この記事では、楽Pay(らくペイ)が罠と呼ばれる理由やリボ払いとの違い、メリットやデメリットなどについて詳しく解説していきます。
よくわからないままに利用した結果損をしてしまい、罠と言われることも多い楽Payですが、正しく活用すれば、支払い金額を自由に変更できる便利なサービスです。
うまく利用すれば、楽Payのデメリットを最小限にしつつ、メリットを最大限得ることもできます。
とはいえ、楽Payへの理解が足りなかったり使い方を間違えたりすると、大きな損失を被ってしまうことも間違いではありません。
知らず知らずのうちに損をしてしまわないように、楽Payについての正しい知識を深めることが大切です。
楽Payの利用を検討している人は、ぜひこの記事に目を通してください。
- 楽Payの概要や利用方法、解除方法などを紹介
- 楽Payは使用方法や仕組みを勘違いされやすく、罠と呼ばれやすい
- 楽Payはリボ払いと違い、限度額内の利用なら手数料がかからない
- 楽Payは計画的に利用しないと、繰り越し金額が膨大になってしまうデメリットがある
- 楽Payは、Web会員サービスの「Net Branch」から解除できる
楽Payとは三菱UFJニコスの登録型自動リボ払いのこと
楽Payとは、クレジット会社である三菱UFJニコスが発行するクレジットカードで利用できる、登録型のリボ払いサービスのことです。
- 上限金額を設定するだけで、簡単に利用できる
- リボ払いと違い、上限金額内の利用であれば手数料がかからない
事前に利用上限金額を設定することで、月の利用金額にかかわらず、毎月の支払い額を自分で自由に設定できます。
未払いの残高は、自動的に繰り越されます。一回ですべて支払い終わった場合には、手数料はかかりません。
繰り越された金額には、年率15%の手数料がかかります。返済が早ければ手数料も少なくて済むため、早めの返済を心がけることが大切です。
また、特別な特典として、購入した商品の盗難や破損が90日間補償されたり、繰り越しを行うとカードの年会費が安くなったりといったサービスも付随します。特にカード年会費は、わずかでも繰り越しがあれば適用されるため、微量な手数料を支払うだけで、楽Payのメリットを享受可能です。
利用方法
楽Payを利用するためには、事前に毎月の支払い金額を決めておく必要があります。支払い金額の変更は、Webサービスサイトである「Net Branch」から行ってください。
金額は5,000円単位で変更でき、5,000円~100,000円の範囲内で自由に変更できます。
買い物をした際は、分割やリボ払いを指定する必要はなく、一括払いを指定して大丈夫です。支払い日には、自動的に指定した金額分だけ引き落とされます。
繰り越した金額は、次月以降に自動で繰り越しますが、支払われる金額は、次月以降も指定した金額分だけです。余裕があれば、追加での支払いにも対応しているので、柔軟な返済計画が立てられる点は、大きなメリットです。
楽Payとリボ払いとの違い
楽Payがリボ払いと違う点は、指定した金額までの利用に抑えると、手数料がかからないことです。
例えば、月の支払い額を10万円に指定した場合、その月の利用金額が10万円以下であれば、繰り越しが発生しないため、手数料も発生しません。
一般的なリボ払いでは、初月から手数料が発生してしまうことが多く、使った金額よりも多くの支払いが必要になります。しかし、楽Payでは一括で支払えば手数料を支払わなくて済むため、リボ払いのように損をすることがありません。
この仕組みにより、利用金額が少ない場合には一般的な一括払いと同じ感覚で利用でき、利用金額が許容範囲を超える場合でも、支払い設定を変えることなく決められた金額のみを支払うことができます。
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楽Payが罠と言われる理由
便利な機能が多い楽Payですが、利用者の中には、楽Payで損をした、楽Payは罠だ、という声も少なくありません。要因としては、下記の理由が挙げられます。
- 名前だけではリボ払いだとわからない
- 電子決済のひとつだと勘違いする可能性がある
- キャンペーンでリボ払いの設定をし、忘れて設定金額以上の買い物をしてしまった
楽Payは名前や仕組みから、勘違いされやすいサービスと言えます。そのため、楽Payをよく知らずに使ってしまうと、設定を間違えてしまったり、損をしてしまったりしやすいです。
ここでは、楽Payが罠と言われる理由について、詳しく解説します。間違いやすい点はしっかり頭に入れて、正しく認識して楽Payを利用する意識が重要です。
名前だけではリボ払いだとわからない
