廃課金者の末路とは？廃課金する原因や抜け出す方法・対処法等解説

ゲームに夢中になるあまり、課金が止められなくなる人を廃課金者と言います。課金を余剰資金の範囲内で行っているなら問題ありませんが、生活に支障が出ても課金が止められない人も少なくありません。

身を削って課金をする廃課金者の末路は、日常生活や人間関係に大きな悪影響を及ぼしたうえで、何もかも失ってしまうことがほとんどです。そうならないためには、廃課金者になってしまう原因や末路を知り、強い意志で課金を止めるしかありません。

この記事では、廃課金者の末路や原因を紹介し、どうしたら廃課金者から抜け出せるのかを解説していきます。頭ではわかっていても課金が止められない、将来廃課金者にはなりたくない、そんな人はぜひ目を通してください。

廃課金者の末路はどうなる？

廃課金は、自身の収入を超えた課金をしてしまうところから始まります。課金額が生活費を超えてしまうため、日々の生活のためにカードローンや消費者金融から借金をせざるを得ません。

また、廃課金の影響はお金だけでなく、日常生活にも影響を及ぼします。常に課金をしたゲームのことばかり考えるようになり、遊び過ぎによって生活習慣の乱れを引き起こします。私生活だけでなく、仕事にまで影響してしまうケースも珍しくありません。

借金が増えて仕事もうまくいかなくなると、常にストレスにさいなまれる生活を強いられます。さらに課金を続けると、借金相手が1カ所だけでは足りなくなるため、複数のカードローンから借り入れを行う多重債務者になってしまいます。

返済すらできなくなれば、債務整理に頼って借金をなくすしかありません。課金したデータを含め、最終的に多くのものを失ってしまうのが、廃課金者の末路です。

収入以上に課金をしてしまい、カードローンで借金をする

廃課金者は、自分が生活するうえで許容できる額を超えても、課金を止められません。生活に必要な費用も課金に使ってしまうため、必然的に生活費が足りなくなってしまうのです。

足りない生活費を補うために、よく利用されるのがカードローンです。現在は多少お金が厳しくても、カードローンで簡単にお金を借りられるため、借金にもあまり抵抗を感じない人も少なくありません。

一般的には、一時的に多少の借金しても、来月にやりくりして返済すれば問題ありません。しかし、廃課金者は生活費のために借金したお金も、また課金に使ってしまいます。

結果としていつまでも借金が減らないどころか、ずっとカードローンに頼ることになってしまいます。

生活が乱れ、昼夜逆転、仕事にも影響を与える

廃課金を繰り返すほどのめりこんでいるゲームがある人は、日常生活の大半をゲームのことばかり考えて過ごしてしまいます。プライベートはもちろん、仕事中や人と会っている間も、課金しているゲームのことが頭から離れません。

ゲームが生活の中心になってしまうと、私生活が乱れ、ゲームのし過ぎで昼夜が逆転してしまいます。仕事中に、時間を見つけてはゲームをプレイするようになる人も多く、仕事に悪影響が出るケースも少なくありません。

課金をする限り遊び続けられる性質も相まって、いつまでたってもゲームを止めることができません。廃課金者はお金を失うだけではなく、自分の時間や生活習慣にも大きな影響が出てしまうのです。

借金が増え、仕事もうまくいかずストレスが大きくなる

ソーシャルゲームにのめりこんだ生活を続けていると、課金によって借金がどんどん増えていきます。また、常にゲームのことばかり考えているため、仕事もうまくいきません。

借金と仕事の不調による辛さから、ストレスを抱えるようになってしまいます。どちらも、自分がのめりこんでいるゲームに原因があるため、廃課金を続ける限りストレスの原因が解消されることはありません。

しかし、廃課金者になるほどのめりこんでいるゲームを、自分の意志だけで止めることは非常に困難です。むしろ、ストレスの解消先をゲームに求めてしまい、さらに課金が増えていくケースもあります。

結果として、課金が原因でストレスが溜まり、その解消のために課金するという負の連鎖が発生してしまい、どんどんストレスが増大してしまうのです。

複数のクレジットカードからお金を借りる多重債務者となる

課金を繰り返すと、いずれ使っているクレジットカードが、限度額に達してしまいます。借金してでも課金を止められない人は、さらに別のクレジットカードを作り、そこから借金をする人が多いです。

クレジットカードの中には審査が緩いものも多いため、借金がある人でも比較的容易に新たなカードを作成できます。限度額まで借金を繰り返す人は、別のカードで借金をすることに抵抗を感じることもありません。

