ヤミ金からは、絶対にお金を借りてはいけません。甘い誘いに乗ってお金を借りてしまったら最後、執拗な取り立てや法外な利息など、多大な被害を被ります。一見まともそうに見えるヤミ金であっても、ヤミ金である限り例外なく良心的ではありません。
借金さえ返してしまえば大丈夫だと思う人は多いですが、ヤミ金から借りたお金を返済するのは非常に大変です。踏み倒せるという意見もありますが、こちらが逆に捕まってしまうリスクがあるため、おすすめできません。
ヤミ金に頼ってしまわないように、ヤミ金からお金を借りてはいけない理由や対処法についてまとめました。ヤミ金の恐ろしさを知りたい人はもちろん、既にヤミ金以外でお金が借りられなくて困っているという人も、ぜひ目を通してください。
- まともなヤミ金は存在しない
- 良心的な闇金も、表面的な対応だけでやっていることは同じ
- ヤミ金を踏み倒すと、逮捕されたりヤミ金に嫌がらせを受けたりするリスクがある
- 闇金からの借金は返せば大丈夫ではない、返したあとも付きまとわれる
- ヤミ金からしかお金を借りられない場合は、弁護士に相談する
まともで良心的なヤミ金など存在しない
ヤミ金は消費者金融と違い、金利や取り立て方法の法律を守りません。そのため、一度借りてしまうと返済が難しいだけでなく、悪質な取り立てにより家族や友人にも迷惑が掛かってしまいます。
ヤミ金は契約を結ぶまでは悪質な面を見せないため、一見するとまともに見える場合も多いです。しかし、どんな種類のヤミ金であってもまともな相手は存在せず、必ずこちらが損をする結果となってしまいます。
相手の愛想がいいからと、信用してヤミ金からお金を借りてしまわないように注意することが大切です。見分け方のポイントとして、審査不要やだれでも絶対に借りられる、といった誘い文句はほぼ確実にヤミ金です。
- ヤミ金は法律を守らない
- 外面がいいヤミ金も、やっていることは一緒
- 審査が不要だったりだれでも借りられたりする相手は、確実にヤミ金
闇金と消費者金融との違い
ヤミ金が消費者金融と違う点は、法律を順守するか否かです。お金の貸出をおこなう業者は、利息や取り立て方法、催促の手順などが定められた貸金業法に従って、運営をしなければいけません。しかし、ヤミ金業者はこの法律を無視します。
まっとうな金融業者からお金を借りた場合、金利は法律で定められた上限を超えませんし、よほど滞納しない限り職場に連絡がいくこともありません。催促の電話も、日中の限られた時間内でおこなわれます。
一方ヤミ金からお金を借りると、利息は相手が提示した通りになり、少しでも滞納すれば職場どころか自宅まで昼夜問わず取り立てにきます。法律に従わないため、相手がやりたい放題してくるのがヤミ金最大の特徴です。
まともに見えるヤミ金の種類
一言でヤミ金と言っても、様々な種類があります。実態はどれも一緒で、あの手この手でお金を借りさせ、法外な利息と執拗な取り立てにより、お金だけでなくあらゆるものを奪っていきます。
お金を借りるまではまっとうな業者に見えるケースも多いため、つい安心して借りてしまう人も少なくありません。しかし、借りた結果大損をしてしまう点はどこも同じなので、最終的には大きな損害を受けてしまいます。
ヤミ金の被害を少しでも減らすために、騙されやすいヤミ金の一例についてまとめました。これからお金を借りようとしている人は、紹介するところからの借入だけは避けてください。
ソフトヤミ金
ヤミ金の中でも、比較的対応が柔らかいヤミ金を、ソフトヤミ金と言います。契約後に豹変することがなく、ヤミ金のように取り立ての際に恐喝してくることも少ないです。一般的なヤミ金に比べると、かなり優しい印象を受けます。
しかし、いくら対応が優しくてもヤミ金であることには変わりありません。貸金の利率は法律を無視した高額なものですし、取り立ても言葉遣いが丁寧なだけで四六時中付きまとわれるケースが多いです。
ソフトヤミ金が優しく対応するのは、相手を安心させて警察や弁護士の介入を防ぐため以外のなにものでもありません。自分たちの利益のためにあえて優しい態度をとっているだけなので、最終的に受ける被害はヤミ金と同等です。
090金融
090金融とは、事務所や固定電話を持たずに、携帯電話でのやり取りだけで貸付をおこなう業者のことです。一般的な貸金業者は、法律により固定電話の番号を登録することが義務付けられています。また、登録した番号以外の番号で広告や営業をすることはできません。
