この記事ではPayPayカード(旧Yahooカード)が提供する「まるごとフラットリボ」のデメリットや解除方法などを詳しく解説していきます。
まるごとフラットリボとは一度設定するだけで支払いを自動的にリボ払いに変更して、月々の支払いをほぼ一定にしてくれるとても便利なサービスです。
誰でも簡単に設定できてしまうため、よく理解しないまま利用してしまい実は損していたという場合もあります。
月々の支払い金額をほぼ一定に出来るメリットがある反面、手数料が発生してしまい支払い金額が多くなってしまうデメリットも持ち合わせています。
手数料の計算方法や余計な手数料を払わないための解除方法など、計画性をもって利用することがとても大切です。
余裕ができてリボ払いの必要がなくなったときは、きちんと利用手続きを解除しなければ、まるごとフラットリボの登録は解除されません。
余分な手数料を支払わないためにも、ちゃんと計画性をもって利用する必要があります。
うまく利用すれば急な出費を乗り越えられ、家計を助ける方法にもなるので、ぜひこの機会に記事を読んでみてください。
- PayPayカードの自動リボ払い『まるごとフラットリボ』手数料が18%で高い
- まるごとフラットリボは急な出費の時も家計が助かる
- まるごとフラットリボを解除する時はWeb又は電話
- まるごとフラットリボを解除してもリボ払いが続くことも
- まるごとフラットリボのキャンペーンで手数料を実質無料にできた(2022年8月末に終了)
まるごとフラットリボとは
まるごとフラットリボとは、PayPayカード(旧Yahooカード)で取り扱われているリボ払いで、翌月1回払いで使った買い物の支払いを自動的にリボ払いに変更してくれるサービスです。
PayPayカードは、年会費を永年無料で利用できるクレジットカードでもあり、利用金額に応じて「PayPayポイント」も貯まるので、PayPayを利用している人には人気のクレジットカードになています。
手数料が実質年率18%の自動リボ払い
手数料の計算方法・手数料無料キャンペーンも行われていた
解除しないとずっとリボ払いされてしまう=ムダな手数料が発生する
一度「まるごとフラットリボ」を利用登録してしまえば、解除の手続きをしない限りずっと自動的にリボ払いで支払い処理されることになります。
毎月の支払い代金を自動でほぼ一定に調整できるシステムになっているので、毎月の家計管理がしやすくなるため、気軽に利用してしまうこともあるでしょう。
しかしながら、実質年率18%の手数料が発生しますので、内容をよく理解して計画的に利用してください。
「まるごとフラットリボ」の利用者を増やす為に、手数料を実質無料にするキャンペーンも行われていました。※2022年8月末で終了
正しく利用するためにも、まずは手数料について解説していきます。
まるごとフラットリボの手数料
まるごとフラットリボの手数料は実質年率18%です。
前月の末時点で利用している残高に、上記の手数料が発生する仕組みになっています。
また、支払い元金を下回っている残高に対しても、手数料が発生するので注意が必要です。
つまり少しの金額でも利用残高があれば、手数料が上乗せされてしまう仕組みになっているということです。
そして、18%という年率は正直高い利率になっています。
同業のカード会社の利率を見ていくと多くの会社が15%になっています。
たかが3%と思う方もいるかもしれませんが、そのわずかな差でも痛い目を見る方もいるので、しっかりと計画を立てて利用していきましょう。
手数料の計算方法・シミュレーションは以下のようになりますので参考にしてみてください。
計算方法・シミュレーション
例えば、10万円の利用残高がある場合は、次のような計算方法で支払金額を確認することができます。
※返済元金を1万円に設定している場合
【手数料】10万円×18%(0.18)÷12ヶ月=1,500円+【返済元金】1万円
→ 【返済額】11,500円
そして、そのままカードの利用がなければ、翌月の支払額は次のようになります。
【手数料】9万円×18%(0.18)÷12ヶ月=1,350円+【返済元金】1万円
→ 【返済額】11,350円
手数料の計算方法はカード会社によって異なる場合がありますので、お手持ちのカード会社の計算方法でご確認ください。
まるごとフラットリボの手数料を実質無料にするキャンペーン
