デート代がきついと感じるラインは一概には決められず、それぞれのライフスタイル・デート内容で大きく変わります。
デートでの気合い・気遣いが間違った方向へ傾くと、自分の収支管理能力を超えた支出となりお金のトラブルに発展する危険があります。
片方だけが全額負担する・お互いの金銭感覚が合わない状態での決済・一人暮らしのギリギリのやり繰りなどの要因が足を引っ張り、デートでお金を使いたいけれどお金が足りないという悪循環を生み出しています。
デートの目的は必ずしもお金を使うことだけではなく、お金が足りない状況でも公園デート・おうちデートでお互いの時間を共有することで対処することができます。
お金が足りないということを1人だけの問題として考えるのではなく、お互いで解決できる環境を作ることが最重要になるでしょう。
もしお互いが問題解決の機会を作っても状況が改善できないときは、自分の気持ちに正直に向き合いながらお互いの関係を見つめ直し、別れる決断を選ぶことが未来の2人にとって良い選択になるのかもしれません。
- デート代がきつい理由は過度の気合い・気遣い・不公平な全額負担・収支の限界
- デート代の目安は20代男女3,000〜5,000円・30代男女5,000円〜10,000円程度で男性負担が多い
- デート代がもったいないと感じれば対策をとり、改善できなければ別れることも検討する
- デート代でお金のトラブルが起こるのはお互いの金銭感覚が合っていないから
- デート代をかけない対処法方は公園デート・散歩デート・おうちデートでお金をかけず楽しむ
デート代は月いくら?目安・平均金額
他のカップルが毎月どれくらいのデート代を払っているのか気になるところです。
一般的に20代の男女では3,000〜5,000円・30代の男女では5,000円〜10,000円程度のデート代が支出されているようです。
ある統計では男性が女性に対しデートで10,000円以上支払うケースが3倍多く、多くのデートで女性のデート代を男性が負担しているという事実が示されています。
このデータにより男性は女性にお金の負担をかけさせることを避け、自分をアピールすることを重視する目的が窺えます。
この金額はあくまで目安であり、平均以下という理由で無理にデート代を上げてしまうと、自分の収入に見合わない支出となりお財布事情がより厳しいものになってしまうリスクがあります。
年代別・性別 | 平均金額 |
---|---|
20代男性 | 3,000〜5,000円 |
30代男性 | 5,000円〜10,000円 |
20代女性 | 3,000〜5,000円 |
30代女性 | 5,000円〜10,000円 |
(引用:20~30代独身男女に聞くデート代1回あたりの予算、最多は「5000円~1万円」|@DIME アットダイム)
デート代がきついと思う理由
デートでは自分を良くアピールしたいと思うものです。
そんな気合がデート代と直結してしまい、毎回のデート代が高額になってしまう原因になることがあります。
また相手を気遣うあまり毎回食費やイベント費を全額負担している状況では、1ヶ月の収支に大きなダメージを与えることになります。
逆に毎回デート代を全額負担をしているのに、お願いしてもデート代をだしてくれない彼氏・彼女と付き合えば、今後もデート代がきついという現実が継続してしまうでしょう。
一人暮らしには生活に必要な多くの費用があり、それとは別にまとまったデート代を捻出することは簡単なことではありません。
デート代でお金を多く使いたい気持ちは理解できますが、収入・支出のバランスに悪影響のあるデート代は、借金などの金融トラブルに発展する可能性があることに留意してください。
デート代にかけられるお金はひとそれぞれのライフスタイルで異なるため、「〇〇さんがこうしてくれたから、あなたもしなければならない」という理屈は成り立たないのです。
毎回、特別なことをしようと気合が入りすぎている
デート代がきつい時と感じる人は、デートにかける費用が収入に過度の負担をかけてしまっている可能性があります。
デートの度に気合が入りすぎ出費が大きくなると、気持ちとは裏腹に収支のバランスを崩す原因となります。
特別なことをしたいという気持ちは理解できますが、毎回デートで無計画な出費を続けてしまうことは問題と考えるべきでしょう。
毎回のデート代が大きくなれば、デートに行きたくてもお金が足りないという理由で、次回のデートができない事態も起こり得ます。
また女性であればデートの度に服・小物などファッションに、お金をかけてしまうことがひとつの要因かもしれません。
相手を喜ばせるデートはお金をかけることだけがすべてではありません。
毎回特別なデートを繰り返してしまうと、毎回デートの金銭的ハードルが高くなるデメリットもあります。
特別なことをしてお金をかけるデートは毎回ではなく、ここぞというタイミングで実行することもひとつのポイントと考えてください。
男性、もしくは女性だけが全額負担をしている
デートで自分をアピールすることは大切です。
