イオンカードのリボ払いを一括返済する方法！返済時の注意点や繰り上げ返済で対処するやり方等も解説

イオンカードでリボ払いを利用している人は、完済まで高い手数料を支払い続けなければいけません。なるべく手数料を抑えるためには、一括返済してリボ払いを完済するのが効果的です。

ただし、リボ払いの一括返済は手順が決まっているほか、返済にあたっての注意点もあるため、だれでもすぐに実践できるとは限りません。自身のリボ残高や収入状況と相談しながら、一括返済のタイミングを考える必要があります。

イオンカードでリボ払いを完済したい人のために、リボ残高を一括返済する方法や、返済時の注意点などをまとめました。一括返済までの流れを知ることはもちろん、一括返済後に困らないためにも、必要な内容となっています。

イオンカードのリボ払いの一括返済方法

イオンカードでリボ払いを一括返済する主な方法としては、「イオンウォレットを利用」、「暮らしのマネーサイトを利用」、「銀行振込」の3種類があります。いずれの場合も一括返済の前に、手続きが必要です。

「イオンウォレット」は、イオンカードの公式アプリです。アプリ上からリボ払いの増額返済をおこなうことで、次回返済時にリボ残高を一括返済できます。

「暮らしのマネーサイト」は、イオンカードの公式ウェブサイトです。基本的にはイオンウォレットと同じような手続きをすることで、次回の返済時にリボ残高を一括返済できます。

「銀行振込」の場合は、事前に申込の電話が必要です。コールセンターに連絡したのち、指定された銀行口座に振込をおこないます。

イオンウォレットから一括払いに変更

イオンウォレットとは、イオンカード専用のスマートフォンアプリです。イオンカードの利用明細や支払い金額を確認するだけでなく、支払い方法の変更やクーポンの通知など様々なサービスを利用できます。

リボ払いの一括返済は、イオンウォレットから設定を変更することでおこなえます。正確には、全額返済を設定することで、次回の引落日にリボ残高がすべて支払われ、一括返済が可能になるという仕組みです。

アプリでの手続きは24時間対応しているため、いつでも手軽に一括返済の設定が可能です。ただし、毎月20日までに変更が反映されないと次回の請求金額が確定してしまうため、次回の引落で一括返済したい場合は、19日までに設定の変更をする必要があります。

(参照:リボ払いのご利用残高を返済する方法について教えてください。 | よくあるご質問| 暮らしのマネーサイト)

暮らしのマネーサイトから手続き

暮らしのマネーサイトとは、イオンカード公式のWebサイトです。カード情報を登録することで、イオンウォレットと同様、利用明細の確認や支払い方法の変更などができます。

イオンウォレットと違いWebサイトなので、パソコンからでも利用できる点がメリットです。手続き方法自体も、イオンウォレットでおこなう場合とほぼ変わりません。

手続きの期限も、同じく19日までです。イオンウォレットのアプリをインストールしていない人や、PCからの利用がメインの人は、暮らしのマネーサイトからリボ払いの一括返済をおこないます。

(参照:リボ払いのご利用残高を返済する方法について教えてください。 | よくあるご質問| 暮らしのマネーサイト)

銀行振込の場合はイオンカードコールセンターで返済金額を確認する

イオンカードのリボ残高は、銀行振込によって一括返済することも可能です。振込手続きが必要ですが、次回返済日を待たなくてよいため、手数料の発生を抑えられるメリットがあります。

銀行振込を利用する際は、あらかじめイオンカードコールセンター(0570-071-090)に連絡をして、一括返済の申込みをおこないます。かけ放題プランに加入している人や、海外から電話する場合の電話番号は、(043-296-6200)です。

コールセンターは年中無休ですが、受付時間がいずれも9:00~18:00である点には注意が必要です。また、振込手数料はこちらで負担になるため、若干出費が増えてしまう点もデメリットと言えます。

一括返済時の振込先

振込先については、電話で申込をおこなった際に、振込先を伝えられます。また、振込金額についても教えてくれるので、手数料を自分で計算する必要はありません。

過去に一括返済を利用して振込先の口座が分かっている場合などでも、申込をせずに一括返済はできません。振込先が相手を特定できないため、一括返済をしても認められない可能性が高いからです。

