日常生活を送る中で失業や収入減少など、いろいろな理由で明日生きるためのお金もないという状況になってしまう人もいます。
そのように本当に生活が苦しいというときに乗り切るための方法や節約術などを紹介します。
社会人として働いている人であれば、倒産や失業、怪我や病気で仕事ができなくなるというリスクを抱えています。
今日は働けていても1週間、1ヶ月後の状況は誰にもわかりません。
もしも働けなくなると収入が減るので、明日生きるためのお金にも苦労する可能性もあります。
そのようなときのためにもこの記事で使える制度などを確認してください。
- 明日生きるお金がないならサイドビジネスや日雇いバイトなど即金性のある仕事をする
- 生活費がない場合は毎月の収支を把握してお金の見える化をすることが大切
- お金がないときは収入を上げることと支出を抑えることを同時進行で考える
- 本当にお金がない場合は不用品を売ってお金にしたり、親に借りることなども視野に入れる
- お金が借りられない場合は国の制度を生活保護など国の制度を活用することも検討する
明日生きるお金がない時の稼ぐ方法
まずは明日生きるお金がないときにお金を稼ぐ方法を紹介します。
具体的な方法は次の3つです。
- 日雇いバイトや日雇い派遣で働く
- フリマアプリで不用品を売る
- オンラインでできるサイドビジネスに挑戦する
どれも明日生きるお金がなくて稼ぐ必要があるときに効果的な方法です。
それぞれの特徴を理解して、自分の環境や状況によって使いやすいものに取り組んでください。
日雇いバイトや日雇い派遣に登録して働く
明日生きるためのお金を稼ぐ方法として日雇いバイトや日雇い派遣に登録して働くという方法があります。
この方法の最大のメリットは働いた分だけ即日でお金を獲得できるということです。
普通のアルバイトなどはたくさん働いても給料として受け取れるのは翌月になってしまいます。
ですが日雇いバイトや日雇い派遣であれば、即日で給料がいただけます。
デメリットとしては、働いた分だけしかお金が稼げないことや、肉体労働系の仕事が多いことなどがあります。
- 自分の時間がある方
- すぐにお金が必要な方
- 体力に自信がある方
このような方には向いている働き方です。
明日を生きるためのお金にも苦労している状況であれば、即日で現金が獲得できるのは大きなメリットです。
フリマアプリで自分には必要なくなったものを売る
明日を生きるためのお金に困っているのであれば、フリマアプリで不用品を販売する方法もあります。
フリマアプリで不用品を販売することには大きなメリットがあります。
- 自分が使っていないものがお金になること
- スマホがあればすぐに取り組めること
- 家の中の整理もできる
人気の商品を持っている場合や、商品の状態が良いものについてはすぐに売れる可能性もあるため、現金化が早くなるのも魅力です。
デメリットもあるので理解しておいてください。
- 出品したからといってすぐに売れるとはかぎらないこと
- 発送する手間がかかること
- 購入者とのやりとりなどの手間が発生する
慣れてくればどんな商品でも需要があるので販売していくことができると思います。
最初は大変かもしれませんが、家の中にいらないものや使っていないものがあれば、一度出品してみてください。
自分はいらないと思っていても、必要だと感じた人が購入してくれるかもしれません。
- メルカリ
- ラクマ
- ヤフオク
代表的なフリマアプリは上記のものです。
フリマアプリ自体は無料で使えるので、まずはダウンロードして登録することから始めてみてください。
オンラインでできるサイドビジネスで稼ぐ
明日生きるためのお金がないときに稼ぐ方法として、オンラインでできるサイドビジネスに挑戦するという方法もあります。
現代ではスマホやパソコンがあればオンラインでできる仕事がたくさんあります。
本業以外にも収入源を作ることで、収入もアップし、スキルが身に付けば転職や独立につながる道もあります。
オンラインでできるサイドビジネスには以下のようなものがあります。
- Webライター
- Webデザイナー
- ブログアフィリエイト
- SNSで情報発信
- ココナラなどでスキルを売る
- ポイ活
- YouTube
他にもいろいろな種類があるので自分に合うものを見つけてみてください。
共通しているメリットはネット環境さえあれば、いつでもどこでも仕事ができることです。
仕事が休みの日や夜間、仕事に行く前の朝の時間などでも取り組めます。
オンラインのサイドビジネスのデメリットは以下の通りです。
- 選んだ副業によっては収益化まで時間がかかること
- がんばっても確実に成功するという保証がないこと