新しく作成したカードで限度額まで借金をしたら、また新たなクレジットカードを作成します。ここまでくると、新たなカードが作れなくなるまで課金は止まりません。気づいた時には、複数のクレジットカードからお金を借りている多重債務者になっているのです。

債務整理をすることになる

多重債務者にまでなってしまうと、自分の収入だけでは借金の返済ができないケースがほとんどです。借金が返せずどうしようもない人は、最後に債務整理を頼ることとなります。

債務整理とは、国によって認められた借金返済のための措置です。下記の方法に則って、返済できない借金をどうにか解消します。

ただし、債務整理は借金をチャラにできる便利な制度ではありません。個人情報の公開や財産の没収など、デメリットは非常に大きいです。特に自己破産の場合は、生活費を除いた財産をすべて没収されるため、家や車さえも手放さなければいけません。当然、これまで課金を続けてきたゲームのデータも手放すことになります。お金や時間、生活を犠牲にした挙句、のめりこんできたゲームまでも失ってしまう、これが廃課金者の末路です。

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課金とは

課金とは、主にゲームに対する支払いのことです。その中でも廃課金者を生み出してしまうのは、ほとんどがソーシャルゲームへの課金です。

ソーシャルゲームでは、ゲーム内アイテムやキャラクターなどを手に入れるために、ガチャを回さなければいけないケースが多いです。ガチャを回すためのゲーム内通貨を購入するするために、課金を繰り返してしまいます。

ガチャを回すためのゲーム内通貨は、ゲームをプレイすることである程度入手できます。しかし、どんどん実装されるキャラクターやアイテムをすべて手に入れようとすると、もらえる分だけではとても足りません。

多くの人は、ガチャのタイミングを厳選するなどして、無課金や微課金でも楽しく遊びます。しかし、すべてのガチャを回すためには、大量の課金をするしかありません。実装されたガチャに対してすべて課金している人は、廃課金者と言えます。

課金額にかかわらず、課金によって生活に支障が出ている人は、立派な廃課金です。月に数万円の課金だとしても、生活費に食い込んでいるなら、廃課金と言わざるを得ません。

廃課金とは

廃課金とは、生活に支障が出るほど課金してしまうことです。たとえ月に1万円程度の課金だったとしても、課金によって生活費が圧迫されているのであれば、十分廃課金と言えます。

また、課金できる要素にとにかく課金を繰り返す人も、一般的には廃課金と言われます。ソーシャルゲームで実装されるガチャをすべて回す人は、だれの目から見ても廃課金です。

多くの人は本当に欲しいガチャだけを回します。しかし、廃課金の人はすべてのガチャを回そうとする点が特徴です。

また、ゲームによっては、同じものを何回も引くことで性能が向上するケースがあります。多くの人が1回当たりを引いて満足する一方で、廃課金の人は限界まで性能を上げるまでガチャを回し続けます。

課金額はいくらくらい？

生活に支障が出なければ廃課金ではない、という意見もありますが、おおよその目安は存在しています。一般的に、毎月の課金額が10万円を超える人は、立派な廃課金です。5万円程度が重課金、それ以下が微課金、全く課金しない人は無課金と呼ばれます。

たとえ収入があって生活に支障が出ていない場合でも、毎月何十万円もゲームに課金していると、周囲の人からは廃課金に見えてしまいます。廃課金だと思われたくないなら、常識的な範囲での課金を心がけてください。

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廃課金は病気？廃課金となる原因

廃課金になってしまうのは、心理的な要因が主な原因です。決して特別な人だけがかかる病気のようなものではなく、誰しもがなってしまう可能性があるのです。廃課金になる原因としては、下記の要素が挙げられます。

ソーシャルゲームをプレイしている人であれば、いずれも気にならないという人は少ないです。どれか一つでも条件を満たしてしまうと、そこから廃課金までのめりこんでしまう可能性は、十分考えられます。紹介した原因に思い当たる節がある人は、普段から行き過ぎた課金をしないよう心掛けることが大切です。

一度課金すると抵抗がなくなる

課金は最初の1回が最もハードルが高く、2回目以降はどんどん抵抗感がなくなっていきます。多くの人は、数をこなすほどその行為に慣れていくからです。

1度でも課金をしてしまうと、自分の中にもう1回だけという言い訳が生まれ、次の課金へのハードルが下がります。数回も繰り返せば、課金に対する抵抗感が全くなくなる人も珍しくありません。

