リボ払い

リボ払いと分割払いの違いとは?支払いの比較や手数料はどっちが得なのか等わかりやすく解説

リボ払いと分割払いは、いずれも複数回に分けて支払いをおこなう方法です。しかし、分割回数や手数料、返済総額などに細かい違いがあるため、どちらを利用するかは慎重に決める必要があります。

どちらにも良い面、悪い面があるため、片方の支払い方法が優れているわけではありません。自分の返済計画や資産状況、今後の出費などに応じて使い分けることが大切です。そのためには、両者の違いを知っておかなければいけません。

リボ払いや分割払いの利用を検討している人に向けて、両者の特徴や違い、返済シミュレーションなどをまとめました。リボ払いや分割払いを使うと、支払い金額や返済期間がどうなるのか分かるとともに、おすすめのクレジットカードや注意点なども理解できます。

この記事でわかること
  • リボ払いと分割払いの違いは、分割方法が異なる
  • リボ払いは分割払いよりも、手数料が高くなりがち
  • 分割払いは返済回数が最初から決まっている
  • リボ払いと分割払いは、手数料を計算したうえで返済計画を立てる
  • リボ払いと分割払いは、ほとんどのクレジットカードで利用できる

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リボ払いと分割払いの違いとは?

リボ払いと分割払いは、一回の請求を複数回に分けて支払いをおこなう点が共通しています。異なる点は支払い金額の決定方法で、リボ払いが毎月返済する金額を決めるのに対して、分割払いは分割回数によって支払い金額が決まります。

リボ払いとは毎月1万円ずつ、2万円ずつといった具合に、自分で決めるのは毎月の返済金額だけです。そのため、返済回数は自分が決めた金額と残高によって変わってきます。

一方分割払いは、最初に3回や10回といった具合に分割回数を決定し、毎月の返済金額は分割回数によって異なります。また、リボ払いと違い分割払いを利用する度に、分割回数を都度設定する点も特徴です。

もう一つの違いが、残高と返済金額の関連性です。リボ払いは一定金額以上にリボ残高が増えても、返済金額は全く変わりません。一方分割払いは、新しく請求を分割払いするごとに、その支払いがどんどん積み重なって毎月の返済金額が増えていきます。

毎月の返済金額を決めたい場合はリボ払いを、返済回数を決めたい場合は分割払いを選ぶと、望み通りの返済計画が立てられます。

(リボ払いと分割払いの違いとは?支払いの比較や手数料はどっちが得なのか等わかりやすく解説)

  • リボ払いは支払い金額を決めることによって、分割回数が決まる
  • 分割払いは分割回数を決めることによって、支払い金額が決まる
  • リボ払いは残高が増えても返済金額が変わらない
  • 分割払いは新しく使った分だけ支払いが増える

リボ払いと分割払いの手数料(利息)比較するとどっちが得?

リボ払いも分割払いも、最大で15%程度の手数料がかかる点は変わりません。しかし、分割払いは分割回数が少ないほど手数料が安くなりがちなので、分割回数にもよりますが、実際の手数料は12%~15%の間で変動します。(リボ払いの金利(手数料)とは?)

分割払いは、2回までの場合手数料がかからないクレジットカードも多いです。3回目以降から分割手数料が発生し、分割回数が増えるほど手数料も増えていきます。返済期間が伸びることもあり、分割回数は多ければ多いほど、かかる手数料も増えていきます。

一方リボ払いは、設定した返済金額にかかわらず手数料が変わりません。ほとんどのクレジットカードで、15%の手数料が発生します。手数料は年率で計算されるため、返済金額を増やして返済期間を短縮すれば、当然かかる手数料も少なくなっていきます。