デートで発生する食事代・イベント代などを相手に払わせることが心苦しく、いつも自分で全額負担する人は注意が必要です。
特にデートに誘った男性側にとっては、女性に負担させることで自分の評価がマイナスになってしまうことを懸念して全額負担をおこなうことがあります。
デート内容にもよりますが毎回2人分のデート費用を負担するとなると、それなりに収入がある人でも収支管理が難しくなるでしょう。
頼れる男性のイメージをキープすることも大事ですが、時には女性側にもデート代の負担を提案してみることをお勧めします。
女性側が毎回デート代を全額負担している場合、彼氏としての資質を試す意味でも、勇気を持ってデート代の負担を要求してみましょう。
あなたに好意のある男性なら、大抵の場合快く金額負担を受け入れてくれるでしょう。
彼氏、彼女がデート代を出さない
デート代を払って欲しいのに、彼氏・彼女が毎回デート代を払わないとき財布に大きな負担となります。
デート中はどちらが費用を払うか曖昧になり、流れで自分が相手の費用を負担するシチュエーションはよくあります。
しかし毎回相手が自分にデート代を払わせているのであれば、彼氏・彼女の関係を考え直すタイミングなのかもしれません。
相手のことを思いやる利他的な行動ではなく、常に自分の利益を優先させる利己的な行動をとる人間と付き合うことは、これからより関係を深めていくうえで賢明な行動とはいえません。
複数回デートを重ねあなたがデート代の負担をお願いしても、相手がデート代の負担を拒否する場合は、恋愛対象として付き合うことをやめ距離をとってみるのもひとつの選択といえるでしょう。
一人暮らしで生活費でギリギリだから
一人暮らしで生活費に余裕がない人は、デート代にお金をかけることが難しいという現実があります。
一人暮らしの大学生では仕送り・アルバイト代だけでは、生活費を賄うことで精一杯の状況も珍しくありません。
デートに用意するファッションを整えるだけでも、それなりのお金は必要になり、その分ギリギリの生活費になってしまうのです。
一人暮らしの社会人の場合はデート内容が学生よりランクアップすることで、1回のデート代が高額になるケースが考えられます。
社会人として毎月それなりの収入がある人でも、複数の異性と真剣交際を前提としたデートをすると、毎月の支出は大きなものになります。
もとよりあまり生活費に余裕がない社会人の人は、デートの回数が少なくても、すぐに支出できる費用の上限金額をオーバーしてしまうでしょう。
毎月の収入アップの対策をとらないと、思うようなデートの実現が難しいという厄介な問題が起こるのです。
デート代がきつくて足りない時の対処方法
お金が潤沢にありデート代にいくら費やしても問題ないという人は少ないでしょう。
社会人で収支管理を徹底している人でも、デート回数が増えれば支出が大きくなり、デート代がきつくて足りないという状況に陥ります。
アルバイトをしている一人暮らしの大学生なら、なおさら厳しいと感じる人が多くいます。
まず大前提としてお金をかけるデートだけが、2人の距離を縮める最良の手段ではないことを理解してください。
デート代が足りないのであれば公園デート・散歩デート・おうちデートなどに切り替えることで、お金をかけず2人の時間を共有するという対処方法を実践してみましょう。
おうちデートはお互いの工夫で、デートにかかる多くの費用を削減しながら楽しい思い出を多く作ることができるお勧めの方法です。
またお互いにお金について話合う機会を作り、金銭感覚の共有を意識できれば、お金を支払う回数・金額がそれぞれの収支のバランスを崩すことはありません。
お金のことで話しあってみる
デート代がきつい状況でデート回数を増やしてしまうと、生活費・税金の滞納など危機的状況に陥ることになりかねません。
彼氏・彼女同士で会う機会を作り、お金のことで話し合ってみることをお勧めします。
毎月多くデートを重ねている間柄であっても、お互いがお金のことをどう思っているのか真剣に聞く機会は意外と少ないのではないでしょうか?
「重たい空気は嫌」「嫌われたらどうしよう」という気持ちは十分理解できます。
しかしどこかのタイミングでお金についての認識をお互い共有しないと、これから先のデートで2人にとって有益な時間は訪れません。
不安により現実を直視せず問題を先延ばしにすることは、遅かれ早かれお互いが不幸になるリスクとなるでしょう。
少しの勇気で今の現状が改善され、もっとデートを楽しめる2人になれるようお金について前向きに話し合ってください。
お金のかからないデートをする
デートで楽しい時間を過ごすためには、本当にお金が必要でしょうか?
確かにお金を払うことで遊園地やイベントに参加し、楽しい思い出を作ることは欠かすことのできないデートの醍醐味でしょう。
しかし例えば一緒に公園で2人の時間を作って楽しむデートは、遊園地で遊ぶデートより思い出に残らないデートなのでしょうか?
2人で景色を楽しみながら歩く散歩デートは、期間限定で参加できるイベントより楽しめないデートなのでしょうか?