イオンカードのリボ払いの残高を一括返済する時の注意点

リボ残高を一括返済する際は、リボ残高だけでなく手数料も併せて返済しなければいけません。手数料は一日単位で増え続けていくため、毎日返済金額が増え続ける点を意識しないと、返済金額を間違えてしまう可能性があります。(イオンカードでリボ払いしたくない時はどうする？解除方法やリボを外す方法・解除できない理由・勝手にリボになる原因・対処方法等解説)

また、リボ残高の返済には、まとまったお金が必要です。一括返済自体の難易度が高いことはもちろん、返済後の生活費も考慮しなければ、一括返済後に生活が困窮してしまいかねません。

手数料に関しては、返済申込をおこなう際に教えてくれるため、しっかり確認しておけば間違いを防げます。一括返済の際は生活費も併せて確保しておくことで、返済後でも生活を維持できます。

残債に利息(手数料)を追加して支払うことになる

リボ残高に発生する手数料は、毎日少しずつ加算されていきます。振込む日によって一括返済に必要な金額が異なるため、一括返済の際はリボ残高だけではなく、手数料も併せて用意しなければいけません。

銀行振込の場合は、申込の際に振込金額を教えてくれるため、自力で計算は必要ありません。ただし、アプリなどから次回の引落で一括返済する場合は、手数料分も口座に入れておかないと一括返済が失敗してしまう可能性があります。

リボ残高が大きくなるほど、発生する手数料のペースも増加していきます。金額の大きいリボ残高を一括返済するときほど、手数料を正確に計算し、間違いなく一括返済できるように注意が必要です。

まとまったお金を支払うため家計に支障をきたす可能性がある

リボ残高の一括返済には、まとまったお金が必要です。特に、リボ払いを多用してきた人の場合、リボ残高が何十、何百万といった金額になっている人も珍しくありません。

一括返済をすると、一度に大金を失うことため、生活に支障をきたす可能性があります。せっかくリボ払いを完済できても、生活に困窮してしまったらまたリボ払いに頼ってしまう人も多いです。

一括返済の際は、一括返済したあとの生活のことまで考える必要があります。あらかじめ余分にお金を用意しておくか、生活レベルを抑えるなどの方法で、生活が困窮しない算段を立ててから、一括返済をすることが大切です。

一括返済できない時は増額・繰り上げ返済するというやり方もある

一括返済はまとまったお金が必要なので、実践できる人は限られています。お金に余裕はないけど少しでもリボ払いの完済を早めたい、という人は、返済金額の増額設定や繰り上げ返済などの利用がおすすめです。

増額設定は、毎月の返済金額を増やすことで、リボ残高を早く減らせます。リボ払いの繰り上げ返済は毎月の返済とは別に追加で返済をすることで、余裕があるときだけ返済金額を増やせる点がメリットです。

いずれの方法も一括返済と異なり、だれでも自分のおこなえる範囲内で実践できる点が最大の特徴です。返済できるときは一気に返済し、生活が苦しいときは今まで通り少額返済をする、といったこともできます。

一括返済ほど大きな効果はありませんが、少しずつ返済金額を増やしてリボ残高を減らすことで、確実に発生する手数料は抑えられます。また、リボ残高の減少ペースも早くなるので、完済までの期間が短縮される点も大きなメリットです。

一括返済ができない人でも、増額設定や繰り上げ返済によって少しずつ返済ペースを上げていけば、何もしない場合よりも確実に短期間で返済を終わらせられます。リボ残高が高額であるほど、小さな努力が大きな差を生むので、できる範囲で返済金額を増やしていくことが大切です。

イオンカードのリボ払い一括返済時によくある質問

イオンカードの残額を一括返済する方法はどんな種類がありますか？

イオンカードの一括返済には、専用アプリの「イオンウォレット」やWebサイト「暮らしのマネーサイト」から申込をおこなう方法と、銀行振込で一括返済する方法があります。

アプリやWebサイトの申込では、次回の返済日にリボ残高が全額引き落とされます。銀行振込の場合は、あらかじめ一括返済の申込みを電話でおこなったのち、振込日を決めて指定された口座にリボ残高を振り込む作業が必要です。