両者を比較した場合、手数料が高く返済期間が明確に決まっていない分、リボ払いのほうが多く手数料を取られてしまう確率は高いです。

リボ払いの手数料 分割払いの手数料
三菱UFJカード 15.00% 12.25%~15.00%
楽天カード 15.00% 12.25%~15.00%
エポスカード 15.00% 15.00%
三井住友カード 15.00% 12.00%~14.75%
オリコカード 15.00% 12.20%~15.00%

リボ払いと分割払いの手数料の計算方法とシミュレーション

下記のデータは、リボ払いと分割払いの利用金額や返済金額を元に、返済総額や返済期間などをまとめたものです。毎月1万円ずつ返済する設定で、それぞれ10万円、20万円、30万円利用した際のシミュレーション結果をまとめました。

10万円利用の場合、返済期間は変わりませんが、リボ払いのほうが若干返済総額が少ないです。これは分割回数の兼ね合いから、リボ払いのほうが返済金額が高いためです。短期間で返済が終わる場合、多少手数料に差があったとしても、返済金額が多ければ返済総額は少なくて済みます。

20万円利用の場合、分割払いのほうが1万円以上返済総額は少ないです。また、返済期間にも差が出ており、1か月だけですが分割払いのほうが早く完済できます。また、完済まで2年もかかってしまうと、手数料の差が大きく返済総額の差に表れることがわかります。

30万円利用の場合、手数料は分割払いのほうが1万円以上すくないです。また、返済期間も5か月違っています。しかし、このケースではリボ払いと分割払いの手数料が同じため、20万円のケースと手数料の差はほとんど変わりません。

ちなみに、今回のシミュレーション結果で両者にそこまで大きな差がない理由は、返済金額を同額に設定しているからです。同じ条件でも、10万円の利用が2回、3回と続いた場合、リボ払いと分割払いでは返済金額が大きく変わってくるため、シミュレーション結果も全く異なります。

たとえば10万円利用・返済金額1万円を3か月連続で利用した場合、リボ払いの返済総額が383,845円円であるのに対して、分割払いは324,480円です。手数料だけで6万円ほどの差がでてしまうため、リボ払いや分割払いを複数回利用した場合は、また個別にシミュレーションする必要があります。

10万円利用・返済額月1万円の場合:シミュレーション結果
リボ払い 分割払い
支払い金額合計 107,948円 108,160円
支払い手数料 7,948円 8,160円
返済回数 12回 12回
1回目の支払い額 9,250円 9,017円
終了までかかる月数 12か月 12か月

 

20万円利用・返済額月1万円の場合:シミュレーション結果
リボ払い 分割払い
支払い金額合計 233,659円 232,640円
支払い手数料 33,659円 32,640円
返済回数 25回 24回
1回目の支払い額 9,500円 9,701円
終了までかかる月数 25か月 24か月

 

30万円利用・返済額月1万円の場合:シミュレーション結果
リボ払い 分割払い
支払い金額合計 383,845円 373,440円
支払い手数料 83,845円 73,440円
返済回数 41回 36回
1回目の支払い額 9,750円 10,385円
終了までかかる月数 41か月 36か月

リボ払いと分割払いの特徴やメリット・デメリット

リボ払いは、最初に返済金額を設定し、毎月決まった金額を支払い続けます。この返済金額はいつでも変更できるため、余裕のある月は多めに返済し、余裕のない月は返済金額を減らすといったことも可能です。

返済金額を自由に変更できることから、支出のコントロールが容易にできる点がメリットです。また、リボ残高が増えても返済金額が変わることはないため、使い過ぎた月でも返済が苦しくなることはありません。

ただし、リボ残高が増えすぎると手数料の発生ペースも早くなり、完済が困難になってしまいます。また、どれだけ使っても返済金額が変わらないため、現在のリボ残高や手数料の詳細を把握しづらい点もデメリットです(リボ払いのデメリット)。管理を徹底しないと、いつまで経っても完済できません。(リボ払いが終わらないはなぜ?)