つまり、携帯電話でやり取りをする時点で、相手は未登録のヤミ金業者であることを意味します。電話での対応は丁寧ですが、法外な利息や悪質な取り立てはヤミ金と同様です。中には、あえて完済させず、時間を稼いで利息を請求してくる業者も存在します。
090金融は所在がつかみづらく、事務所を構えているヤミ金よりも摘発が難しいことから、現在でも数多く存在しています。とくに電柱や電話ボックスに広告が掲載されていることが多いため、090や080といった携帯番号の業者は利用をさけてください。
SNS個人間融資掲示板
SNSやインターネットなどの掲示板には、業者を通さない個人間の融資を提案してくる人たちがいます。彼らは表向きは善意でお金を貸してくれるようなことを言いますし、借りるための審査もないことから、つい頼ってしまう人が後を絶ちません。
しかし、相手の実態はヤミ金や詐欺業者であるケースがほとんどです。お金を貸してくれるどころか、個人情報やお金を奪われたり、知らないうちに犯罪の片棒を担がされたりすることも珍しくありません。
お金の貸出は、お互いの信用が大切です。SNSの掲示板のように相手が素性を明かさない場所で借りるのは、非常にリスクが高いです。どんなに親切な対応だったとしても、気を許してはいけません。
紹介屋
紹介屋とは、依頼主の代わりに借入が可能な会社を探し、斡旋する業者です。代わりに、融資を受けられた金額の一部を手数料として受け取ります。自分の代わりにお金が借りられるところを探してくれることから、審査に落ちやすい人ほど頼ってしまいがちです。
しかし、紹介屋とは全く無関係な金融会社を紹介されたあげく、融資された金額の30~50%を報酬として要求してくるケースは珍しくありません。さらに、融資のためと先にお金を振り込ませ、そのまま持ち逃げしてしまう手口も多いです。
最悪の場合、結託しているヤミ金を紹介され、紹介屋とヤミ金の双方から悪質な取り立てを受ける可能性があります。ヤミ金からお金を借りてしまわないためにも、紹介屋を使わず自力で借入先を探すことが大切です。
審査なし、ブラックOK、絶対借りれる方法は闇金以外にない
ヤミ金を見分ける最も簡単な方法は、融資を受けるにあたって審査があるかどうかです。なぜなら、まっとうな金融機関であれば必ず審査をおこない、相手がお金を貸していい相手かどうか確かめます。審査が不要な時点で、ほぼ100%ヤミ金です。
ブラックリスト入りした人や、多重債務者にお金を貸しても、返してもらえる可能性が低く、会社の利益になりません。にもかかわらず審査不要で必ず貸してくれるのは、無理やりにでも返済を迫ってくるか、得た個人情報などを悪用する目的があるからです。
だれでも借りられるという言葉は魅力的ですが、ヤミ金に頼ると心身ともに追い詰められていきます。どんなに審査が通らない状況だったとしても、審査なしで借りられるところから借りてはいけません。
ヤミ金・ソフト闇金でお金を借りてはいけない理由
ヤミ金でお金を借りてはいけない理由は、簡単に言うと借りたお金以上の損害を被るからです。ヤミ金からお金を借りると、法外な金利により到底返せないほどの借金を背負わされ、法律を無視した取り立てにより四六時中付きまとわれます。
また、個人情報を悪用され犯罪に加担させられるケースも多いです。お金を借りるどころか騙されてさらにお金を失ってしまい、犯罪者として逮捕されることも珍しくありません。
さらに、ヤミ金は返済のためには手段を択ばないため、被害は当事者だけでなく、家族や友人、同僚にまで及びます。ヤミ金からの借金は百害あって一利なしなため、絶対にお金を借りてはいけません。相談の電話をしただけでもターゲットにされるため、リスクは跳ね上がります。
- ヤミ金からお金を借りると、法外な利息と悪質な取り立てで追い詰められる
- 個人情報が悪用され、犯罪に利用されることも多い
- ヤミ金の取り立ては、家族や職場にも及ぶ
貸金業登録していないから金利が法外に高い
貸金業の登録をしている消費者金融の金利は、最大でも年率18%です。しかし、ヤミ金は法律を無視した契約を結んでくるため、法外な金利で借金を背負わされることになってしまいます。
