dカードでリボ払いを利用している人は、一括返済をすることで手数料の発生を抑えられます。一括返済は手数料を抑えられる以外にも、借金の重圧から解放されたり、毎月の支出が減ったりとメリットが多いです。
しかし、一括返済はハードルが高いため、すぐに誰でも実行できるわけではありません。また、タイミングや方法次第では一括返済がうまくいかない場合もあります。
dカードで一括返済したい人のために、一括返済の方法やできない場合の原因などについてまとめました。一括返済がすぐ実行できない人のための対処方法も紹介するので、dカードでのリボ払いを少しでも早く終わらせるための参考にできます。
- dカードリボ払いの一括返済は、指定の銀行口座やATMから振り込んでおこなう
- dカードリボ払いの一括返済をすると、返済総額が減り借金のストレスから解放される
- dカードリボ払いを一括返済する際は、支払う金額を正確に把握することが大切
- dカードリボ払いの一括返済は、次回引落金額が確定する前におこなう
- dカードリボ払いを一括返済できない場合でも、少しずつ返済金額は増やすべき
dカードのリボ払いを一括返済する方法
dカードリボ払いの一括返済は、指定の口座に振り込む方法と提携金融機関のATMから返済する方法の2種類があります。どちらも自分で振り込む点は同じですが、振込前の手続きや、振込可能な時間帯などが異なります。
口座への振込の場合、事前に振込の申込みをしておかなければいけません。代わりに、振込日はある程度自由に選択できるほか、インターネットバンキングを利用していれば24時間振込が可能です。
ATMから返済する場合、事前申し込みは必要ありません。リボ払いを利用しているdカードと暗証番号さえあれば、すぐに返済が可能です。ただし、時間帯によってはATMを利用できない場合があります。
- 一括返済の方法は、口座振り込みとATM返済の2種類
- 口座振り込みは、事前に申し込みが必要
- ATM返済は、利用できる時間帯が限られる
指定口座への振込で一括返済
dカードが指定する口座にリボ残高+手数料を全額振り込むことで、リボ払いの一括返済が可能です。インターネットバンキングからの振込であれば時間を問わず振り込めるため、タイミングを選びません。
振込をおこなう際は、事前にdカードの公式サイトから振込の申込みが必要です。申込なしで振り込んでしまうと、振込相手を特定できず返済ができないため、必ず事前連絡をして、振込日を決める必要があります。
振込金額については、申込時に正確な金額を教えてくれるケースが多いため、自分で計算する必要はありません。また、次回の引落金額が確定する26日頃までに振込をおこなわないと、一括返済ができない可能性があるので注意が必要です。
- 口座振り込みは、事前に申し込みが必要
- インターネットバンキングからの振込なら、24時間利用可能
- 振込日は、次回引落金額が確定する26日までにする
提携金融機関・コンビニATMから残高を臨時一括返済
提携している金融機関やコンビニのATMからでも、リボ残高の一括返済が可能です。口座振り込みと異なり、事前に申し込みをする必要はありません。
dカードと暗証番号を用意したら、ATMの指示に従って振込をおこないます。返済金額は、手数料も含めて自動で計算されたものが表示されるため、自分で計算しなくても大丈夫です。既に次回引落金額が確定している場合は、その金額を除いた金額が表示されます。
注意点として、ATMによって利用可能時間が異なります。平日の場合は9:00~18:00の場合が多いですが、ATMによっては多少前後するため、事前に確認が必要です。基本的に早朝や深夜には対応していないため、日中が仕事の人は利用しづらいと言えます。
(参照:ATMからリボ払い残高を返済できますか。 | よくあるご質問 | dカード)
- ATMからの返済は、事前申し込みが必要ない
- ATMによって対応可能な時間帯が異なる
- 基本的に早朝や深夜は対応していない
dカードのリボ払いを一括返済するメリット
dカードのリボ払いを一括返済する最大のメリットは、手数料の発生を抑えられる点です。リボ払いは、リボ残高に応じて手数料が発生し、どんどん返済総額が増えていく点が特徴ですが、一括返済をすればリボ残高がなくなるため、これ以上手数料を支払わずに済みます。