一方分割払いは、最初に分割回数を決めます。この回数は後から変更できないため、分割回数を設定した時点で、毎月の支払い金額やかかる手数料は正確に把握可能です。

返済期間や金額が明確なので返済計画を立てやすく、指定した分割回数の返済が終われば必ず完済できます。また、2回の分割払いでは手数料が発生しないクレジットカードも多いため、返済総額を増やさずに済む点も大きなメリットです。

ただし、分割払いは使えば使うほど毎月の返済金額が増えるため、負担が大きくなっていきます。また、途中で分割回数の変更もできないため、急な出費があった際に対応しづらい点もデメリットです。

リボ払い 分割払
特徴 ・毎月決まった金額を返済する。

・残高が増えても返済金額は変わらない。

・返済期間やかかる手数料は、リボ残高と返済金額によって変動する

・最初に分割回数を決める。

・利用が増えるとその分支払いも増えていく。

・返済期間やかかる手数料は、最初から決まっている

メリット ・どれだけ使っても支払い金額が増えない

・毎月の支出を自由にコントロールできる

・返済期間が明確なため、返済計画を立てやすい

・2回の分割なら手数料がかからないケースも多い

デメリット ・リボ残高が増えすぎると、返済が困難になる

・残高や手数料の把握が難しい

・一度設定した分割回数は変更できない

・分割払いを多用すると、その分毎月の返済金額が増える

(リボ払いはなぜ規制されない?理由や専用カードが増えているやばいデメリット等解説)

リボ払いと分割払いの返済方法や返済期間の違い

リボ払いの返済方法は、すべて自分で決められます。最初にたくさん返済してもいいですし、毎月定額を返済することも可能です。返済スケジュールの決定権はすべて自分が握っているため、非常に自由度の高い返済が可能です。

返済期間も同様で、自分の返済金額に応じて返済期間を自由にコントロールできます。ただし、新しくリボ払いを利用すればその分だけリボ残高が増えるため、返済期間が都度変わってしまう点には注意が必要です。

分割払いは、あらかじめ分割回数によって決められた返済金額を毎月支払います。細かい金額の設定はできず、返済金額は完済まで変動しません。新しく分割払いを利用した場合は、現在の支払いとは別に支払いが発生するため、返済金額はどんどん増えていきます。

返済回数は変更できないため、返済期間が最初から決まっている点が特徴です。複数回分割払いの支払いがある場合でも、それぞれ指定した分割回数分だけ支払えば、必ず完済できます。

リボ払い 分割払い
返済方法 自分で決めた金額を返済する 分割回数によって決められた金額を返済する
返済期間 リボ残高や返済金額によって変動する 分割回数に応じて最初から決まっている

リボ払い・分割払いをする時の注意点

リボ払いや分割払いは無限に使えるわけではなく、クレジットカードの限度額分までしか利用できません。そのため、使い過ぎて上限額を超えないように注意する必要があります。利用限度枠がなくなってしまうと、ショッピング利用もできません。

また、リボ払いと分割払いはともに手数料が発生する支払い方法です。どの程度手数料がかかるのかをあらかじめ計算してから利用しないと、返済総額が予想以上に増えてしまう可能性があります。特にリボ払いは、利用分を増やすと手数料が変動していくため、その都度計算が必要です。(リボ払いがやばい理由)

リボ払いも分割払いも、本来は計画的な利用が求められる返済方法と言えます。無計画で使い過ぎてしまうと、返済残高が増えすぎて完済が難しくなったり、毎月の支払いが増えすぎて返済ができなかったりすることがあります。

  • 利用する前に、クレジットカードの利用限度額を超えないよう注意する
  • 手数料はあらかじめ計算しておき、返済総額を把握しておく
  • 無計画に利用し続けると、返済できなくなる可能性がある

毎月の上限額を把握、利用可能額内で利用する

リボ払いと分割払いが利用できるのは、クレジットカードの利用金額分だけです。毎月の利用上限はもちろん、残高が利用可能枠に達してしまうと、クレジットカードのショッピング利用もできなくなってしまいます。