課金を繰り返すうちに少しずつ頻度や金額が増えていき、気づいたら廃課金になっているというケースが一般的です。自分の意志で課金をコントロールできない人が、廃課金になりたくないなら、最初の課金をしないことが大切です。

お金を支払っている感覚が鈍ってくる

課金は多くの場合、クレジット払いやキャリア決済などに対応しています。課金したその場でお金を払う必要がないため、大金を払っているという感覚が生まれません。

ボタンタップ一つで数万円ものお金を支払う課金は、手間がかからないメリットがある一方で、支払い感覚を麻痺させてしまい、自分がいくら使っているのか冷静に判断できません。

そんなに使っていないつもりでも、気づいたら大量の請求がくるというケースも多いです。また、現金と違いお金がなくても課金ができるため、許容限度額を超えてしまいやすい点もデメリットと言えます。

ゲームへの課金は、自分がいくら使っているのかを客観的に把握できる人でないと、課金が止まらず廃課金になってしまいやすいです。

対戦や協力するゲームで仲間に迷惑をかけたくない気持ちになる

他人と協力したり対戦するゲームでは、ゲーム内での強さが重要になってきます。上位プレイヤーは課金によって良いキャラクターやアイテムをそろえているため、自分も課金を強いられます。自分だけ弱いままでは、一緒にプレイしているメンバーに迷惑をかけてしまうからです。

特に、ランキング形式のイベントでは、上位入賞者に特別なアイテムが貰えるため、メンバー全員で強くなるために課金を繰り返すことになります。そこで自分だけ課金を渋ると、周りから白い目で見られたり、メンバーから追い出されたりするケースも多いです。

しかし、イベントやガチャに終わりはないため、ほかのメンバーについていくためには課金を続けなければないけません。周りに迷惑をかけたくないからと分不相応な課金を続けていると、気づいた時には廃課金になってしまいます。

お得で魅力的なキャンペーンがあってのりたくなる

ゲーム内で定期的に行われるキャンペーンでは、普段より課金でもらえるアイテムが増えるため、課金意欲をそそられます。キャンペーンは期間限定なので、今だけのチャンスだと思って課金してしまう人も少なくありません。

しかし、お得だからと課金してしまうと、ほかのキャンペーンも課金しなければもったいないと感じてしまい、課金を繰り返してしまいます。ゲームによっては常に何かしらのキャンペーンを開催しているものもあるため、課金に歯止めがききません。

お得だから課金しているつもりでも、目に付くキャンペーンすべてに課金していると、気づいたら過剰にアイテムを持っていたということにもなります。課金をするかはお得かで決めるのではなく、自分が欲しいかどうかで決めることが大切です。

ゲーム内で有名になる、知名度を上げたくなる

ゲーム内で課金を繰り返して強くなれば、ゲーム内での知名度が上がります。ランキング上位に名を連ねたり、パーティー内での貢献度が高くなったりと、課金をするだけで有名人になったような気分を味わえます。

承認欲求が高い人は、ゲーム内での知名度も重要視する傾向が強いです。そのため課金を繰り返し、ほかのプレイヤーの注目を集めようとします。しかも、一度有名になった人は今の地位に固執して、意地でも知名度を維持するケースが多いです。

しかし、半端な課金額ではその他大勢のプレイヤーに埋もれてしまうため、注目されるためには大量の課金が必要です。結果として常に課金を強いられ、現実に影響が出るほどの廃課金になってしまうのです。

課金を止めると今までの課金が無駄になるような気がする

ガチャに対して、いわゆる「当たるまで回す」タイプの人は、廃課金になりやすいと言えます。なぜなら、目当てのものを引いていないのに途中でガチャを止めてしまうと、今まで課金した分が無駄になってしまうような気がするからです。

普段金銭管理ができている人でも、「せっかく課金したんだから当たりを引かなきゃもったいない」と意地になって課金を続け、予算をオーバーしてしまうケースは珍しくありません。課金を我慢できない人であればなおさらです。

この思考はゲームそのものに対しても言えることで、途中で課金を止めてしまうと周りの強さについていけなくなり、今までの課金が無駄になると考えてしまいます。今の地位を維持するために課金を続け、結果的に廃課金を止めることができません。

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廃課金者から抜け出す解決方法

課金は感情的になってやってしまう場合が多く、意志の力だけではなかなか止めることはできません。廃課金を止めたいなら、自分の中で明確なルール作りをすることが大切です。

例えば、回数や金額に限度を設定し、それを超えたら絶対に回さないなどのルールを作ります。人によっては、ルール作りをするだけでも課金を止めることができます。

しかし、多くの廃課金者は、ルール決めだけでは課金を止められません。どうしても課金してしまう人は、思い切ってアプリやゲームの削除をすることで、強制的に課金を止められます。

