借金問題

借金300万円は大したことない?いくらからやばい?自力で完済する方法や返済まで何年かかるのかなど解説

今、借金をしている人の中で、「いつか何とかなる!」「自分でそのうち返せるだろう」と思っている人は要注意です。

借金は一旦作ってしまうと、段々と感覚がマヒしてきてしまい、最初は数万円だった借金が気づいたら何百万にも膨れ上がってしまうこともあります。そうなってしまっては遅く、自力での返済も困難になります。

そこで、今回は借金は実際にいくらからがヤバイのか、消費者金融やヤミ金などの実態、また、自力で完済する方法、そして完済するまでどのくらいの年数が掛かるのかなどについてご紹介します。

今、借金をしている方、誰にも相談出来ずに悩んでいる方に参考になる情報です。

この記事でわかること
  • 借金は年収の1/3以上になると生活に支障が出てしまう
  • 借金が300万円になる原因は元金と利息の関係にある
  • 借金300万円返済するには低金利へ借り換えをする
  • 借金300万円を自力で返済するためには何年かかるのかシュミレーションで解説
  • 借金300万円は大したことないと思うのは大きな間違い

【要確認】
✅毎月の返済が1社以上or
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>>この記事の監修者情報

借金はいくらからやばいか

借金は、一体いくらからがヤバイと思いますか?

少額であれば返せるから大丈夫!と思っているあなたは大間違いです。1万円くらいなら大丈夫とちょこちょこ繰り返すうちに、だんだんと利息で借金は膨れ上がっていきます。

収入の違い、生活レベルの違いなど様々な要因があり一概には難しいですが、第一の目安としては、年収に対してどれくらいの借金があるかというラインがあります。

また、借金を返済するために借金をしてしまうとどうなるのか。貸金業者は何社まで借りて大丈夫なのか等、借金で行き詰っている人は必見情報をお届けします。借金に対して、呑気に考え、現実逃避している人は目を覚ます情報になること間違い無しです。

収入の1/3を超えると生活に支障がでるからやばい

借金は、自分の年収の内、どのくらいしても大丈夫なのかをお伝えします。実は、年収に対して3分の1を超えてしまうと危険な状況に陥ります。基本的には、貸金業者の融資可能な限度額は、年収の3分の1となっていますが、それは、借金がそれ以上となってしまうと返済出来なくなってしまう金額だからです。

つまり、借金が100万円以下であったとしても、年収が3倍は無いと返済は厳しくなります。

また、貸金業者の最低返済額は、借金額が多い程、返済率が低くなるように設定されています。逆に、借金が少ない程、月々の返済率が高くなるので、低収入の人が少額の借金をする方が、返済に困難になってしまうので注意が必要です。

100万円と3桁になると借金にマヒしてくるからやばい

借金を減らそうと思ってはいるけれど、ギャンブルや生活費など、使いたい衝動に駆られてしまうと、「1万円くらいいいや」と銀行にお金を下ろしにいく感覚でキャッシングををしてしまうことがあります。

今やキャッシングは24時間コンビニエンスストアでもATMで借りることが出来るので、いつでもどこでも借りることが出来ます。

しかも、毎月の支払をすると、借入可能額が増えるので、それを貯金と勘違いしてしまい、また借りてしまい、結局借金が100万円以上、膨れ上がってしまうといことがあります。100万円なら、毎月少しずつ返せば完済出来るだろうと思うかもしれませんが、実際は利息があるので、完済まで相当苦労します。

複数消費者金融から借りだすと多重債務者でやばい

1社からの借金が限度額を超えてしまうと、次に考えるのが「他の業者からも借りられないか」ということです。また、その1社の借金を返す為に、他の業者から新たに借りようとします。

すると、どうなるでしょうか。借りては返し、借りては返しを繰り返していくうちに、新たに借りた消費者金融の利息も膨らんでしまい、あっという間に借金が2倍になります。

そして、1社返済出来なくなると、全てが返済出来なくなってしまい、結果として借金地獄に陥ります。

そして、消費者金融からの催促電話がひっきりなしに来てしまったり、就業先にも電話が来ます。最悪、預貯金や給与の差し押さえられます。

ヤミ金からの借金するようになったらもうめちゃやばい

そして、消費者金融以上にヤバイのが、ヤミ金です。

よく昔はテレビドラマで、ヤミ金に追われるシーンを観たことがある方も多いのではないのでしょうか。自宅に借金返せと張り紙を貼られてしまったり、大きな声で玄関前で叫ばれたり・・・。