リボ払いや分割払いは毎月の負担を軽くしてくれるため、つい毎月頼ってしまう人も多いです。しかし、利用を繰り返せば残高が増え続け、クレジットカードの利用可能枠がいっぱいになってしまいます。

毎月の上限やクレジットカード全体での利用可能枠は常に把握しておき、枠を超えない範囲での利用にとどめることが大切です。とはいえ、毎月のようにリボ払いや分割払いを使えばすぐに上限に達してしまうため、頼り過ぎないようにすることも重要と言えます。

数か月おきの利用に抑えたり、1回当たりの利用金額を下げたりするだけでも、使い過ぎを防げるケースは多いです。リボ払いや分割払いを使うなら、無計画な利用は厳禁と言えます。

  • リボ払いや分割払いは、クレジットカードの利用枠分までしか使えない
  • 毎月使い続ければ、簡単に利用枠の上限に達してしまう
  • 利用可能枠を把握して、使い過ぎを抑えることが大切

利息手数料をあらかじめ計算してから使う

リボ払いや分割払いを利用する際は、必ず手数料がいくらかかるのかを把握しておく必要があります。手数料は未払いの残高が増えたり、返済にかかる期間が長くなったりするほど、たくさん発生することが特徴です。

分割払いであれば、分割回数を指定した時点でかかる手数料が明確にわかります。あらかじめ手数料分のお金を残しておくことを意識すれば、大きく失敗することは少ないです。

一方リボ払いは、リボ残高や返済金額によってかかる手数料が変わってきます。また、継続的にリボ払いを利用するとその分残高が増えてしまうため、手数料も比例して増えてしまいます。発生する手数料が都度変わってくるため、返済期間が分からないと、正確な把握は困難です。

リボ払いを利用する際は、返済金額からあらかじめ返済期間を決めておき、その期間で必ず返済することが大切です(リボ払い返済のコツ)。返済期間が伸びてしまうと手数料も増えてしまうため、思わぬ返済総額の増加を招いてしまうリスクがあります。

  • 手数料は、未払い残高や返済期間に比例して増えていく
  • リボ払いは返済期間が決まっていないため、正確な手数料の算出が難しい
  • あらかじめ返済期間を決めておき、その期間内で完済することが大切

リボ払い・分割払いをするならおすすめのカード

クレジットカードの中には、リボ払いや分割払いをお得に利用できたり、細かい設定ができたりするものも存在します。リボ払いや分割払いを利用するつもりがあるなら、そういったクレジットカードを持ったほうがメリットが大きいです。

たとえば三菱UFJカードは、決済後に改めてリボ払いや分割払いに変更が可能です。楽天カードなら2回払いで決済したものも、あとからリボ払いに変更できます。

また、三井住友VISAカードやエポスカードは、毎月の利用が自動でリボ払いになるよう設定できます。毎月のリボ払い利用分を細かく指定したいなら、明細ごとに選べるオリコカードがおすすめです。

  • リボ払いをお得に利用できるクレジットカードがある
  • 一括払いで決済したあとでも、リボ払いや分割払いに変更できる
  • 自動でリボ払いになる設定をすれば、都度リボ払いに変更する必要がない

三菱UFJカードは「あとdeリボ・あとde分割」「楽Pay(らくぺい)」の支払い方法がある

三菱UFJカードは、「あとdeリボ・あとde分割」サービスによって、一括払いで決済した支払いもあとからリボ払いや分割払いに変更できます。月の支出が一通り出そろってから支払い方法を選べるため、融通の利く点がメリットです。

店頭でリボ払いや分割払いを伝えるのに抵抗がある場合でも、あとから支払い方法が変更できるので、気にせず一括払いで決済できます。リボ払いや分割払いを利用するのに、周りの目を気にする必要はありません。