有名なトイチ(10日で1割)をはじめ、トサンやトゴなど返済が非常に困難な金利を設定されるケースも珍しくありません。複利によって金利にも利息がつくため、少しでも返済が遅れれば、借りた金額の何十倍もの返済を迫られることになります。
短期間で返済できたとしても、金利分だけでかなりの金額を持っていかれます。ヤミ金からお金を借りた時点で、大損が確定していると言っても過言ではありません。
返済を滞納した時のいやがらせや取り立てが厳しい
貸金業法では、取り立てにも様々なルールが定められています。たとえば深夜早朝の取り立ては不可、自宅以外の場所への取り立てや連絡も不可、もちろん債務者以外への取り立ても禁止されています。加えて、正当な取り立てであっても、債務者が退去をお願いしたら従わなければいけません。
一方ヤミ金には、法律の制約は一切関係ありません。債務者の都合は考慮せず、四六時中催促の電話や自宅への訪問をおこないます。退去をお願いしても、払うまで家の前から動かないことも珍しくありません。
さらに、郵便物へのいたずらや玄関先へごみを放置するなどのいやがらせも、積極的におこなってきます。ヤミ金にお金を借りている状態で、平穏な生活を送るのは不可能だと思ったほうがいいです。
個人情報を悪用される恐れがある
健全な企業であれば、得た個人情報は業務以外の目的には一切使用されません。しかし、ヤミ金が契約時に得た個人情報については、自由に使われると思ってください。
住所や電話番号を使って勝手に出前を取られるなどの嫌がらせや、他社から借入を受ける際に個人情報を利用される可能性が高いです。もちろん発生した損害や責任は、すべてこちらが負担しなければいけないため、ただでさえ辛い借金の返済がさらに大変になってしまいます。
また、得た個人情報はヤミ金同士で共有されるため、ほかのヤミ金にも狙われてしまいます。特に住所や電話番号が知られている場合、今借りている借金を完済しても、ずっとヤミ金に付きまとわれる生活を送ることになる可能性が高いです。
犯罪に巻き込まれる可能性もある
ヤミ金業者は、たいてい犯罪行為にも加担しています。支払いが滞っている債務者に対して、返済期日を伸ばす代わりに犯罪行為を強要してくるケースは珍しくありません。行為の内容は一見すると犯罪だと分からないため、警察に逮捕されて初めて犯罪行為だと認識することも多いです。
具体的な例としては、銀行口座やスマホの譲渡、薬物をはじめとした違法なものの運搬、詐欺行為の受け子などが挙げられます。これらの行為は懲役刑になる可能性が高く、人生に大きな悪影響を及ぼす可能性が高いです。
ヤミ金からお金を借りるだけで、最悪の場合人生が台無しになるリスクを背負わされることになります。万が一ヤミ金からお金を借りてしまったとしても、相手からの要求には絶対に従わないようにしてください。
借金回収のために家族や同僚に迷惑がかかるかもしれない
返済の催促は、基本的に債務者以外にはおこなってはいけません。しかし、ヤミ金は借金回収のためには手段を選ばないため、債務者以外にも容赦なく取り立てを迫ります。これは、返済が滞っていない場合でも行われる可能性が高いです。
家族や友人、勤務先など、あらゆる知り合いに取り立てをおこなうため、多方面に迷惑が掛かってしまいます。こちらの情報はすべて話されるため、自分がヤミ金から借金をしていることが全員にバレてしまう点も大きなデメリットです。
度重なる取り立ての電話や嫌がらせが続けば、こちらの評判が落ちることにもつながってしまいます。ヤミ金からお金を借りてしまうと、自分だけでなく周りの人も巻き込んでしまう点は忘れないでください。
融資保証金詐欺などお金を支払わせる詐欺
融資保証金詐欺とは、融資のためと保証金や登録料を振り込ませ、お金を騙しとる詐欺です。ヤミ金にお金を借りようとすると、融資保証金詐欺によりお金を借りるどころかお金を奪われる可能性があります。
融資保証金詐欺をしてくるヤミ金は、相談者がお金に困っていることに付け込み、即日融資をする代わりに保証金を先に振り込むように指示してきます。振り込んだお金は融資の際にまとめて返済すると言われるので、相談者は安心して振り込んでしまうケースが多いです。
そして振り込んだ時点で業者と連絡がつかなくなり、詐欺だと気づいたときにはお金を取り戻すことができなくなってしまいます。基本的に、貸金業者が借りる側に支払いを迫ることはないため、振り込みを指示された時点でヤミ金を疑ってください。
ヤミ金からの借金は踏み倒せるのか?