ヤミ金に手を出してしまうと、利息もですが、ブラックリストにも載りますし、怖い人との関わりも出来てしまい、将来結婚も出来ないなんてことになりかねません。ヤミ金と関わっている人と結婚したいなんて誰も思いません。ヤミ金にだけは手を出すのはおすすめ出来ません。

しかし、借金をしてどうにもならない人が精神的に追い詰められてしまい、恐ろしいヤミ金を分かっていても理性が働かずに手を出してしまうところが本当の怖いところなのです。

借金が300万円になる原因

数万円だった借金がなぜ、300万円にも膨らんでしまうのか。

借金をしている人は、こんなに借りていないのにと焦ってしまう方も多いのではないでしょうか。借金は、元金+利息で出来ています。借りたお金だけ返せば良いという訳ではないのです。

利息が膨らんでしまったり、元金が減らなかったり、どこからいくら借りているのか把握出来なくなってしまったり。また、返済する為にまた新たな消費者金融で借りてしまったり。借金が膨らんでしまう様々な原因について、しっかりと理解しておくことが大切です。

利息が膨らむから

借金には必ず利息が付きます。元金と利息を合計した額を返済しなければなりません。ただで貸してくれる消費者金融は無いです。返済しても返済しても借金が減らないのは、利息があるからです。

金利が高いということだけでは借金は膨らみませんが、高い金利であればある程、毎月の返済額の利息率は高くなってしまうので、それだけ多く毎月返済をしていかなければ利息は、どんどん膨らむ一方です。

例えば、100万円の借金をして金利が11%の場合、年間で11万円の利息を支払わなければなりません。ここまで金利が高いと、毎月の利息率はかなり高くなりますので、借金が減るスピードは落ちるかどんどん利息が膨らみます。

元金が減らないから

借金は返済しているようで、実は返済出来ている訳ではないのが実際です。

何故かというと、例えば100万円の借金で月々1万円ずつ返済しているとすると、それは利息分になります。利息だけ支払っているので、元金が永遠に減らず、毎月支払っているのにいつまで経っても借金は減らないという現象が起こります。

それが、多重債務で何社もあったら、どの会社にも利息のみ支払っているだけなので、借金が減るどころか増えてしまったり、すべてが悪循環でどれだけ頑張っても借金が減らず借金地獄が続きます。

元金を減らすには、毎月の支払額を増額するほかないのですが、なかなか難しいという人も多いです。

どこからいくら借りているか把握できていないから

そして、気づけば300万もの借金を抱えてしまっている原因の1つとして、何社からも借りているうちに、自分がどこからいくら借金をしているのか、段々とわからなくなり麻痺してきます。

最初は数万円借りるだけと軽く考えていたのに、気づけば数万円が数十万円、そして数百万円と膨れ上がります。

借金をする人は、自分の管理がきちんと出来ない人が多く、そのような人が多重債務をしてしまった場合、返済計画を自力で考えることは難しいです。どこにいくら借りているのかを把握していないと借金はどんどん膨れ上がります。

返済をするために借りる自転車操業になってしまっているから

自転車操業という言葉を聞いたことはありますでしょうか。借金を返済する為に、また借金を重ねてしまい、それを何社も続けてしまうことを言います。

実際、こうなってしまうと、支払期日に払うことは出来るのですが、根本的に借金が減るかと言ったら、逆に増えてしまいます。借金を別のところに増やすだけなのです。

1社の借金を返すために2社、3社から借金をしてしまうなんて、何の解決にもなりません。計画的に返済することも不可能に近くなります。

こうなってしまったら、なかなか自力で返済することは難しくなりますので、債務整理をすることをおすすめします。

借金300万円を自力で返す方法

借金300万円を自力で返済するには金利の低い会社で借金を一本化する方法があります。利息も1つになり最終的な返済額を減らすことも出来ます。

「ダブルワークで稼ぐ!」という方法も有効です。本業に支障のない程度に在宅ワークなどで稼ぐ方法もあります。

それから毎日の支出を出来る限り削ることが大切です。まずはすぐに変えられる固定費を見直してみましょう。

300万円の借金を完済するためのシュミレーションをして計画的に返済することが大切です。

金利の低い会社でおまとめする

金利はとても重要です。金利が高いと、利息の額も増えてしまい、また返済額の中の利息率も高くなってしまいます。

その解決方法の1つとして、金利が低い会社に借金を借り換えるという方法があります。

特に、多重債務をしている場合は、「おまとめローン」にすることで、借金を1つにすることも出来ます。

また、「おまとめローン」にすると、下記の3つのメリットがあります。

  1. 借金を1本化することで、あれもこれも返済することなく返済計画が出来るようになる
  2. 毎月の返済額が少しでも少なくすることが出来る
  3. 金利の低いローンにすることで、借金返済額を最低限に抑えることが出来る