また、一括返済すればリボ払いが完済されるため、借金を返済することの重圧から解放されます。毎月リボ払いの返済に充てていた支出もなくなるため、精神的にも金額的にも、生活に余裕が生まれやすいです。
さらに、リボ払いを完済したことで、クレジットカードの利用枠が復活します。クレジットカードを利用できる枠が増えれば買い物の自由度も上がり、支出のコントロールがしやすくなる点も大きなメリットです。
- リボ残高をなくすことで、手数料の発生を抑えられる
- リボ払いを完済することで、借金の重圧から解放される
- クレジットカードの枠が復活し、買い物の自由度が上がる
dカードのリボ払いを一括返済する時の注意点
リボ払いの一括返済時に注意したいのが、リボ残高+手数料分を全額正確に返済することです。特に、手数料は一日単位で増え続けていくため、少しでも計算を間違えるとリボ払いが完済できない可能性があります。
また、一括返済には当然ながらまとまったお金が必要です。リボ残高が大きいと、一括返済をしてもその後の生活が苦しくなってしまうケースもありますし、そもそも一括返済ができない人も少なくありません。
一括返済によって家計を圧迫してしまうと、せっかく完済したリボ払いにまた頼ってしまう可能性もあります。リボ払いを一括返済する場合は、全額返済したうえで日常生活に支障がないだけのお金を用意することが重要です。
- 一括返済の金額は、一日単位で変動する
- リボ残高の完済でお金を使い過ぎると、生活に支障がでる
- またリボ払いに頼らないように、生活が困窮しないだけの現金が必要
dカードのリボ払いの仕組みと種類
dカードリボ払いとは、dカードで利用できるリボ払いの総称です。どれだけ使っても毎月の支払い金額を一定に保てるため、毎月の支出を簡単にコントロールできます。未払いの分は、リボ残高として次回以降に繰り越されます。
dカードでのリボ払いには、大きく分けて「こえたらリボ」、「あとからリボ」、「店頭でリボ」の3種類があります。いずれもリボ払いに至るためのプロセスが異なるだけで、リボ払いとしての仕組みは同じです。
「こえたらリボ」は、毎月の設定した金額以上の出費を、自動でリボ払いにしてくれます。「あとからリボ」は、一括払いで決済したものもあとからリボ払いに変更可能です。「店頭でリボ」は、決済時にリボ払いと伝えるだけで、リボ払いが利用できます。
- リボ払いとは、毎月の返済金額を一定に保てる仕組み
- dカードのリボ払いには、3つの種類がある
- リボ払いの内容自体は、どれも同じ
dカードリボ払いとは
dカードリボ払いとは、dカードを利用したリボ払いの総称です。リボ払いとは、毎月の支払い金額を自分で設定する仕組みで、どれだけ使っても指定した金額分しか引き落とされないため、支出の管理が楽になる特徴があります。
リボ払いは勝手に設定されることはなく、自分でリボ払いの設定をしない限り、リボ払いでの返済にはなりません。ただし、契約時やキャンペーン時などに、よくわからないままリボ払いに登録し、知らないうちにリボ払い設定を済ませていた、というケースはあります。
リボ払いは、毎月少額の返済だけで済むため、一見負担の少ない便利な支払い方法だと思いがちです。しかし、未払いの分はリボ残高として蓄積されるうえに、手数料も発生するため返済総額はどんどん増えていきます。目先の負担は少ないですが、最終的な返済総額は非常に大きくなるのが、リボ払いです。
- リボ払いは、利用金額にかかわらず支払い金額が変わらない
- 未払いの分は、リボ残高として次回以降の返済にまわされる
- リボ残高には手数料がかかるため、返済総額が多くなりがち
dカードリボ払いの種類
dカードで利用できるリボ払いには、「こえたらリボ」、「あとからリボ」、「店頭でリボ」の3種類があります。いずれもリボ払いの内容は同じですが、リボ払いの設定手順が異なります。
「こえたらリボ」は、毎月の利用上限額を自分で設定し、上限を超えた金額が自動でリボ払いになる仕組みです。毎月の返済金額が増えすぎないように調整できる一方で、少額の内はリボ払いにならないことから、勝手にリボ払いになったという勘違いが生まれやすい支払い方法でもあります。
「あとからリボ」は、一括払いで決済した取引を、あとからリボ払いに変更できる仕組みです。会員サイトから申込をおこなうことで、いつでも設定可能です。急な出費があっても、あとからリボを利用すれば次回の返済金額を減らせます。