また、使い過ぎを防止するための仕組みとして、「楽Pay」と呼ばれる支払い方法があります。これは毎月の支払い金額をあらかじめ決めておき、それを超えた分をリボ払いにする仕組みです。

最初からリボ払いにする場合と比べ、返済金額が多いためリボ残高が増えづらい点がメリットと言えます。さらに、指定した金額までの利用なら一括払いされるため、手数料もかかりません。

  • 「あとdeリボ・あとde分割」はあとから支払い方法を変更できる
  • 店頭でリボ払いや分割払いと伝える必要がなくなる
  • 「楽Pay」を使えば使い過ぎによるリボ残高の増加を抑えらえる

楽天カードは2回払いからリボ払いへの変更もできる

基本的に、一度分割払いを設定すると返済方法は変更できません。しかし、楽天カードは2回払いの場合に限り、決済後にリボ払いに変更が可能です。

2回払いだけでなく、一括払いやボーナス1回払いも、あとからリボ払いに変更できます。最初からリボ払いを利用する場合と比べても、手数料に変化はありません。(楽天カードが勝手にリボ払いになる)

楽天銀行から支払いをおこなう際は、支払い日の2営業日前の前日まで支払い方法の変更が可能なので、ぎりぎりまで待てる点もメリットです。急な出費があった場合でも、変更の反映が間に合う確率が高いと言えます。

  • 2回払いもあとからリボ払いに変更できる
  • 楽天銀行からなら、ぎりぎりまで支払い方法の変更が待てる
  • 手数料は普通にリボ払いを使う場合と変わらない

三井住友VISAカードはマイ・ペイすリボは自動的にリボ払いになる設定

三井住友VISAカードで「マイ・ペイすリボ」を設定すると、支払いが自動的にリボ払いとして扱われます。一見ただのリボ払いサービスですが、お得な特典が数多く備わっている点が、ほかのクレジットカードとの違いです。

たとえば年に1回以上リボ払いの手数料を支払っている場合、クレジットカードの年会費が無料になる特典がつきます。カードの種類によっては半額の場合もありますが、三井住友VISAカードの場合は無料です。

また、リボ払いで支払うと、Vポイントが通常に加えて0.5%多く還元されます。Vポイントは景品やほかのポイントに交換して利用できるため、貯まれば貯まるほどお得です。

ほかにも、購入した商品の破損や盗難を200日補償してくれるサービスも付帯するなど、普通にリボ払いを利用するよりもメリットが多いです。リボ払いを利用することが確定しているなら、検討の余地があります。(マイ・ペイすリボに勝手になる?)

  • 「マイ・ペイすリボ」は一般的なリボ払いよりも特典が多い
  • リボ払いを利用するとカードの年会費が無料
  • Vポイントが0.5%多く還元される
  • 購入した商品を200日補償してくれる

オリコはマイ月リボ・全部リボ・一部リボから選べる

オリコカードは、同じリボ払いでも「マイ月リボ」、「全部リボ」、「一部リボ」から選んでリボ払いを利用できます。選択肢が多いため、単純に融通が利きやすい点がメリットです。(オリコカード支払いはリボ払いに勝手になる?)

「マイ月リボ」は、毎月の利用分を自動的にリボ払いで支払います。一度設定すれば、翌月以降は手続きが必要ありません。毎月の支払い金額を自由に変えたい人におすすめです。

「全部リボ」は、その月の利用分をすべてリボ払いに変更します。毎月設定が必要ですが、必要な月だけリボ払いを利用することで、リボ残高が必要以上に増えることを防げます。

「一部リボ」は、利用明細ごとにリボ払いを設定できます。個別の設定なので手間こそ掛かりますが、どのくらいリボ払いにするかを細かく選べるため、リボ残高や返済金額の調整がしやすい点がメリットです。