2022年8月31日まで、まるごとフラットリボの手数料を実質無料にするキャンペーンが行われていました。
まるごとフラットリボの新規登録を行ったあと、翌月末までに3回のカード利用者を対象に5,000ポイントのPayPayポイントをもらうことができました。
例えば5,000円のショッピングを3回行った場合、合計の利用金額は15,000円です。
まるごとフラットリボの返済元金を5,000円に設定していた場合の支払額と手数料は以下のようになります。
1ヶ月目;5,000円(返済元金)+15,000円×18%÷12=225円(手数料)=合計5,250円
2ヶ月目;5,000円(返済元金)+10,000円×18%÷12=150円(手数料)=合計5,150円
3ヶ月目;5,000円(返済元金)+5,000円×18%÷12=75円(手数料)=合計5,075円
このように支払った手数料は225円+150円+75円=450円です。
キャンペーンを利用することで5,000ポイント-450円=4550ポイント残るので実質手数料が無料になります。
同様のキャンペーンがまた復活する可能性はありますので、今後の参考にしてみてください。
まるごとフラットリボを解除する方法
まるごとフラットリボを解除するには、2つの方法があります。
1,Web上で手続き
PayPayカードの会員サービスメニューを開き「まるごとフラットリボ(自動リボ)の登録・解除」を選択することで、まるごとフラットリボの設定を解除することができます。
2,電話で手続き(自動音声サービス)
0570-058-200(自動音声サービス)で24時間365日いつでも、まるごとフラットリボの解除手続きが可能になっています。
ナビダイヤルの「0570」なので通話時間に伴って電話料金が発生するので注意してください。
音声案内中でも操作が可能になっていますので、以下の手順にしたがって手続きすれば通話料金をおさえることができます。
※クレジットカード番号が必要になります。事前にメモしておくことをオススメします。
1,自動音声サービス(0570-058-200)に電話をかける。
2,ダイヤルプッシュ【2】(まるごとフラットリボ(自動リボ)の登録・解除)を押す。
3,クレジットカード番号を入力して【#】を押す。
4,ダイヤルプッシュ【1】(まるごとフラットリボ(自動リボ)の登録・解除)を押す。
5,まるごとフラットリボ(自動リボ)を解除する場合は【2】を押して解除する。
まるごとフラットリボを解除しなければ、自動的にリボ払いへと支払い方法が変更されて「手数料」が発生してしまします。
支払いに余裕がある場合は、しっかりと解除手続きを行って余計な手数料を支払わないようにしていきましょう。
まるごとフラットリボのデメリット
ここではまるごとフラットリボのデメリットを解説していきます。
自動的にすべての支払いがリボ払いにされてしまう
解除後でも支払残高があればリボ払いのまま
実質年率18%の手数料がかかってしまう
まるごとフラットリボの利用は簡単に出来てしまいます。
ですが、実質年率18%の手数料は業界の中でもトップクラスの手数料になっています。
計画的に利用すること、そして使い方を理解していないと、余計な手数料を支払ってしまうことになります。(リボ払いの上手な使い方とは?便利に使う方法や注意点等解説)
デメリットも理解したうえで、利用していきましょう。
自動的にすべての支払いがリボ払いになってしまう
家賃など、一部の支払いに対しては、まるごとフラットリボを利用することはできない場合があります。
ですが、一度まるごとフラットリボの設定をしてしまえば、適応対象外の支払い以外は自動的にリボ払いに変更されるようになります。
そして一度リボ払いになった支払い分を、もとの支払い方法に戻すことはできない仕組みです。
また、リボ払いに設定している支払い元金よりも低い金額での支払いだったとしても、利用金額に対して手数料が発生するようになっています。
ほかにも他社のカードでは「海外利用分はリボ払いにできない」ところもある中、PayPayカードのまるごとフラットリボは海外利用分もリボ払いに変更が可能です。
リボ払いに変更すれば利息が発生してしまうので、いつの間にか「支払う金額が膨れ上がっていた」という場合があるので注意が必要です。
解除後でも支払残高があればリボは続く
そしてもう一つ注意しないといけないところがあります。
一度リボ払いに変更したものは他の支払い方法に変更することはできません。