インターネット上では、ヤミ金から借りたお金は違法なので踏み倒しても大丈夫だという口コミや体験談があります。しかし、最初から返済するつもりがなく、意図的にヤミ金からお金を借りた場合、逆に詐欺罪で訴えられる可能性が高いです。
また、ヤミ金からお金を借りてしまったことを警察に相談しても、直接的な問題解決には至りません。警察には民事不介入の原則があるため、ヤミ金側が明確な犯罪行為をしていない限り、警察が介入することはできないからです。
ヤミ金からお金を借りてしまった際は、踏み倒しを考えず弁護士に相談すること最優先してください。弁護士が相談者に代わってヤミ金に対応してくれるため、円満かつ確実な解決が見込めます。
- 最初から踏み倒すつもりだと、ヤミ金が相手でも詐欺罪に問われる
- 警察は民事不介入なので直接的な解決はできない
- ヤミ金の相手は、弁護士に任せるのが最も確実
「踏み倒せる」という口コミや体験談は信用しないほうがいい
ヤミ金の貸付は違法なので、間違って借りてしまったとしても返済義務はありません。しかし、意図的に踏み倒そうとしているなら話は別です。たとえヤミ金相手だったとしても、返済する気のない借入は詐欺罪に問われる可能性があります。
また、いくら法的根拠をもとに返済を拒否したとしても、ヤミ金の恐喝や嫌がらせがなくなるわけではありません。むしろ返済する気のない相手には行動がエスカレートし、自分や周囲の人間が四六時中身の危険におびえながら暮らすことになってしまいます。
SNSには、ヤミ金は踏み倒せるという意見も多数あります。法律的には間違いありませんが、実際には詐欺罪に問われたり嫌がらせがエスカレートしたりするため、現実的な選択肢ではありません。踏み倒せたという体験談は信用しないほうがよいです。
警察に相談しても意味がない
ヤミ金からの取り立ては、警察に相談しても力になってくれません。なぜなら、警察には民事不介入の原則があるからです。お金の貸し借りといった私人同士の争いに、警察は介入することができません。
ヤミ金の違法な取り立てで人や物に損害が出たり、犯罪への加担を強要されたりした場合など、刑法に違反する行為がおこなわれてはじめて、刑事事件として警察が介入できるようになります。つまり、こちらに実害が出ない限り、警察に相談しても意味がありません。
踏み倒しを考えずに弁護士に相談するのが得策
ヤミ金業者からお金を借りてしまったら、真っ先に頼るべきは弁護士です。ヤミ金が最も恐れるのは刑事告発により逮捕されることなので、法律の専門家である弁護士との争いは極力避ける傾向があります。
優れた弁護士であれば、依頼した時点で受任通知(弁護士の介入を知らせる通知)を送ったり、その場でヤミ金に連絡をとって返済義務がないことを伝えたりします。この時点で、ヤミ金からの取り立てや嫌がらせをストップさせられるケースも多いです。
それでも諦めないヤミ金に対しては、警察への情報提供や刑事告発、振り込んでいる口座の凍結などの措置をおこない、ヤミ金に対してプレッシャーをかけていきます。最後まで争えば負けることがわかっているヤミ金は、どこかで諦めざるを得ません。
(借金の踏み倒しは成功する?どうなる?リスクや末路・夜逃げや苗字を変えても逃げ切れない理由など解説)
闇金からの借金でも返せば大丈夫?