• リボ払いの一括返済とは？

イオンカードのリボ払いは一括返済に手数料は必要ですか？

リボ払いを一括返済する場合は、リボ残高に加えて手数料も支払わないといけません。手数料は一日単位で増え続けるため、一括返済が遅れるほど手数料によって返済総額も増えていきます。

また、銀行振込の場合はリボ払いの手数料に加えて、振込手数料も発生します。引落での一括返済の場合、支払うのはリボ残高＋リボ手数料分だけです。

• 分割払いはやめたほうがいい？クレジットカード分割払いの仕組みや手数料・リボ払いとの違い等解説

イオンカードのリボ払いをやめたい時の連絡先・電話番号は？

リボ払いをやめる場合は、イオンカードコールセンターに連絡します。電話番号は、0570-071-090です。かけ放題プランを利用していたり、海外から電話をしたりする人の場合は、043-296-6200に掛けます。

受付時間はどちらも9:00~18:00までです。また、いずれも通話時間に応じて、通話料が発生します。

リボ払いの一括返済と繰り上げ返済の違いは何ですか？

一括返済は、リボ残高を一度にすべて返済し、リボ払いを完済することです。手数料がこれ以上発生しないなどメリットは大きいですが、まとまったお金が必要なので誰でも実践できるわけではありません。

繰り上げ返済は、毎月の返済とは別に追加で返済することです。一括返済ほど大きな効果はありませんが、だれでも自分のペースで実践できるため、少しずつでもリボ残高を減らしていけます。

• 一括返済できない時は増額・繰り上げ返済するというやり方もある

イオンカードとはイオングループ利用時には特にお得になるクレジットカード

イオンカードとは、イオン銀行が発行しているクレジットカードです。入会金や年会費などは無料です。イオングループを利用すると多くポイントを貯められる点が特徴で、各種キャンペーンとも併用すると一気にポイントを獲得できます。

イオンカードのリボ払いは、利用明細一件ごとにリボ払いを設定する方法と、期間内の利用分をまとめてリボ払いに変更する方法の2種類があります。決済後でもリボ払いに変更できるため、リボ払いを利用するハードルは非常に低いです。

リボ払いの手数料は年率15%で、毎月の最低返済金額は2,000円です。しかし、最低金額分しか返済しないとあっという間にリボ残高が増えてしまうため、可能な限り返済金額を増やすことが大切です。

(参照:イオンカード新規ご入会・ご利用で最大11,000WAON POINT進呈 | イオンカード　暮らしのマネーサイト)

イオンカードの特徴

イオンカードは、イオングループ内の利用が特にお得なクレジットカードです。イオングループでの利用ならポイント還元率が2倍になるほか、楽天などの外部サービスも、イオンカードポイントモールを経由することで、ポイント還元率アップの恩恵を受けられます。

ポイント還元率アップは、イオングループ内のキャンペーンとも併用可能です。毎月5のつく日のWAONポイント2倍キャンペーンや、毎月20日,30日の買い物代金5%offといったキャンペーン時に利用することで、より効率的にポイントを貯められます。

イオングループはイオンやイオンシネマだけでなく、ビブレやダイエー、マックスバリュなど様々な店舗を全国各地に展開しています。多くの人が日常的に利用している店舗もたくさんあるため、恩恵を受けやすいクレジットカードです。

イオンカードリボ払いの種類

イオンカードのリボ払いは、明細一件ごとにリボ払いを選択できます。決済後に変更することもできるため、リボ払いにしたい明細だけをあとから変更するといった融通も利きやすいです。

毎月の最低返済金額は、2,000円＋手数料です。返済金額は自分の都合で増減できるため、家計管理をしやすいメリットがあります。ただし、計画的に返済しないと、リボ残高が増えて完済が難しくなる点は注意が必要です。

イオンカードリボ払いの手数料

イオンカードのリボ払い手数料は、年率15%です。手数料は日割りで計算されるため、リボ残高が変わらなくても毎日少しずつ手数料が発生し、返済総額が増えていきます。

毎月一定金額＋手数料を返済していく方式なので、最低金額で返済し続けたとしても、手数料の増加でリボ払いが終わらない、といったことはありません。ただし、完済まで時間がかかるほど、発生する手数料は増加していきます。

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この記事の監修者	山口学
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