まるごとフラットリボを利用中に発生した支払いは「リボ払い」のままになっています。
前述した「まるごとフラットリボを解除する方法」の手続きをしただけでは、リボ払いが完全に終わっていない可能性があります。
まるごとフラットリボの利用を解除した後でも、支払い残高が残っていれば「リボ払い」としての支払いが続いてしまうのです。
無駄な手数料を支払わないためにも、支払いに余裕ができたら「まるごとフラットリボを解除する方法」と併せて「リボ残高おまとめ払い」で全額返済をすることをおすすめします。
手数料がかかってしまう
まるごとフラットリボはその時に一括払いできない買い物をすることができてしまいます。
20万円以下の利用であれば、月々3,000円(最低)+手数料を払うだけ
20万円超えの利用も月々10,000円(最低)+手数料を払うだけ
このように一時的には支払金額を抑えることができて、とても魅力のあるシステムです。
ですが支払期間が長期化すればするほど手数料が発生して、気が付いた時には「多額の手数料を支払っていた」と後悔する人も少なくありません。
他社のカード会社では年率15%のところもあるので、まるごとフラットリボの実質年率18%は比較的高めの手数料になっています。
最初に例として10万円の手数料の計算をしました。
この10万円を返済するだけでもトータルで8,250円の手数料が発生してしまいます。
8,250円の手数料と聞いて、あまり驚かない方もいるかもしれません。
ですが、返済期間が長期化すればするほど支払う手数料は上限なく払い続けることになってしまいます。
簡単な手続きで利用できてしまう、まるごとフラットリボですが利用前にはしっかりとどれくらいの手数料がかかってくるのか計算をしてみることをおすすめします。
まるごとフラットリボのメリット
最後にまるごとフラットリボのメリットを解説していきます。
毎月の支払金額を一定にしておくことができる
店でのショッピング会計時に「リボ払いで」と言わなくていい
まるごとフラットリボの一番のメリットは毎月の支払いをほぼ一定にできるというところでしょう。
突然、振りかかってきた高額な出費もまるごとフラットリボを利用すれば家計負担の軽減につなげることができます。
そして、カード利用するときも「リボ払いで!」と伝えることなく利用できるので、周りの人の目を気にすることなく利用できてます。
メリットも理解したうえでまるごとフラットリボを利用していけば「リボ払いは使っちゃダメ」という、世の中の常識を覆すことができるかもしれません。
それでは、より具体的な話をしてみましょう。
毎月の支払金額を一定にしておくことができる
まるごとフラットリボを利用すれば毎月の支払金額をほぼ一定にしておくことが可能になります。
一定の金額にできることで毎月の支払額の負担を少なくすることができるんです。
例えば、冷蔵庫や洗濯機など、生活必需品だが安くはない商品が壊れて急に使えなくなった時などにまるごとフラットリボを利用して商品購入をすれば、急な家計負担になることを避けることができます。
手数料は発生してしまいますが、10万円単位の急な出費を避けることはできるので、メリットの一つとして、まるごとフラットリボを利用することを検討することもよいでしょう。
リボ払いを計画的に利用できれば、返済金額もほぼ一定で安定しているので将来のためのお金を考えることが可能になってくるかもしれません。
店でのショッピング会計時に「リボ払いで」と言わなくていい
お店でカード払いを使えば必ず聞かれるのが「支払い方法」です。
「分割」や「リボ払い」でと伝えるのは、恥ずかしいと思う人が多いのではないでしょうか?
お金関係の書籍には必ずと言っていいほど「リボ払いはダメ」と書いてあります。
そういうところから世の中ではリボ払いに対して悪いイメージしかない人が多いです。
まるごとフラットリボの設定を済ませておけば「1回払いで!」と伝えても、自動的にリボ払いに変更してくれます。
お店で恥ずかしい思いをしたくないという人にとっては、大きなメリットの一つでしょう。
✅毎月の返済が1社以上or
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この記事の監修者 | 山口学 |
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