それでも努力し、成功すれば大きな収益になるものもあり、スキルが身に付けば新たなキャリアにつながることもあります。
本業と並行して頑張れるのであればチャレンジしてみてください。
明日生きるためのお金を借りる方法
ここで明日生きるためのお金がないというときにお金を借りる方法を紹介します。
紹介するのは次の5つの方法です。
- 親や友達に頼む
- 消費者金融カードローンを利用する
- 銀行カードローンを利用する
- 質屋でブランド品などを預けてお金を借りる
- 保険の契約者貸付を利用する
お金がないのであれば収入を安定させ、収入アップを目指すのが大切です。
ですが収入がアップするまで、なんとか生きるためにもお金が必要です。
お金を借りるためにはどのような方法があるのかを確認してください。
親や友達に頼んでお金を借りる
明日生きるお金がないのであれば、親にお金を借りるのが言いづらい場合でも親や友達に頼んでお金を借りることができないか相談をしてみてください。
身近な人にお金を借りることができるのであれば大きなメリットがあります。
- 金額によっては即日で借りることができる
- 信頼関係があれば無利子で借りることができる可能性もある
ただし身近な人に借りるからこそのデメリットもあります。
- 返済が遅れたり、繰り返し借りたりすると信頼関係に傷がつく
- トラブルになると裁判まで発展する可能性がある
身近な人から借りる場合は、「相手があなたを信頼して助けたいからこそお金を貸してくれている」ということを理解することが大切です。
お金を貸してくれる方とトラブルにならないためにも以下のような方法をやっておく必要があります。
- 返済の目安がいつぐらいなのかを伝えておく
- 借用書を作成しておく
- 借りたお金はできるだけ早く返済する
身近な人からお金お借りる場合は借用書を作って、誰から、どのような条件で、いくら借りたのかを記録しておくことが重要です。
信頼してくれているからこそ、その人からの信頼を裏切るような行為をしてはいけません。
即日借りられる消費者金融カードローン
もしも明日生きるためのお金を借りるのであれば、消費者金融カードローンを利用するという方法があります。
消費者金融カードローンにはいろいろなメリットがあります。
- 最短即日融資が可能
- 無利息期間がある
- 手続きがネットで完結する
最大のメリットは最短即日融資が可能ということです。
審査に通過することができれば、申し込んだその日にでもお金を借りることができます。
そうすれば明日を生きるために必要なお金を用意することができるので効果的です。
ただしデメリットもあります。
- 金利が高い
- 滞納が続くと最悪の場合、財産の差押えになる
- 借りすぎると返還が困難になる場合も
すぐに借りられる消費者金融カードローンだからこそ、計画的に利用してください。
また借りるときは返済計画までシミュレーションしてから融資を受けることが大切です。
借りたものは返すことがルールです。
しっかり完済まで取り組んでください。
審査期間はかかるが低金利の銀行カードローン
明日生きるためにお金を借りる方法に銀行カードローンがあります。
銀行カードローンのメリットには以下のようなものがあります。
- 低金利で借りられる
- 銀行のローンなので安心感がある
銀行カードローンは審査時間はかかりますが、低金利で借りることができるのが大きな魅力です。
カードローンは借金なので、かならず返済の義務が発生します。
すぐに全額返すわけではなく、毎月少しずつ返済していくのであれば、金利が低いことは大きなメリットです。
銀行カードローンにはデメリットもあります。
- 審査に時間がかかる
- 即日融資には対応していない
今日や明日にでもお金が必要という場合には、銀行カードローンでは難しいかもしれません。
審査結果が出るまでなんとか凌げるのであれば、銀行カードローンの利用は効果的です。
金利が低いので、返済のハードルも消費者金融に比べると低くなります。
自分の状況を確認して、可能であれ利用してみてください。
質屋でブランド品等を預けてお金を借りる
明日生きるお金がない場合は質屋でお金を借りる方法もあります。
質屋は自分が持っているブランド品などを預けることでお金を借りることができるものです。
質屋を利用するメリットには以下のものがあります。
- 即日借入が可能
- 自分が使っていないものがお金になる
- 督促などがされない
質屋は今日にでもお金が必要という人に向いていますが、デメリットもあります。
- 返済ができないと預けた商品は返ってこない
- 金利が高い
- 同じ商品でも店舗によって借りられる金額が異なる
