金を貸して欲しいと頼まれると優しさや道徳心が先行し、返済してもらえるか不安でもお金を貸してしまう人がいます。
頻繁にお金を借りる人の中には社会的モラルが低く、信頼関係ではなくお金が目的であなたを利用するために関係をもつケースも存在します。
お金を借りる人は言動・概念・病気・管理能力など様々な特徴があり、お金を借りて返さないことに何の呵責も感じない人がいることを理解しましょう。
どうしてもお金を貸さなければいけないときは借用書を作成し、できるだけ少額でお金を貸すことが有効な対処法です。
お金を貸すことだけが本人を助けることにはならず、銀行・消費者金融のローン契約や債務整理をすすめることがベストなケースもあります。
- お金を貸すときは約束を守り社会的・道徳的責任を果たせる人だけ貸す
- お金を借りる人には銀行・消費者金融と契約・債務整理をすすめる
- お金を借りる人で信頼関係・恋愛関係より金銭的な利害関係を優先する人とは距離をおく
- お金を返さない人は虚言癖・ギャンブル依存症などの精神疾患を患っているケースがある
- お金を貸してと言われる人にお金を貸すときは借用書を作成し自分を守る
お金を借りる人とは縁を切るべきか?付き合い方
お金を貸して欲しいと頼まれたとき、お金を貸すべきか・断るべきか判断に悩んだ経験はありませんか?
借り手を助けたいと思う場合も、相手との人間関係・金額・信頼度によってはお金を貸すことが金銭トラブルの入り口になることもあります。
お金を貸すかどうかの決断は、金を借りる相手を見て決めることがリスクマネジメントになります。
信頼でき約束を確実に守る相手が急にお金が必要になれば、お金を貸すことに抵抗を感じる人は少ないはずです。
逆に何度もお金の無心をされ信頼度が低下している相手であれば、例え約束を破らなくてもうんざりし、万が一約束を破りお金を返さなければ2度とお金を貸す人はいないでしょう。
少し極端なお話になりますが、何度もお金を無心する相手と関係を続けることは、必ずしもお互いのためになりません。
友人・恋人関係であっても、いつのまにかお金優先の関係に変化すれば、距離をおく・別れることも選択肢に入れるべきです。
またお金を貸すことだけが、相手を助ける最善の方法ではありません。
銀行・消費者金融からお金を借りることや、債務整理で借金問題を清算することを提案する方が、長い目で考えると本人のためになるでしょう。
緊急性があり貸せる額で返済期日も守ってくれる相手なら貸す
あなたがお金を貸す場面を想像して、1番貸してもいいと思えるパターンから考えてみましょう。
まず最初に貸したお金を返済期日までに必ず返してくれる、信頼のおける人が絶対条件です。
常識的に考えれば金銭の貸し借りでいつ返すか・本当に返すかも不明瞭な人にお金を貸す人はいません。
次に相手がお金を必要とする動機が、貸し手の感情に訴えかけるような理由をもつケースです。
いわゆる相手の立場になって考えてしまうという心情です。
この場合は借金の返済期日が間近に迫っている・急な病気で医療費が必要など緊急性のある事情で、相手が返済できる金額であることもお金を貸す条件に含まれます。
緊急性・金額・信頼の3つを満たしていれば、良識のある人の多くはお金を貸すでしょう。
お金の無心の頻度が高く信用ができない相手なら貸さない
お金を頻繁に借りる相手であれば、貸し手が警戒心をもつのは当然です。
例え借り手が返済期日を1度も破っていない場合も、お金を無心する頻度が高くなればなるほど、お金を借りにくくなると考えて間違いありません。
借り癖がついた人にお金を貸すことは、どんなケースであれリスクを伴う行為です。
お金を無心する回数が増えるにつれて、借り手の信頼はどんどん低下していくでしょう。
最初はお金を貸すことに肯定的だった人でも、何度も無心されると嫌気がさしたり、相手と距離を置きたくなるのは自然な心情です。
金銭トラブルのリスクが表面化する前に、1度借り手との人間関係を見つめ直す機会を作った方が良いかもしれません。
返済がなくても困らない金額をあげたつもりで貸して以後、距離をおく
しつこく何度もお金を無心してくる人には、これが最後と決めてお金を貸し、それを機にその人と距離をおくことをおすすめします。
このとき貸すお金の金額は最悪返ってこなくても貸し手のダメージが少ないように、できるだけ少額に抑えて貸すことがポイントです。
そもそもお金を貸すことは善意の行動であり、相手の要求金額を全額貸さなければいけない義務などありません。
もし借り手が返済期日を守りお金を返しても、距離をおいたまま関係を続けてください。