もしお金が2人のデートの価値に優劣をつけてしまうのであれば、お金がもたらす価値がなくなれば、2人のデートはその大部分の意味を失うでしょう。
お金がもたらす体験だけでなく、見えないものにまで喜び・親しみを感じながらデートを楽しむカップルは大勢います。
お金を使って楽しむことを優先している人は、少し違う視点でお金をかけずお互いの関係を深める方法を実践してみましょう。
おうちデートにする
お金をかけずデートを楽しむ対処方法として、おうちデートは最適な方法といえます。
おうちデートでは工夫次第で、デートで発生する移動費・イベント費・食費・宿泊費などをすべて削減することができるからです。
「部屋でできることなんて少ないしつまらない」と感じる人もいますが、むしろ今までとは違う楽しみ方でデートを過ごすこともできます。
おすすめおうちデートプラン
- 映画・ドラマ鑑賞
- 2人でDIY
- 2人で料理を作る
- ゲームで遊ぶ
- イチャイチャする
おうちデートは自分達のプライベート空間でイチャイチャできることが一番の醍醐味でしょう。
また相手・自分の好きな映画やドラマを鑑賞することで、話が盛り上がり自分や相手の好きなものへの理解が深まります。
ゲームを楽しんだり、1人では難しいDIYを2人で協力して完成させるなど、達成感や思い出作りには最適なシチュエーションになります。
また2人で料理したり、自慢の手料理をご馳走することで、信頼感がアップすることも期待できます。
デートの時間や回数を減らす
デート代がきつく短期間に何度もデートが難しいと感じる人は、意識してデート時間・回数を減らす対処法を実践しましょう。
この方法を実践するときは、気をつけていただきたいポイントがあります。
気をつけるべきポイント
- 相手に最大限の配慮をする
- 理由をオブラートに包む
- 時間・回数を減らしすぎない
突然デート時間・回数を減らすことによって、相手が傷つくことになるような事態は必ず避けてください。
相手の気持ちを尊重しながらお互い納得してデート回数を減らし、気持ちが冷めないように最大限の配慮をしながら実践しましょう。
デート回数が減る原因がお金の問題ということを、正直に伝えることはもちろん重要です。
しかし毎回お金がないという理由でデートの誘いを断れば、自分の信頼が著しく下がってしまうリスクは無視できません。
時にはお金がないという理由を、問題がでない範囲でオブラートに隠して伝えることも必要になるでしょう。
また極端にデート時間・回数を減らしすぎると、相手へ無用の誤解を与え関係悪化の原因になるリスクにもなるため注意しましょう。
デート代がもったいないなと思いだしたら別れることも検討する
デートは楽しい時間を共有し、思い出を増やすことが目的の本質といえます。
しかし時にお金を使って得ることができる喜びだけが重要視され、お互いの信頼関係を度外視したデートも存在します。
中には自分にお金をどれだけ払ってくれるかが、愛情のステータスと考えている人もいます。
自分が相手にしてあげたいと思って行動するのであれば、お金の消費は問題にはなりません。
もしデート中に義務感や抵抗を感じながらお金を消費しているのであれば、このまま関係を続けることだけが最善とはいえません。
お互いの金銭感覚に乖離があったり、極度のマンネリを感じるのであれば、別れることも選択肢のひとつとして考えるタイミングかもしれません。
金銭感覚が合わないのは致命的
デートではお金が必要になる様々なタイミングがあります。
1回のデートで必要なトータル金額は、付き合っている彼氏・彼女の金銭感覚によりそれぞれ違ってくるでしょう。
お互いの金銭感覚が合わずお金の認識に乖離がある場合、円滑なコミニュケーションを妨げる要因になることがあります。
具体的にそれが顕著に現れるのは、決済が必要になる行動をするタイミングです。
例えば2人でショッピングをする時、購入予定の商品の金額が「高すぎる」と思うのか「この値段は妥当」と思うのかで行動が変わります。
お互いが真逆の金銭感覚を持っている場合、ショッピングでお金に関するトラブルに発展することは十分考えられます。
このようにお互いが金銭感覚の共有を適切にしていないと、ショッピングだけでなく色々なシチュエーションで信頼関係の悪化を助長させます。
話合いなどで金銭感覚の共有を試みても改善されず、本心から「デート代がもったいないかも」と感じてしまうなら、今後のお互いのためにも別れることを検討するタイミングなのかもしれません。
マンネリを解消するためにも仕事や趣味に集中してみる
物理学の世界では熱力学第2法則 という物理法則があります。
簡単に説明すると「熱いコーヒーを放置すると熱は周囲に逃げ、コップ内のコーヒーはやがて冷める。一度逃げた熱はひとりでに戻ることはない」という日常生活で誰もが経験のある物理現象です。
この現象は恋愛にも当てはまり、お金を使うデートを繰り返しお互いの関係がマンネリになってしまった、彼氏・彼女の気持ちも同じなのかもしれません。
マンネリ化した状態でデートを重ねても、いたずらにお金を使う機会が増えるだけで、お互いの心の距離はそれ以上近くなることはないでしょう。
そんなときは仕事や趣味に意識をフォーカスし、新鮮な気持ちで1日を送るライフスタイルに切り替える対処法を実践してみませんか?
いつものルーティーンを意識的に変えることで、自分の本当の気持ちをゆっくり見つめる時間を作りましょう。
自分の気持ちと丁寧に向き合った後も、変わらない愛情を感じるのであれば、お金の問題についてお互いで話し合う機会を増やしてください。
気持ちに変化があり今は仕事・趣味にエネルギーを使いたいと思うなら、自分の気持ちに正直に行動し、お金と時間を大切にする選択をすることも、お互いのために必要なのかもしれません。