返済ができないと預けた商品が返ってこないのが最大のデメリットです。
使っていないブランド品であればいいですが、思い出の品やまだ使いたい商品の場合は、一度流れてしまうと回収は困難です。
預ける場合は、思い入れのある商品は預けないのが無難です。
また店舗によって同じ商品でも借入金額が異なります。
それは店舗ごとの商品の在庫や商品の状態に対する判断などが異なるためです。
時間に余裕があるのであれば、複数の店舗を回って見積もりを依頼すると効果的です。
保険の契約者貸付でお金を借りる
明日生きるためのお金を借りる方法として保険の契約者貸付でお金を借りるという方法があります。
保険の契約者貸付制度とは、保険を契約している人のみ利用できる制度で、解約返戻金を担保として、保険会社からお金を借りることができる制度です。
契約者貸付制度を利用するメリットは次の3つです。
- 保険を継続したまま借入が可能
- 審査が不要
- カードローンよりも金利が低い
すでに保険を契約しているので審査が不要で金利が低いということが大きなメリットになります。
またカードローンよりも金利が低いため、返済のハードルが低くなります。
デメリットは以下の通りです。
- 掛捨ての保険を契約している場合は利用できない
- 返済がされないと保険が失効する
- 借入金が保険金から相殺される
掛捨ての保険はお金を貸したときに担保にするための解約返戻金がないためです。
デメリットもメリットも理解した上で利用することが大切です。
自分の契約の内容を確認して、解約返戻金がある人は利用することができるので、保険の担当者に相談してみてください。
明日生きるお金がない時にできる節約術
ここで明日生きるお金がないときにできる節約術を紹介します。
紹介するのは次の5つです。
- サブスクの解約
- スマホのプラン変更
- 食費の見直し
- ポイントやクーポンの利用
- 少しずつでも貯金をしていく
お金がないときはお金をか稼ぐことに目が向きがちですが、節約にも取り組むことが効果的です。
節約には大きなメリットがあります。
- 一度節約すれば効果が翌月以降もつづく
- 同じ金額を稼ぐよりも節約するほうが簡単で確実
お金を稼ぐことも大切ですが、抑えられる支出も見つけて抑えていく努力をしてください。
使っていないサブスクは解約する
明日生きるお金もないときの節約術として使っていないサブスクを解約することが効果的です。
サブスクとは、料金を支払うことで、製品やサービスが一定期間利用することができるようになるビジネスモデルのことを指します。
もともとは「サブスクリプション」という英語で意味は「定期購読」「予約購読」といういみになります。
本来は新聞や雑誌などに当てはまるものでしたが、現代では多くのサブスクが存在しています。
音楽サービスや動画視聴サービス、服のレンタルなどもあります。
- YouTube Premium
- Netflix
- 楽天マガジン
上記のようなサブスクが有名ですが、他にもたくさんのサブスクが存在しています。
最初は使っていてもだんだんと利用しなくなるサブスクもあるのではないでしょうか。
またサブスクに申し込んだことも忘れて毎月料金だけが支払われているということもあるかもしれません。
そのようなサブスクは登録しているだけお金が無駄になります。
すぐに見直して本当に必要なサブスク以外は解約してください。
それだけで来月以降の出費が少なくなり、長い目で見れば大きな節約になります。
スマホは格安プランに変更する
毎月の出費を減らすためにもスマホは格安プランに変更することを検討してみてください。
なぜスマホを格安プランに変更することが効果的かというと、スマホの通信費も毎月必ず発生する固定費だからです。
スマホを格安プランに変更して3000円以上の節約になる場合があります。
1年間で考えたら30,000円以上の節約です。
給料がなかなか上がらない現代で、30,000円も使えるお金が増えるのは魅力的です。
有名な格安プランは以下のようなものです。
- 楽天モバイル
- UQモバイル
- LINEMO
- ahamo
また一度格安プランに変更すれば、その後は特に手続きをしなくても毎月安くなるのが大きなメリットです。
スマホはプライベートでも仕事でも使うものですし、ほとんどの人が持っている時代です。
だからこそ、節約のために格安プランに変更してみてください。
食費を見直す
次に効果的な節約術として食費を見直すという方法があります。
人間は生きていくためには食事をしなければいけません。
そのため食費にお金がかかりすぎていると生活費が圧迫されてしまいます。
自分が1ヶ月にどれくらい食費を使っているのかを一度確認してみてください。