ここでまたお金を貸してしまうと悪循環がループする可能性が高くなります。
相手がお金目的で関係をもっている場合は、ここで人間関係が悪化するかもしれませんが、そんな人間と関係を続けることにメリットはありません。
高額なら貸せないと断り、銀行や消費者金融カードローンをすすめる
借り手の要求金額が高過ぎれば、貸し手の負担が増加するためお金を貸すことはできません。
お互いの人間関係によもりますが、あまりに高額で非常識なお金の無心であれば、裏の事情がある場合もあり危険です。
ある程度信頼関係がある相手であっても、度を過ぎた金銭を要求してきた場合は安易に応じるべきではありません。
代替え手段として銀行・消費者金融機関でカードローン契約をすすめ、法律に則った金融サービスでお金を借りる選択をしてもらいましょう。
もし金融機関のカードローンを契約できないかあなたに相談しているといわれたら、既に滞納などの金融トラブルを起こし信用情報がブラックになっている可能性が極めて高いと思われます。
この場合はあなたの金銭回収のリスクが確定するため、絶対お金を貸してはいけません。
借金で困っているなら債務整理をすすめる
借り手がお金に困窮しているのなら、その原因を正直に話してもらい解決策を模索することも重要です。
状況にもよりますが、お金を貸すだけが借り手を助けるベストな手段とは限りません。
それはお金を借りるという行為自体が、一時的な対処法でしかなく問題の根本的解決にならないことも多くあるからです。
既に他社金融機関から複数の借金を抱えている場合、多重債務による借金地獄と呼ばれる状況に陥っていることも考えられます。
借り手の返済能力を超えた借金は、債務整理による借金免責・減額制度を利用しない限り解決することは極めて困難です。
まずスマートフォンから債務整理を検索しおおまかなイメージを掴んでもらった後に、弁護士の無料相談で本格的な債務整理を提案しましょう。
彼氏彼女の関係なら別れることも考えてみる
彼氏彼女のような深い間柄であっても、お金のトラブルは冷静に考えるべきです。
あなたは共依存という言葉をご存知でしょうか?
簡単に説明すると親切心や愛情が裏目にでることで、自分も本人も不幸な関係に陥ってしまうというコミュケーション依存のひとつです。
共依存が深刻化すると愛情で繋がっていたはずの男女が、過度に相手に依存するヒモのような関係になり、借金トラブルのリスクになることも少なくありません。
彼氏彼女のことを大事にするあまり、常にお金を融通してしまう関係が長期化しているのであれば、お互いにとって健全で幸せな未来は訪れません。
相手と真剣に相談を重ね金銭トラブルの解決を目指し、それでもお互いの関係に変化がなければ別れるという決断をすべきかもしれません。
お金を借りて返済しない奴はクズ、縁を切る
約束を破る人、特にお金を借りて返さなくても平気でいる人の近くにいて、幸せになれるハズがありません。
それは前述した恋愛関係であっても、あなたの肉親であっても例外ではないでしょう。
約束を守らない・借りたお金を返さないのは、あなたの尊厳を軽んじているからではないでしょうか?
お金を返さない理由を聞いて、あなた自身は本当に納得できましたか?
もし心から納得しているのであれば、この話はここで終わりにします。
しかし少しでも違和感や戸惑いを感じているのなら、問題が深刻化する前に縁を切ることも視野にいれるべきです。
これ以上あなたの優しさを、金を返さないクズにつかわないでください。
その優しさは本来あるべき別の場所でつかい、お互いが本当に信頼関係を築けるコミニュケーションツールにしてください。
お金を借りる人の心理や特徴
お金を借りる人はどのような心理や特徴があるのでしょうか。
この記事では言動・概念・病気・管理能力の4つの側面からお金を借りる人の特徴を深掘りします。
軽はずみでその場限りの言動を多用する人は、行動が伴わずお金を貸すと危険な場合があります。
相手を軽んじ平気で嘘をつける道徳心が欠如した人は、あなたから頻繁にお金を借りようとするでしょう。
ギャンブルが生活のすべてというギャンブル依存症の人は、お金を貸すより医療機関での治療が最善のサポートになります。
見栄を張るあまり収支管理を疎かにする人は、返済期日が迫る度にあなたにお金の無心をするかもしれません。
このようにお金を借りる人には、様々な理由やバックグラウンドがあることがわかります。
その場限りの調子のよい適当なことを言う
自分の言葉に責任を持てない人が、本当にお金を借りて返すという責任を伴う行動ができるでしょうか?