利用するつもりがないのに、気づいたらリボ払いになっていた、というのはカード初心者が陥りやすい落とし穴です。楽Payは、名前からリボ払いだと判断できません。そのため、リボ払いだと分からず利用してしまう人も多いです。
特に、カードの初期設定をカード会社の人や、窓口の人などに任せてしまった場合は要注意です。言われるがままに楽Pay登録し、上限金額を最低支払い金額である5,000円で設定してしまうケースが多々あります。
そして、利用した後に月の支払い額が少ないことに疑問を持ち、そこで初めてリボ払いだと気づくことになります。利用した期間が長いと、この時点で繰越残高が多くなり、多くの手数料を支払うことなってしまうのです。
電子決済のひとつだと勘違いする可能性がある
現在では、~ペイと呼ばれる支払い方法が、たくさん普及しています。例を挙げたのは一例ですが、どれもコードをかざすだけで簡単に決済ができる、電子決済の一種です。
- PayPay
- 楽天ペイ
- LINE PAY
特に楽天ペイは、名前が似ていることから間違える人が多く、電子決済のつもりで使用していたら、実はリボ払いだったというケースも少なくありません。
クレジットカードや電子決済の知識が少ない人ほど、両者の区別がつかずに間違った利用方法をしてしまいます。楽Payはクレジットカードによる支払い方法の一種であり、電子決済ではないので、間違えないように注意してください。
キャンペーンでリボの設定をし、忘れて設定金額以上の買い物をしてしまった
楽Payは、新規登録でポイントがもらえるといったキャンペーンが、頻繁に開催されています。限度額内の支払いにすれば、特典だけを得られることから、キャンペーンをきっかけに楽Payの登録を行う人も多いです。
しかし、登録したことを忘れて支払い日を迎えてしまうと、設定金額以上は繰り越されてしまいます。限度額を少なく設定していた場合、多くの金額が繰り越され、その分手数料も高くついてしまいます。
クレジットカードは設定から決済まで間が空くため、自分が行った設定を忘れてしまいがちになる点が、楽Payで失敗しやすい要因です。
自分の設定した限度額を、必ず忘れないことが大切です。また、キャンペーン目的で楽Payを登録したのであれば、特典をもらった後はすぐに楽Payを解除することを心がけてください。
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楽Payのメリット
罠の多い楽Payですが、使い方を間違えなければ様々なメリットが得られます。具体的なメリットとしては、以下の通りです。
- 支払い金額を設定するので収支管理がしやすい
- 店でショッピングをした時に、「リボで」と言わなくてよい
- 年会費の優遇がある
楽Payの仕組み自体はリボ払いそのものですが、リボ払いより融通が利く場面も多く、利用を検討するだけのメリットは十分にあります。危ないから、と無条件に避けてしまうのはもったいないです。
うまく活用すれば、楽Payのメリットだけを享受することもできます。デメリットだけでなく、メリットにも目を向けたうえで、利用するかどうかを検討してください。
支払い金額を設定するので収支管理がしやすい
楽Payを活用すれば、毎月の支払い金額を自分の好きなように設定できます。急な出費があった時でも、残高不足を心配する必要はありません。
支払い金額は、支払い月の12日、20時50分まで、毎月何度でも変更できます。普段は多めの設定をして一括で支払い、余裕がなさそうな時だけ上限金額を下げる、といった方法も可能です。
なるべく繰り越しを残したくない場合は、繰り越した翌月の上限金額を引き上げることで、残高をまとめて支払うこともできます。
月々の支払い金額を自由に調整できることから、自分の収支に左右されず、安定した家計管理が可能です。特に、収支が安定しない人にとって、毎月の支出を固定できるのは大きなメリットです。
店でショッピングをした時に「リボで」と言わなくてよい
リボ払いは、世間一般にはあまり良いイメージがありません。何らかの事情でリボ払いに頼らざるえない場合でも、リボ払いを伝えることに抵抗のある人は多いです。
しかし、楽Payは決済時にリボ払いだと伝える必要はありません。クレジットカードの引き落としの際に、設定した金額分を支払う仕組みだからです。
周囲にリボ払いを使っていることを知られたくないと思っている人にとって、リボ払いと言う必要がないのは大きなメリットです。
年会費の優遇がある
楽Payを利用すると、クレジットカードの年会費が割引になるという大きなメリットがあります。
割引額は、カードの年会費によって異なります。年会費が3,000円までのカードは半額、3,001円~5,000円までのカードは2,000円引き、5,001円以上のカードは3,000円引き、というように、年会費が多いほど、割引金額も大きいです。