食費を節約する方法には以下のようなものがあります。
- 自炊を増やす
- コンビニを使わない
- ペットボトル飲料を買わない
コンビニやペットボトルのドリンクはついつい買ってしまうという人も多いと思います。
1回の買い物は少額かもしれませんが、毎日のように購入していれば月々の出費としてはとても大きな金額になります。
- ペットボトルを買うのではなく、家からマイボトルを持っていく
- コンビニに入らないように、コンビニを通らないルートで移動する。
これらを意識するだけで月の支出は減ります。
極力食費を抑えるのであれば、外食ではなく自炊を心がけてください。
夕飯を多めに作れば、翌日のお弁当などに活用することもできて効率的です。
最初は大変かもしれませんが、習慣になってしまえばハードルも低くなります。
今はネットやアプリで簡単にレシピの検索もできますので、挑戦してみてください。
ポイントやクーポンなど使えるものは積極的に利用する
お金がないときの節約術としてポイントやクーポンなど使えるものは積極的に利用することが効果的です。
クーポンやポイントを積極的に利用することで日常生活に必要なものをお得に購入することができます。
特に今はポイ活という言葉があるように、いろいろなポイントを獲得して利用することができます。
有名なポイントは以下のようなものがあります。
- Tポイント
- 楽天ポイント
- dポイント
- Pontaポイント
これらのポイントはいろいろな店舗やサービスを利用することで貯めることができます。
そして1ポイント1円で利用することもできます。
貯めたポイントは少額でもいいので、積極的に活用してください。
ポイントには有効期限があるものもあります。
- 少額だともったいない
- 少額の利用は申し訳ない
このように考えて貯めてるだけでは、失効して利用できなくなることもあります。
ポイントやクーポンを有効活用して、少しでも買い物が節約できるようにしてください。
少しずつでも貯金をしておく
最後に少しずつでも貯金をしておくことが大切です。
どれだけ節約や収入アップをしても、貯金ができなければ生活に余裕が生まれません。
貯金を始めるには、給料から貯金する金額を先に回収して、貯金用の口座に入金する方法が効果的です。
その金額は最初からなかったものとして考えて生活することで、必ず先取りした分のお金を貯めていくことができます。
月に2万円貯金しても年間で24万円になります。
少しずつでも貯金をすることで、生活に余裕もできますし、自分の生活やお金の使い方を見直すきっかけになります。
生活が苦しい時に乗り切るために見直すべき習慣
ここで生活が苦しいときに乗り切るために見直すべき習慣を紹介します。
- 定職についていない
- カード払いなどでお金を使い過ぎてしまう
- ギャンブルが好き
- 借金癖がある
- 無理なローンを組んでいる
- 固定費が多い
どれも苦しいときこそ見直すことで、状況が改善される可能性があります。
働かない、定職に就いていない、無職ではお金を借りるのは難しい
まず前提として、働いていない、定職についていない、無職の状態ではお金を借りること自体が難しいです。
なぜなら多くの金融機関でお金を借りる条件に「安定した収入があること」と書かれているからです。
安定した収入がないということは、お金を貸しても滞納するリスクがあると金融機関から見られてしまうからです。
そのような状態では、どれだけ生活が厳しくてもほとんどの金融機関の審査が厳しくなります。
お金を借りることももちろんですが、生活を安定させるためにも働くことができるなら定職に着くことが大切です。
収入以上にお金を遣ってしまう、カード払い、リボ払いをしてしまう
収入以上にお金を使ってしまう、カード払い、リボ払いをしてしまう人はその習慣を見直すことが大切です。
どれも共通していることは、お金の出入りを把握できていないということです。
毎月の収支が把握できているのであれば、収入以上にお金を使うことを防ぐこともできているはずです。
お金の出入りが把握できないと、収入以上にお金を使ってしまい、気がついたらお金がないということになりかねません。
お金の流れを把握するには以下の方法が効果的です。
- クレジットカード払いではなく現金支払いに変える
- 家計簿をつけて毎月の収支を確認する
- 買いたいものがあってもその場では買わず、本当に必要か確認する時間を作る
まずはカードを持ち歩かずに、現金のみで買い物をするようにしてください。
現金はあるだけしか買い物ができないので、支出のコントロールができるようになります。
家計簿をつけると毎月のお金の流れが見える化できます。
感覚に頼るとお金は使い過ぎてしまうので、目で見て客観的に確認できるようにすると使いすぎを防げます。