いずれの支払い方法もリボ払いである点は変わらないため、使い過ぎや返済金額の調整は必要です。しかし、ほかのクレジットカードよりも細かい設定が可能なので、リボ払いを細かく調整したい人にはおすすめできます。

  • 「マイ月リボ」は、支払いがすべて自動でリボ払いになる
  • 「全部リボ」は、指定した月の支払いをすべてリボ払いにする
  • 「一部リボ」は、明細ごとにリボ払いにするかを選択できる

オリコのUptyはリボ払い専用カードなので契約時に確認

オリコカードを作る場合は、カードの種類に気をつける必要があります。中でも「Upty」(アプティ)はリボ払い専用カードなので、一括払いや分割払いが利用できません。

リボ払い以外も利用したい場合は、カード契約前に種類を確認することが大切です(リボ払いになってないか確認するにはどうする?)。また、万が一Uptyを作ってしまった場合でも、返済金額を利用金額以上に設定することで、実質一括払いのクレジットカードとして利用する方法もあります。

  • オリコカードの「Upty」はリボ専用カード
  • リボ専用カードでも、返済金額を増やせば実質一括払いが可能

エポスカードは自動的にリボ払いになる「いつでもリボ」がある

毎回リボ払いの設定をしたいない人は、エポスカードの「いつでもリボ」がおすすめです。一度設定すれば以降の利用分がすべて自動的にリボ払いになるため、余計な設定が必要ありません。

店頭で一括払いと言って決済した場合でも、支払いはリボ払いです。まわりにリボ払いを知られることなく利用できる点はメリットと言えます。

1つ注意点として、支払い金額が確定した時点でリボ払い利用枠を超えていた場合、超過分は一括払いで請求されます。現在のリボ残高と利用枠の残りについては、常に意識しておくことが大切です。(エポスカードのリボ払いはやばい?)

  • 「いつでもリボ」で、利用分がすべてリボ払いになる
  • リボ払いの利用上限枠を超えた分は、一括払いで請求される

リボ払いと分割払いでよくある質問

なぜリボ払いはやばいですか?

リボ払いはどれだけ使っても返済金額が変わらないため、リボ残高が増えがちです。リボ残高が増えすぎると手数料も多く発生してしまい、完済が困難になってしまいます。

また、リボ払いはお金を使っている感覚が薄くなるため、リボ残高や手数料の把握がしづらいです。徹底した管理をしないとたくさん手数料を取られたり、リボ残高が増えすぎてしまったりする点が、リボ払いがやばいと言われる理由です。

リボ払いと分割払いはどちらがいいですか?

手数料を抑えたり、使い過ぎを防止したりしたい人には、分割払いがおすすめです。リボ払いより手数料が低くなりやすいほか、指定した回数の支払いをおこなえば必ず完済できます。

毎月の支出をコントロールしたり、予期せぬ出費に備えたい人には、リボ払いがおすすめです。毎月の支払い金額を自由に設定できるため、収支に応じた返済金額を決められます。(分割払いはやめたほうがいい?)

リボ払いと分割払いはどっちが便利ですか?

融通が利きやすいのは、圧倒的にリボ払いです。毎月の支払い金額は自由に増減できますし、残高が増えても支払いは増えないため、マイペースで返済を続けられます。

ただし、リボ払いは自分で管理を徹底しないと、使い過ぎるリスクがあります。お金の管理に自信がない人は、返済回数が決まっている分割払いを利用したほうが、返済期間が引き伸ばされないため便利です。

リボ払いから分割払いに変更はできますか?

基本的に、リボ払いから分割払いへの変更はできません。逆も同様で、分割払いで設定したものをリボ払いに変更することも不可能です。一度リボ払いや分割払いを設定した場合、支払い方法は変更できません。

ただし、2回払いについてはクレジットカードによってリボ払いに変更できるケースもあります。楽天カードは2回払いもあとからリボ払いにできるため、融通が利く点がメリットです。

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この記事の監修者 山口学
事務所 株式会社トイント
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