しっかり返済さえすれば、ヤミ金から借りても大丈夫だと思う人は少なくありません。しかし、結論から言えば返済可能であっても、ヤミ金からお金を借りるのは危険です。
そもそも法外な金利により日々借金が膨れ上がるため、まっとうな手段で返済するのは非常に難しいです。さらに、完済してからも因縁をつけられ、何度も返済を迫るケースは珍しくありません。
悪質な場合は、向こうから勝手にお金を振んできて、強制的に借金を背負わせる手段をとってきます。ヤミ金はまっとうな理屈が通じる相手ではないため、返済ができる状態であっても借りるのは危険です。
- 返済可能でも、ヤミ金からお金を借りてはいけない
- 返済中はもちろん、返済後もヤミ金に付きまとわれる
金利が高くてそもそも返済できなくなる
ヤミ金の金利は、法律を無視しているため非常に高いです。たとえば100万円をトイチで借りた場合、借金は10日後に110万円、30日後には約133万円になります。これは金利にも利息がつくため、時間をかければかけるほど借金が膨れ上がっていきます。
まっとうな働き方をしている人の場合、このペースで増えていく借金を返済するのは容易ではありません。そもそも、これだけの金利をまとめて返せるだけの余裕がある人なら、一般の消費者金融でも十分融資を受けられます。
ヤミ金からの借金は、短期間であっても損失が大きいです。ましてや長期的な借金になると、完済できる可能性はほぼありません。ヤミ金からの借金は、完済できないと思っておいたほうがよいです。
完済したつもりでも「借金が残っている」と因縁をつけられる
なんとか完済したとしても、そこでヤミ金との関係が終わるわけではありません。こちらが完済したつもりでも、相手から借金が残っていると因縁をつけられる場合があるからです。
ヤミ金は返済の際にわざと少しだけ借金を残し、時間をかけて金利によって増やしてから、また返済の請求をしてきます。かりに10万円の借金を残した場合、トイチで1年寝かせれば約300万円もの大金に膨れ上がります。
返済は終わったと嘘をついて、借金を残すケースもあるため、こちらが気をつけていても避けるのは難しいです。ヤミ金に関わると、返済中だけでなく完済後もトラブルに巻き込まれると知っておくことが重要です。
完済後に勝手に振込をしてきて借金をさせられる
完璧に完済したとしても、ヤミ金からの脅威は終わりません。悪質なケースでは、勝手に振り込みをしてきて返済を迫ることもあるからです。強引な貸付のことを押し貸しと呼び、過去にヤミ金を利用したことのある人をよくターゲットにしています。
返済を拒否すると、追加の押し貸しや直接的な取り立てなど、どんどん行動がエスカレートする可能性が高いです。もちろん押し貸しされたお金にも法外な金利が設定されているため、放置すれば放置するほど返済額が膨れ上がっていきます。
一度でもヤミ金と関わってしまえば、借金の有無は関係なしにずっと付きまとわれることになってしまいます。これらの理由から、返済可能であってもヤミ金からお金を借りてはいけません。
ヤミ金からしかお金が借りられないと思った時の対処方法
ヤミ金は、お金を借りられない人の弱みに付け込んで無理な借金を背負わせてきます。どうしてもヤミ金以外でお金が借りられない状態になったら、弁護士に相談してください。債務整理によって借金の減額をおこない、現状を改善できる可能性があります。
ただし、ヤミ金から借りた借金に債務整理は適用できません。必ず借りる前に相談してください。
具体的にいくら減らせるか知りたい場合は、借金減額シミュレーターの利用がおすすめです。大手法律事務所が運営しているものであれば無料で利用できるため、弁護士に頼った場合にどれだけ減額できるかを確認できます。
- ヤミ金からお金を借りる前に、弁護士に相談する
- 借金減額シミュレーターを使うと、どれだけ減額できるかがわかる
債務整理を弁護士に相談する
借金まみれで融資が通らず、ヤミ金からしかお金を借りられない人は、追加の借金より今ある借金を減らす選択肢をとるべきです。弁護士に相談して債務整理をおこなうことにより、借金の減額や利息のカット、借金の帳消しなどの措置をとってくれます。
1つ注意点として、ヤミ金は違法な貸付にあたることから、債務整理の対象になりません。債務整理をしたいなら、必ずヤミ金からお金を借りる前に相談してください。
ヤミ金からお金を借りてしまった場合でも、弁護士に相談することには変わりありません。ヤミ金に一人で対応するのはあまりにもリスクが高いため、お金を借りる前にせよ後にせよ、弁護士に頼る選択肢は常に頭に入れておいてください。
借金減額シミュレーターを試す
弁護士に頼ることで、具体的にいくら借金が減らせるのか知りたい場合は、借金減額シミュレーターを活用してください。借入金額や金利、借入期間などを入力するだけで、債務整理によってどの程度借金が減額できるのかを確認できます。
基本的に、シミュレーターを利用するだけなら無料なので、気軽に診断できます。診断結果をもとに、どの債務整理をおこなうのかを弁護士と話し合っていくことが大切です。
ただし、中には借金減額シミュレーターを餌にした、詐欺業者やヤミ金も存在します。必ずシミュレーターの運営元を調べ、大手の弁護士事務所や司法書士事務所であることを確認してから利用してください。