欲しいと思ってすぐに購入すると買い物に失敗します。
- 欲しいものがあったら家に帰ってからネットで買う
- 一晩経ってから本当に欲しいものか考えてみる
その場では買わず、家で本当に必要なのかと精査する時間を作ることで無駄な買い物を防ぎます。
時間をかけて精査した結果必要なものであれば、お財布と相談をして購入すれば良いのです。
衝動買いは癖になってしまうので改善してください。
賭け事、ギャンブルが好きで止められない
生活するお金にも苦労しているのであれば、賭け事やギャンブルをしてしまう習慣は改善してください。
ギャンブルや賭け事の怖いところは、一度はまってしまうとなかなかやめられないというところです。
基本的には運の要素が強いので、勝つこともあれば負けることもあります。
多くの人は勝ちよりも負けの方が多くなってしまうのではないでしょうか。
ギャンブルで負けてしまうとお金もなくなり、負けた分をギャンブルで勝って取り返そうと考えてしまう人も多いです。
その結果さらに多くのお金を失い、人によっては借金をしてまでギャンブルをしてしまいます。
- 競馬
- パチンコ
- 競輪
- 宝くじ
上記のようなものは街中で簡単に接することができるギャンブルです。
ギャンブルが好きだとしても、生活費を使ってまでするものではありません。
生活するお金がないような状況であれば、止めるための努力が必要です。
借金癖がある
生活が厳しいときを乗り切るためにも借金癖があるなら見直す必要があります。
借金は毎月の返済が発生し、長引くと金利で支払いが大変になります。
借金癖というのは借金を返済してもすぐに借金をしてしまう、借金をすることが癖になってしまっている状態のことです。
これではお金を借りて一時的に生活が楽になっても、すぐに返済で生活が苦しくなってしまいます。
まずは借金をすることがないように、生活費の見直しや毎月の収支を把握することから始めてください。
無理なローン(住宅・マイカー・カード)を組んでいる
生活が苦しいときは自分が組んでいるローンが無理なものではないかを見直すことが効果的です。
ローンにはいろいろな種類があります。
- 住宅ローン
- マイカーローン
- カードローン
もしもローンの返済が生活を圧迫している場合は無理なローンを組んでしまっている可能性があります。
ローンの見直しをして、無理なローンを組んでいる場合は安くすることができないかなどを検討してみてください。
固定費(家賃・携帯代・保険料)が多すぎる
生活が苦しいのであれば、固定費が多過ぎないか見直すことが効果的です。
固定費を見直すことで、継続して節約効果が得られ、同じ金額を稼ぐのと同等の効果があります。
また同じ金額を稼ぐよりも固定費を見直して節約をする方が、確実に効果が出ます。
固定費には家賃や以下のようなものがあります。
- 家賃
- 水道光熱費
- 保険料
- 通信費
- サブスクの利用料
固定費は何もしなくても毎月発生するお金です。
だからこそ一度見直すことで、毎月の出費が確実に安くなります。
お金を稼ぐことと並行して固定費を見直すことで経済的な負担は減ります。
自分が1ヶ月にどれだけ固定費を払っているのかを確認して、節約できそうな固定費を見つけてみてください。
明日生きるお金がないくらい生活費がなくてもやってはいけない手段
ここでは明日生きるお金がないくらい生活費がないとしてもやってはいけない手段を紹介します。
- SNSなどの個人間融資掲示板を利用する
- ヤミ金を利用する
- ギャンブルで一攫千金を狙う
- 借金をして借金を返す
上記の方法はメリットよりも大きなリスクがあります。
お金を得ることができても返済が困難であったり、大きなトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
どれだけのリスクがあるのかをここで確認してください。
SNS等の個人間融資掲示板で「助けて、お金を貸して」と発信する
どれだけお金がなくてもSNS等の個人間融資掲示板で「助けて、お金を貸して」と発信することはやめてください。
なぜならSNSの個人間融資掲示板を利用するとトラブルに巻き込まれるリスクがとても大きいからです。
利用することで考えられるリスクは以下のようなものがあります。
- 法外な金利が発生する可能性がある
- 厳しい取り立てを受ける可能性がある
- 個人情報を悪用される危険性がある
- 詐欺に巻き込まれる可能性がある
- その他犯罪に巻き込まれる可能性がある
個人間融資は法律に乗っ取って仕事をしている企業ではなく、個人でお金の貸し借りをします。(本当に貸してくれる個人間融資はある?)