割引の適用には、楽Payでの繰り越しが必要になります。しかし、わずかな繰り越しでもあれば割引が適用されるため、支払い金額を調整すれば、わずかな手数料の支払いと引き換えに、大幅な年会費の優遇を受けられます。
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楽Payのデメリット
楽Payを有効活用するためには、楽Payのデメリットについて把握しなければいけません。主なデメリットは、以下の通りです。
- 年率で15%の手数料がかかる
- 計画的な返済をしないと返済金額がどんどん膨らむ
楽Payのデメリットを一言で表すと、支払う合計金額が増えてしまうことです。月単位で見れば自由に支払い金額を変更できますが、最終的に支払う金額は、使った金額よりも多くなってしまいます。
普段の利用に支障がでることはありませんが、放置しておくとどんどん金額が膨れ上がっていきます。デメリットを正しく理解して、計画的な利用を心がけてください。
年率で15%の手数料がかかる
楽Payで繰り越された金額には、年率で15%の手数料が発生します。手数料は月ごとに計算され、繰り越し残高の合計から決定されます。
例えば、10,000円を翌月に繰り越した場合、支払う金額は10,125円となります。利息の計算式は、「10,000×15÷12÷100」です。
また、10,000円を一年間繰り越した場合、支払う金額は11,500円となります。利息の計算式は、「10,000×15÷100」です。
重要なのは、手数料の計算には増えた手数料も計算に含まれるという点です。手数料が雪だるま式に増えていくため、繰り越しが続くと、支払う手数料もどんどん増えていきます。
同じ金額を使ったとしても、支払う金額が増えてしまうのは、単純かつ重大なデメリットです。手数料の存在を常に頭に入れておき、繰り越し残高には十分注意してください。
計画的な返済をしないと返済総額がどんどん膨らむ
楽Payは、いくら使っても指定した金額までしか引き落とされません。しかし、支払い上限を超えた金額は、着々と繰り越されていきます。
そして忘れてはいけないのが、繰り越し金額が増えたり、繰り越し期間が長くなったりするほど、手数料も比例して増えていくことです。
支払いを少なくできるからと繰り越しを続けると、気づいた時には膨大な繰り越しが溜まってしまいます。繰り越し金額が大きくなりすぎて、毎月の手数料を支払うだけで精いっぱいになってしまっている人も少なくありません。
リボ払いが危険だと言われている一番の要因は、この返済額が無尽蔵に増えていくことにあります。計画的な利用ができない人にとって、知らず知らずのうちに返済額が膨れ上がっていくのは非常に大きなデメリットです。
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楽Payの解除方法
楽Payでどうしても上限を超えてしまったり、設定の変更を忘れてしまったりする人は、思い切って楽Payを解除するのもありです。設定を解除すれば、自分から指定しない限り、リボ払いになることはありません。
楽Payを解除する方法は、以下の通りです。
- 三菱UFJニコスのWeb会員サービス「Net Branch」にログインする
- 「サービス一覧」の中にある「登録型リボ「楽Pay」」をクリックする
- 「登録型リボ「楽Pay」申し込み・解除」をクリックする
手続きはすべてWebサイト上で行えるため、思い立ったその場ですぐに楽Payの解除が可能です。やり方がわからない場合には、音声案内や電話対応なども受け付けているため、確認しながら解除を行ってください。
解除できない?と思ったら以前の利用分を確認する
楽Payを解除したにもかかわらず、リボ払いが続いているというケースがあります。その際は、以前の利用分を確認してください。
繰り越しが残っている状態で楽Payを解除すると、今後利用した分については、決済時に指定した方法で支払いが可能です。しかし、繰り越し残高は自動的にリボ払いとして扱われ、引き続き手数料がかかります。
以前と変わらずリボ払いに追われるうえに、カード年会費の優遇をはじめとした、楽Payのメリットも受けられなくなってしまいます。楽Payを解除する際は残高を必ず確認し、繰り越し分がないことを確認してから、解除の申し込みを行うことが大切です。
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この記事の監修者 | 山口学 |
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