(リボ払いをおまとめローンにすると得?借り換えて返済する注意点・デメリット等解説)

銀行で相談に乗ってくれることもありますので、早めに相談すると良いでしょう。

仕事を掛け持ちして稼ぐ

毎月同じ額だけ返済していても、利息分があるので、なかなか借金が減らないということは、ここまで何度もお伝えしました。

では、どうしたら良いのか。減らないのであれば、「収入を増やす」ということも出来ます。朝から夕方まで一般社員として働いている場合は、仕事が終わってからダブルワークをすることも1つの方法です。

今は、自宅で在宅ワークも数多くありますので、体力的に辛い場合でも働く方法は多々あります。

ダブルワークのメリットとしては、収入が増えたり新たな仕事スキルが身に付き、本業でも生かせるということがあります。

逆にデメリットとして、働く時間が増えますので気力・体力に限界がきてしまい、体調不良になってしまうことが挙げられます。

本業にも支障が出ないよう、無理のない範囲でやりましょう。

支出を削って節約して使わないようにする

まずは、生活費を見直してみることで、無駄を省くことが出来ます。

食費 外食やコンビニはやめて自炊にする
交際費 友人との飲み会は極力我慢する
交通費 タクシーは絶対に乗らず歩く、自転車通勤にして交通費を浮かせる
家賃 家賃が高い場合は実家暮らしにしたりシェアハウスなど安いところに引っ越す
携帯電話 プランを見直して格安スマホにする
維持費が掛かるので特に必要なければ売る

毎月必ず掛かる固定費を中心に見直してみると良いでしょう。特に、家賃や車、交通費などはすぐに減らせるものになり、金額も大きいのでその分を節約することで返済額を一気に増やすことが出来ます。

これ以上、借金は作らない

当たり前のことですが、「これ以上借金を増やさない、作らない!」というのは、大前提です。

返済のために、いくら節約をしても借金を別に作ってしまっては、減ることは一生ありませんし、人生ずっと借金地獄になります。

特に、ギャンブルをしている人やホストやキャバクラ通いでやめようと思っていてもやめられない人は要注意です!借金を減らそうと思っていても、気持ちが追い付かず、ついお店に入ってしまうという方は、別の意味で治療が必要になってきます。

万一、そのような状態の場合は、心療内科に相談にいくのも1つの方法です。

「借金は絶対に作らない!」と、しっかりと現実を見て認識することが大切です。

借金300万円は何年で返せるのか、シミレーション

では、現実的に考えて、借金300万円は何年で完済出来るのかシュミレーションしてみましょう。(金利は年15.0%で試算してみます)

月々の返済額 利息合計 完済までの年数
¥100,000 \783,534 3年2ヵ月
¥70,000 \1,322,802 5年1ヵ月
\57,000 \1,918,910 7年

上記表を見てわかるように、300万円の借金で金利が15%の場合、基本的には借入金の2%以上は返済していかなければなりませんので、最低でも月々57,000円以上は返済する必要があります。

利息の合計金額も凄い額になってしまっていますよね。ご自身の収入からこの返済額を果たして出せるのか・・・。

現実を直視し、どれだけ節約しなければならないのか、また収入を増やさなければならないのかよく考えて返済計画を立てるようにしましょう。

これ以上借金を増やさない!やってはいけないこと

これ以上借金を増やさない為に3つの必要なことがあります。

ギャンブルで借金を返済してはいけません。ギャンブルで返済は不可能です。

また、上手い儲け話や投資の話には絶対に乗らないように気を付けましょう。精神的に参っているときにこそ、こういった話が舞い込んできます。

そして、犯罪や闇バイトをすることで人生のすべてを棒に振るようなことはやめましょう。

借金を減らそうとしているのに、これらは逆に増やすことになった上、人生を棒に振ることになります。

ギャンブルで借金を返済しようとすること

借金をしている人が陥りやすいこととして、またギャンブルをして儲ければ返済が出来る!と思ってしまうところです。

それは、大きな間違いです!!