そのため法律を意識しない金利や取り立てを受けるリスクはとても高いです。
またSNSの特徴として、顔も見えない相手から借りるというリスクはとても大きいです。
個人とはいいつつもヤミ金が中にいる可能性もあります。
危険なところから借りてしまえば自分だけ出なく家族にも危険が及びます。
SNSで個人間融資掲示板を利用することは絶対にやめてください。
本当にどこからも借りれなくてもヤミ金からはダメ
お金がなくて厳しい状態でどこからも借りられなくてもヤミ金は利用しないでください。
ヤミ金を利用するデメリットは以下の通りです。
- 法外な金利が発生する
- 違法な取り立てがある
- 犯罪に巻き込まれる危険性がある
- 支払いができないと自分だけでなく、身近な人にも嫌がらせがある場合も
ヤミ金を利用すると上記のようなリスクがあります。
ヤミ金とは国や都道府県に登録をせず貸金業法も無視して営業している違法な貸金業者のことです。
審査が甘いため、誰でもお金を借りることができる一方で、大きなリスクがあることを理解してください。
どれだけ生活に苦しい状況になってもヤミ金でお金を借りることがないようにしてください。
ギャンブルで一攫千金を狙う
お金がないからといってギャンブルで一攫千金を狙うことはやめてください。
ギャンブルはこの記事でも書いたように、運の要素が強く、勝つときもあれば負けるときもあります。
一攫千金を狙っても確実に勝てる保証はありません。
負けてしまえばさらにお金を失い、生活が困難になります。
生活が苦しいからこそギャンブルに頼るのではなく、支出を減らし収入を安定させることができるように行動することが大切です。
ギャンブルで一攫千金というのは確かに夢があります。
ですが達成することは困難なので、堅実にコツコツと行動することが大切です。
借金を借金で返そうとすること
生活するためのお金がないとしても借金を借金で返そうとするのはやめてください。
借金を借金で返そうとする行為は多重債務になってしまいます。
多重債務とは複数の貸金業者から借金をしている状況のことをいいます。
また複数の会社からの借金返済が困難になっている人のことは多重債務者といいます。
多重債務に陥ってしまうと、各社からの返済に追われる生活になります。
そして一度滞納するとどんどん返済が困難になり、督促や財産の差押えまで発展してしまう可能性もあります。
一社を返済しても、そのために借りたお金の返済があり、金利も発生するため借金が大きくなっていきます。
返済を滞納してしまえば、信用情報にも傷がついてしまいます。
借金を返すために借金をするのは危険な行為なのでやめてください。
生活費が無い時に頼りたい国の制度
ここでどうしても生活費がないときに頼りたい国の制度を紹介します。
紹介する制度は次の4つです。
- 失業保険
- 傷病手当金
- 在宅確保給付金
- 総合支援資金
どれも本当に困っている状況のときに助けてくれる制度です。
利用するための条件もありますが、条件を満たしている方は利用を検討してみてください。
失業保険を無職になったタイミングで受け取る
無職になってしまい生活費がないのであれば、失業保険の申請をしてみてください。
失業保険は正式には雇用保険といいます。
失業した場合に失業手当を受け取ることができ、失業中の生活を心配することなく、再就職ができるように支給されるものです。
ハローワークが窓口になりますので、仕事を辞めたタイミングで申し込みに行ってください。
失業保険を受給する条件は次の3つです。
- ハローワークに申し込みに行った時点で失業している
- ハローワークに求職の申し込みをしている
- 退職日以前の2年間に雇用保険加入期間が通算で12ヶ月以上ある
上記の条件に当てはまる方であれば失業保険を申請できます。
無職になった理由によって受給期間などが異なりますので、窓口の担当者に確認をしてみてください。
傷病手当金なら病気やケガで働けなくなった時に助かる
病気や怪我で働けなくなったときは傷病手当金を利用することができます。
傷病手当金とは、健康保険の被保険者が病気や怪我で仕事をすることができず、十分な給料を会社からもらえない場合に受給することができるものです。
怪我や病気になって仕事ができないリスクは誰にでもあります。
仕事ができないと給料が下がるので、生活が苦しくなってしまいます。
そのようなときに利用できる制度があるのはとてもたすかります。