楽天的・前向き・ポジティブなど、本来の意味を自分の都合の良い解釈で考え、その場限りの調子のよい言動で行動する人は要注意です。
大抵の場合適当な言動は無責任な行動を助長させるだけで、周囲の人間に悪影響を及ぼす害にしかなりません。
ビッグマウスは大きな責任を伴うことは、多くの人が社会生活の中様々なシーンで実感しています。
特にお金が絡む約束では、冗談では済まされないことも多くあります。
適当な言動で行動が疎かになれば、それは端的にいうと嘘をついたことと同義です。
平気で嘘をつく人にお金を貸すことの危険性を理解すれば、自然と距離をおくようにお互いの関係が変化していくでしょう。
返済期日をはじめ、時間や約束を守るという概念がない
何度もお金を無心してくる人をよく観察すると、ある共通点が見えるかもしれません。
その共通点とはあなたの約束だけでなく、他の色々な約束を平気で破るという特徴をもつことです。
これはお金の約束に限らず時間・納期・品質・やるやる詐欺など、あらゆる約束を反故にします。
約束を破っても許される環境にいることに甘え、時間や約束を破ることがある種のルーティンになっている人と関係をもつことは危険です。
常識の範疇を超えて約束を破る人は、虚言癖という精神疾患かもしれません。
虚言癖
虚言癖(きょげんへき)とは、どうしても嘘をついてしまう人間の性質をあらわす専門用語で、1891年にドイツの心理学者アントン・デルブリュック(Anton Delbruck)によって提唱された。(引用:虚言癖 – Wikipedia)
あなたの身近にいる約束を守る概念のない人へのお金のやり取りは、メリットは一切なくデメリットしかないことを覚えておきましょう。
ギャンブル依存症である
お金を無心する理由がギャンブルなら、絶対お金を貸してはいけません。
ギャンブルでの浪費が長期化すると、ギャンブル依存症という深刻な精神疾患になるケースがあるからです。
ギャンブル依存症
ギャンブル等依存症とは、ギャンブル等にのめり込んでコントロールができなくなる精神疾患の一つです。これにより、日常生活や社会生活に支障が生じることがあります。
ギャンブル依存症になると本人の意思とは関係なく、ギャンブルによる借金で生活ができなくなっても止めることができません。
ギャンブル依存症は行動がわかりやすく、本人より周囲の人間が先に気が付くケースもあるようです。
身近な人がギャンブルを理由にお金を無心してきたら、専門医療機関への診断を提案してみるのもひとつの手かもしれません。
見栄っ張りで無計画にお金を遣う
見栄という感情は、時に人を間違った行動へ向かわせます。
インスタやTwitterでの情報共有が当たり前の現代では、SNSで自分をよく見せることがひとつのステータスになっています。
他人よりもっとよくみせるために、自分の収入をオーバーするショッピングをしたり、高級なエステや美容商品で過度の浪費をする人にお金を貸すことはやめましょう。
お金を使うことに対して計画性より見栄が最優先になってしまうと、毎月の収支管理ができず高い確率で金銭トラブルになります。
見栄による刹那的な散財は、本人にとってもよい結果になることは少ないはずです。
時には見栄を張ることも大事ですが、バランスをとりお金を計画に使うことの大切さを学ぶことも必要です。
お金を返さない人の末路はどうなる?