良く考えて下さい。ギャンブルで負けてしまい、キャッシングをしてしまったから、今あなたは借金が膨らんでいます。

その現実をきちんと受け止める必要があります。

借金をギャンブルで返せることは絶対にありません。パチンコ屋さんや競馬場はそれでは潰れます。

儲け話、投資話に乗らない

借金をしていると、そこに漬け込んでくる人がいるので要注意です。

「上手い儲け話がある」

「これに投資したら絶対に儲かって借金がすぐに0になるよ

なんて言われたら、あなたはどうしますか??特に、騙されやすい人の特徴にはこんなところがあります。

  • 意思が弱く、決断力がなく人に流されてしまう
  • 物事を冷静に考えられない人
  • 努力が嫌いで楽してお金を稼ごうとする
  • 計画性が無くだらしがない、約束を守らない人

少しでも当てはまるという人は要注意です。

また、借金で精神的に切羽詰まっている人だったら、騙されて更に借金が膨らんでしまうなんてこともあります。このような儲け話には絶対に乗ってはいけません。

犯罪・闇バイトで稼ごうとしない

これも当たり前のことですが、犯罪や闇バイトで稼ごうとすることはもっての外です。

違法なバイトとは、下記のようなバイトが出回っています。

  • 不動産の名義貸し
  • 受け子・出し子
  • 口座売買
  • 出会い系のサクラ
  • 夜逃げ屋

テレビドラマに出てくるようなものですが、本当にこのような違法な闇バイトが出回っているのが現状です。こんなことに手を染めてまで自分の人生の一生を無駄にするのは残念でなりません。

絶対にこのような闇バイトや犯罪に手を出すことはやめましょう。こんなことに手を出すくらいなら債務整理や自己破産をした方がよっぽどマシで健全な手続きです。

借金300万円は大したことがないと思っているなら、かなりやばい

借金が300万円あるからといって、大したことないと思っているあなたは、本当にヤバいのです。早く目を覚ます必要があります。

借金は、「無い」のが普通なのです。

住宅ローンや奨学金の支払いがあるというのは全うな理由なので問題ないですが、自分の生活費の為だったり遊ぶお金だったり、ましてやギャンブルでの借金なんて友人も周りから居なくなります。

年収に対してどのくらいの割合であれば返済が出来るのか。返済が出来ない場合は、弁護士に依頼をして債務整理をしてもらうことも出来ます。

また、これまで数年間、借金返済をしていた人は、過払い金があることも多々あり、借金が減額出来ることがありますので、過払い診断をすることも必要です。

総量規制は年収の1/3まで。それ以上の借金は返済が厳しい

借金返済に終わりが見えず、毎月毎月、借金が減らないと思っているあなたは、何かおかしいと気づくようになるでしょう。しかし、何とかなると現実逃避をしてしまう人が多くいます。

借金返済と年収の関係については、何度もお伝えしてきましたが、改めてお伝えすると、年収の1/3までと言われています。それ以上の借金がある場合は、返済はとても厳しくなりますので、まずはその現実を受け入れるようにしましょう。

そして、どう計画的に返済していくのかを判断するのは自分では難しくなってくるので、専門家に相談することをおすすめします。最近はネットでも気軽に相談出来るようになってきていますので、弁護士に早めに相談をし返済計画を立てましょう。

自力で返すのを諦めて債務整理をお願いする

自力で返済出来ない場合は、必ず債務整理の相談をするようにしましょう。

それが借金を完済する一番の方法です。「何とかなる」という考えは現実逃避をしているだけで、借金は何ともならず、むしろ増える一方です。

債務整理とは、借金を法的に減額・免除することが出来る手続きなのです。「借金の返済のために多重債務してしまっている人」や「滞納して払えずにいる人」などの、返済が難しい状況にある人たちの経済生活を立て直す為の救済制度です。

恥ずかしいことではなく、しっかりとここで返済をしていくことで借金地獄から抜け出すことが出来ます。この借金さえなければ幸せなのに・・・と思っている方は、すぐにでも相談しましょう。

その前に減額診断を受けて過払い金など返ってこないか調べる

減額診断とは、債務整理や過払い金を請求する業務を担当している司法書士事務所や弁護士事務所のサービスです。

サイト上で、借金額や借入先、期間などを入力すると、債務整理や過払い請求の有無、また、これらの手続きをした場合の月々の支払額を診断してくれます。

実際、簡易的な診断ですので、参考程度にしておく必要がありますが、1つの目安にはなるでしょう。

実際は、弁護士に様々な情報を伝え、多重債務している人はどこにいくら借りているのかを伝えると、弁護士があなたに代わって各社と交渉をしてくれます。そこで過払い請求が通ると月々の返済額をどうするか相談しながら決めていくことが出来ます。(リボ払いに過払い金は発生するの?)

その間は借金を支払う必要は無いので、しっかりと完済に向けての計画を立てつつ、自分の生活を立て直す準備が出来るでしょう。弁護士に相談する前に、まずはこのようなサイトを利用しながら自分の置かれている状況を受け止めることが大切です。

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この記事の監修者 山口学
事務所 株式会社トイント
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