傷病保険金を受給するための条件は次の4つです。
- 業務外で病気や怪我をして仕事ができない
- 仕事に就けないと判断される
- 4日以上仕事に就けない
- 休んでいる間に給料が支払われない
もしもこれらの条件に当てはまるのであれば申請してみてください。
住宅確保給付金で家賃を借りて住まいを確保する
住宅確保給付金を活用して家賃を借りて住むところを確保することができます。
住宅確保給付金とは主たる生計維持者が離職・廃業後2年以内である場合、もしくは個人の責任・都合によらず給与等を得る機会が、離職・廃業と同程度まで減少している場合において、一定の要件を満たした場合、市区町村ごとに定める額を上限に実際の家賃額を原則3か月間支給するというものです。
生活する場所が確保できなければ、新たに仕事に就くことは困難になります。
住宅確保給付金を活用すれば、住宅の心配をすることなく再就職の準備をすることができます。
総合支援資金を市区町村の社会福祉協議会に申込む
どうしても生活費がないのであれば、総合支援資金を市区町村の社会福祉協議会に申し込むという方法があります。
総合支援資金とは、離職や収入減などで日常生活が困難になってしまった世帯の生活の立て直しのために利用できる制度です。
これは貸付になるので、将来的に返済が必要な借金になります。
また誰でも借りられるわけではなく、審査を行い貸付をしても返済ができるまで立て直しができると判断された方に貸し付けられます。
主に以下の費用として支給されます。
- 住宅入居費
- 生活支援費
- 一時生活再建費
申請窓口は市区町村の社会福祉協議会になります。
正確に世帯の現状を説明し、利用することが可能か、担当者に確認してみてください。
生活費がなくお金も借りられない時の最終手段
ここでは生活費がなくてお金も借りられないときの最終手段を紹介します。
紹介する方法は「債務整理」と「生活保護」です。
債務整理をして借金を減らす
もしも借金が多く、その返済の負担が大きくなっているのであれば、債務整理をして借金を減らすことが効果的です。
債務整理は借金の減額や免除を目的として、裁判所や債権者に申請して行う手続きです。
債務整理を行うと信用情報に債務整理を行ったという記録が残りますが、目の前の借金を減らし、返済の負担を減らせるという大きなメリットがあります。
債務整理にはいくつかの段階があります。
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
減額できる金額や、手続き方法などに違いがあります。
そのため自分の状況に合った債務整理を行う必要があります。
弁護士に相談することができますので、検討してみてください。
生活保護を申請する
どうしてもお金がなくて生活ができないのであれば生活保護を申請するという方法もあります。
生活保護制度は、生活に困窮する方に対し、その困窮の程度に応じて必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障するとともに、自立を助長することを目的としています。
(参照:生活保護制度 |厚生労働省)
生活保護制度は国民の権利です。
どうしても生活が苦しく、困っているのであれば生活保護を申請するための相談に行ってみてください。
生活保護の窓口は各自治体の福祉事務所や支庁にあります。
生活保護の扶助には以下の8つがあります。
- 生活扶助
- 教育扶助
- 住宅扶助
- 医療扶助
- 介護扶助
- 出産扶助
- 葬祭扶助
- 生業扶助
それぞれを生活保護でサポートしてくれるので、必要最低限度の生活は送ることができます。
生活保護は各自治体によって最低生活費に満たない場合に不足額が支給される仕組みです。
資産があるのに申請して支給を受けたり、収入があっても申告をしないなどの不正があった場合は受給した保護費を返還することが求められます。
また働ける状態にある人は働くことを求められますし、子どもの学校の費用など必要なお金を滞納することは認められません。
できる限り生活の水準を上げる努力をして生活保護を受けなくても生活ができる努力をすることが大切です。
国民を守るために存在している生活保護なので、利用することは恥ずかしいことではありません。ですが、生活保護は国民の税金で賄われています。
不正受給などはせず、少しでも早く状況を好転できるように取り組んでください。