お金を返さない・約束事を平気で破るなど、社会的・道徳的な責任を果たせない人の末路は悲惨です。
約束を守れない人と信頼関係を構築することはできません。
お金を返さない人の周囲からは人が離れ、最終的にその人を助けてくれる人は1人もいない状態になります。
お金を返さない原因がギャンブル・買い物依存症など深刻な精神疾患であれば、本人だけで問題を解決することはできません。
お金が返せない状態が長期化することで多重債務に陥り、自己破産を選択しなければいけないケースもあります。
お金を返さない人はライフスタイルやお金の価値観を根本的に変えない限り、お金より大切なものを失うことを覚悟しなければいけません。
周りに助けてくれる人がいなくなる
大前提としてお金を返さないのは犯罪です。
例え口約束で証拠がなく法律的な返済義務が発生しなくても、お金を返さないという行為に違いはありません。
お金を返さない本人にその認識がなくても、周りの人間は事の重大さを理解しています。
約束を破りお金を返さない事実が周囲に知られた時点で、借り手の信頼は確実に失墜し、お金を貸した人だけでなく他者もお金を貸すことはないでしょう。
お金を返さなくていい代償として、これまでの人間関係や社会的ステータスを失うことを理解しなければいけません。
自業自得といえばそれまでですが、踏み倒したお金以上に大きなものを支払うことになります。
ギャンブル依存症や買い物依存症など治療が必要な場合も
前述している通りギャンブル依存症になると、脳の機能障害から正しいお金の管理ができなくなります。
脳に深刻な悪影響を及ぼす依存症は、パチンコや競馬などのギャンブルだけでなく、日常生活の多くの場面に潜んでいます。
身近な依存症ではアルコール・タバコなど、健康被害の原因になると理解していてもやめられない嗜好品の存在です。
またライフスタイルではストレスがトリガーとなり、度を超えた買い物を繰り返してしまう買い物依存症も含まれます。
依存症を患うとドーパミンの影響により脳のコントロールが上手くできず、適切な治療を受けなければ健全な社会生活を営むことは困難です。
このような状況でお金を貸すことは本人を助けることにはならず、逆に依存症を悪化させる悪手となるでしょう。
多重債務者や自己破産者となる
お金を返せない人は最終的に、多重債務による借金地獄という末路になります。
お金を借りて返せない人がとる行動の多くは、違う金融機関からお金を借りて迫る返済期日を乗り切るというものです。
この方法は堅実な返済プランを準備できる債務者には有効な対処法となりますが、それができない人は借金を増やすだけの一時凌ぎでしかありません。
多重債務に押し潰され首が回らなくなってしまう悪循環は、自己破産を引き起こす典型的なパターンです。
自己破産者は正しい判断のもと適切なタイミングでおこなえば借金問題を解決できます。
しかし熟慮せず安易に実行すると職業による資格制限・所有財産・信用情報を失うなど、大きなデメリットがメリットを上回ってしまいます。
社会的信用・住居・車・貯金など、借金免責の代償として1度失ってしまうと、自己破産後に再び取り戻すことは至難の業となるでしょう。
お金を貸してと言われる人の特徴
社会人であれば会社の先輩・同僚・後輩、学生であれば友人や恋人など、私たちは多種多様な関係性を築きながら生活しています。
悲しいことですが、その中にはお金の利害関係だけを目的にあなたと関係しようと考える人もいます。
具体的には金欠のときだけ連絡をしてくる人や、お金を無心するときだけ優しくなる人などが当てはまります。
悪質な例ではお金を騙し取る目的で近づく詐欺師が典型的な例です。
頼み事を断れない性格の人・約束を破ってお金を返さなくても許してしまう人など、本来は長所となる性格を相手に利用されてしまうのです。
また最初からお金を借りることだけと割り切り、あなたを軽んじる人も注意してください。
自分が上記の特徴に当てはまると感じた人は、しつこく頼み事をしてくる相手とは距離をおくなどの対処が必要です。
頼み事をしたら断りそうにない
頼み事を断れない特徴をもつ人は、お金を借りようとする人にとって恰好の標的になります。
過度に相手の評価を気にしてしまう人・自信がなく他人に嫌われたくない人は、例え自分に悪影響する約束でも断ることに躊躇します。
相手のプレッシャーに押され頼み事を了承したり、いい加減な人にお金を貸してしまうことも少なくありません。
無神経にお金を借りようとする人の中には、そんな内面を敏感に感じ取り、話半分であなたを利用しようと考えています。
最初は小さな頼み事を何度かすることであなたの反応を伺います。
その後相手の中でいけるという確信が固まると、次はお金が絡む頼み事をしつこくもちかけてくるでしょう。
特に親しくない間柄で頼み事にお金というワードが出てきたら、強い姿勢で断り、今度はあなたが相手の反応を確認すべきです。
返済が遅れても許してくれそう
お金を貸してくれそうな人は、最悪お金を返さなくても許してくれそうな、大らかな心の持ち主というイメージがあります。
これはお金に限らず時間や頼み事など約束全般で当てはまり、本人の優しさがマイナスに働いてしまう典型的な事例です。
お金の無心以外にも色々な頼まれごとをされる人は、心当たりがあるのではないでしょうか?