それでも新しい課金先を見つけてしまう人は、パソコンやスマホを触る時間を極力減らすことが大切です。課金を止められない廃課金の人は、課金してしまう根本的な原因を断つ荒療治が必要と言えます。

課金の上限金額・回数などルールを作り実行する

課金を止められない人は、自分の中に明確なルールがない場合が多いです。明確な線引きをしていないから、あと1回と言って何度も課金を繰り返してしまいます。

課金を止めるためには、明確な限度額を定めることが大切です。回す回数や課金の額などの限度を決めることで、それ以上の課金に抵抗感が生まれるため、課金抑制に効果があります。

ただし、1度でもルールを破ってしまうと、2回目以降のルール違反も抵抗がなくなるため、ルール決めの効果が極端に薄くなってしまいます。まずは自分の中でルールを決め、全力で死守することを心がけてください。守れない場合は、ほかの方法を検討したほうが良いです。

課金をしているアプリやゲームを排除する

根本的な解決策として、課金しているアプリやゲームを削除すれば、今後課金することはありません。今までかけた課金額や労力はなくなってしまいますが、少なくともこれ以上課金をしてしまう心配はありません。

今までずっと遊んできたゲームを止めるのは、非常にハードルが高いですし、勇気のいる行為です。しかし、どうしても自分の意志で課金を止めることができないのであれば、課金先をなくすしか方法はありません。

課金していたゲームを止めることで、時間やお金に余裕が生まれるため、新しくしたいことが見つかる可能性もあります。現状の廃課金を良しとしないのであれば、思い切った決断も重要です。

スマホやパソコンを使う時間を減らす

インターネット上には、面白そうなアプリやゲームがたくさんあります。1度課金を止めても、新しい課金先を見つけてしまう可能性は十分にあります。課金をまたしたくないのであれば、スマホやパソコンを使う時間も極力減らすことが大切です。

暇つぶしでスマホやパソコンを操作していると、つい新しいゲームに目がいってしまい、プレイしたい欲求に駆られてしまいます。ゲームの存在を認知しなければ、プレイへの欲求も生まれないため、また課金をせずに済みます。

時間の使い方を見直して、スマホやパソコンを極力使わないよう心掛けてください。課金を我慢できない人は、少しでも課金につながるものを排除していくことが重要です。

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廃課金でできた借金の対処法

廃課金を繰り返すことによる借金が、自分の許容量を超えてしまっているケースは珍しくありません。自分一人で悩み続けても解決できないなら、早めにほかの人を頼ったほうが良いです。

借金の相談を恥ずかしいと思う人もいますが、このまま借金が増え続けると、いずれ隠しきれなくなってしまいます。取り返しがつかなくなる前に、人の手を借りてでも借金の解消方法を考えましょう。

家族や友達に相談する

家族や友人は、最も身近な相談相手です。借金の相談をしたことで怒られたりあきれられたりすることはあるかもしれませんが、最終的には相談に乗ってくれることが多い頼れる存在と言えます。

自分1人ではできない解決策であっても、友人や家族と一緒であれば実行できるものも多いです。

例えば、自分では思い入れがあって削除できないゲームでも、友人であればためらいなく強制的にゲームを削除してくれます。また、家族が借金を一時的に肩代わりしてくれれば、これ以上利子が膨らむ事態を防ぐことも可能です。

もちろん金額や間柄によっては、一切相談に乗ってもらえないどころか、愛想をつかされるケースも考えられます。相談する際は、決してお金を借りることを目的とするのではなく、真摯に反省している姿勢を見せることが大切です。

弁護士・司法書士など専門家に相談をする

頼れる相談相手がいなかったり、頼ってもどうしようもないほど借金が膨れ上がってしまった場合は、弁護士や司法書士などの専門家に相談しましょう。債務整理をはじめとした、借金を解消するための相談に乗ってくれます。

無料で相談できる窓口があるので、借金でお金がなくても安心です。金額や措置の内容によっては、家族や友人にバレることなく解決できます。

巨額な借金を解消するためには、財産の没収やブラックリスト入りなど、デメリットも多々あります。しかし、お金が返せずどうにもならない現状よりはましです。少なくとも、一生借金の返済に追われる状態から抜け出せるのは、大きなメリットと言えます。

返済のめどが立たないほどの借金を抱えてしまった場合には、早急な相談がおすすめです。

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この記事の監修者	山口学
事務所	株式会社トイント
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