お金を借りようとする人は、最初からお金を貸してくれそうにない人や、返済トラブルになったときリスクが高い人からお金を借りようとしません。
返済が遅れる・お金が返せない状況になった場合、少しでもダメージが少なくその場を切り抜けられるかを考えています。
あなたの優しさが相手にとっては高い利用価値となり、お金を無心される機会が増えてしまうことを理解しましょう。
最終的に返済できなくて縁を切られてもいいと思われている
相手が最初からお金のやり取りするためだけの関係だと思っていれば、無神経にあなたにお金の話をしてくるでしょう。
お金の切れ目が縁の切れ目という言葉がありますが、まさにその通りのうわべだけの関係です。
相手はお金が返せなくなり縁を切られても、一向に構わないという気持ちであなたと付き合っています。
関係が悪化すればあなたは心が痛むかもしれませんが、相手は特に何も感じません。
友人であれ恋人であれ、表面上の無意味な関係であることを理解し、相手にこれ以上お金を貸すことはやめるべきです。
お金を貸してと言われた時の対処方法
何度もお金を貸してと頼まれるのも、精神的なストレスになり避けなければいけません。
お金の無心を終わらせる具体的な対処方法を2パターンお伝えします。
ひとつめはお互いの間で借用書を作成し、金額・返済期日を明確にして確実に金銭回収できる状況でお金を貸す方法です。
借用書には細かなルールがあり、不備があれば公的な書面として機能しないので注意してください。
ふたつめは相手の申し出を断り、相手との関係性を冷静に見極めるという方法です。
お金の利害関係ではなく信頼や友愛で成り立っている関係なのかを、断った後の相手の言動や行動から判断します。
相手が借用書の作成を断る・頼み事を断った後に露骨に態度が変わるという状況であれば、自分と相手の関係を考え直し、有限な時間を大切に使える人と共有してください。
借用書を作成して返済期日を決めて貸す
銀行や消費者金融と契約するときは、必ず契約書の記入が必要になります。
これは金融機関と契約者の合意の意味の他に、トラブルが起こった場合の決まり事を公的に保証する目的があります。
同様に個人間でお金のやり取りをする場合、契約書と同じ効力を有する書面が借用書です。
借用書のルール
①貸主の氏名・借主の住所・氏名は手書きで記載する
②金額記入は大文字の漢数字で記載する
③金額が1万円以上の場合は収入印紙が必要
作成する借用書に不備があれば法的な拘束力を有する書面として機能しないため、日時や金額など記載ミスがないように作成してください。
もし相手が借用書の作成を拒否した場合、最初からお金を踏み倒すつもりであなたに無心していると考えるべきです。
「お金の貸し借りをして付き合いが変わるのが嫌だ」と断る
例え血の繋がった家族同士でも、お金の貸し借りによって関係が修復不可能まで悪化し、一家離散や縁を切るなど深刻な問題になることがあります。
お金がもつ目には見えない力は、時にいとも簡単にお互いの信頼や友愛を粉々に破壊する恐ろしさを秘めています。
あなたにお金を貸して欲しいと頼む相手は、お金がなくてもあなたのそばにいてくれる人ですか?
友人・恋人などお互いの関係性がお金を土台に構築されているのであれば、残念ながら相手の無心を断れば関係悪化は避けられません。
しかし見方を変えて考えると相手には利害関係しかなく、これ以上信頼関係を築くことは不可能だと気が付くでしょう。
勇気をもって「お金の貸し借りをして付き合いが変わるのが嫌だ」と断り、それでもお互いの関係が変わらない人と付き合いを続けましょう。