「店頭でリボ」は、決済時にリボ払いを指定する一般的なリボ払いの利用方法です。特別な設定や申込は不要なので、最初からリボ払いを利用すると決めている人にとっては、最も手軽に利用できる方法と言えます。
- 「こえたらリボ」は、指定した金額以上の支払いが自動でリボ払いになる
- 「あとからリボ」は、一括払いもあとからリボ払いに変更できる
- 「店頭でリボ」は、決済時に伝えるだけでリボ払いが利用できる
dカードのリボ払いを一括返済できない原因や理由
リボ払いを一括返済する際は、返済タイミングに注意が必要です。次回引落金額が確定してしまったあとに一括返済をしようとしても、引落が確定した分は一括返済に含められません。
また、返済金額は利息によって日々増え続けているため、正確な金額を入金しないとリボ払いを完済できません。少しでもリボ残高が残っていると、手数料によってまた少しずつリボ残高が増えていく可能性があります。
dカードの引落金額確定日は26日前後なので、一括返済の場合はそれ以前におこなうことが大切です。また、引落金額が正確にわからない場合は、サポートセンターに問い合わせたり、振込申込時などに確認したりすることをおすすめします。
- 引落確定後に一括返済をしても、引落が確定した分は一括返済できない
- 手数料は日々増え続けるため、リボ残高+手数料を正確に支払う必要がある
- 返済金額は事前に確認しておくと、支払いミスを減らせる
次回の引落金額が確定後のタイミングだった
dカードは、毎月26日頃に、次回の引落金額が確定します。確定後に一括返済をおこなった場合、一括返済できるのは未確定の支払い分だけで、引落が確定した分は次回の支払い日まで返済できません。
支払える分だけでも一括返済しておけば、次回引落日にはリボ払いを完済できるため、大きな差はでません。ただし、次回返済日までのリボ残高にもしっかり手数料が発生するため、タイミング次第では若干リボ残高が残ってしまう可能性がある点には、注意が必要です。
- dカードの次回引落金額確定日は26日頃
- 引落が確定した分のリボ払いは、一括返済できない
- 引落日までに発生した手数料により、リボ払いを完済できないケースがある
支払い金額が正確でなかった、全額支払いができなかった
支払った金額がリボ残高より不足している場合、当然ながらリボ払いは完済できません。リボ残高は手数料によって日々変化していくため、振込日のリボ残高を正確に把握していないと、支払い金額を間違えてしまう可能性があります。
一括返済の申込を電話でする場合は、担当者が支払う金額を教えてくれます。また、ATMで振り込む場合は、振込前にリボ残高が表示されるため、確認が可能です。リボ残高の計算は大変ですが、事前に支払い金額を知る方法はあるので、確認ミスをしないことが大切です。
- 支払い金額が足りないと、一括返済しても完済できない
- リボ残高は、手数料によって一日単位で増え続ける
- 振込前の申込や、ATMの画面などでリボ残高が確認できる
dカードのリボ払いを一括返済できない対処法
一括返済ができない場合、返済できる時だけでも少しずつ返済金額を増やしていくことで、手数料の発生を抑えつつリボ払いを完済するまでの期間を短縮できます。特にボーナスなどの臨時収入があったときは、一気に返済してリボ残高を減らすチャンスです。
また、毎月の引落金額を増額することで、リボ残高が減るペースを速めることも、効果的です。一括返済ほど大きな効果はありませんが、今の金額のまま返済を続けるよりも手数料を大きく減らせます。
リボ残高が増えすぎて返済が困難な場合は、弁護士や司法書士に相談することをおすすめします。専門家を通じて過払い金請求や債務整理などをおこなうことで、借金の減額や免責が可能です。
- 臨時収入や余裕があるときは、追加で返済していく
- 毎月の返済金額を増やすことも効果的
- 返済が難しい場合は、弁護士や司法書士を頼って借金を減らす
一部返済・臨時返済で繰り上げ返済して減らしていく
リボ残高が大きいほど、発生する手数料も多くなっていきます。そのため、通常の返済だけでなく追加で返済することでリボ残高を減らせれば、手数料が増えるペースを減らしつつ、リボ払い完済までの期間を短縮が可能です。(リボ払いの繰り上げ返済方法!やり方やメリット・注意点や利息等のシミュレーション等解説)
余裕ができたときや臨時収入が入ったときなどに、少しずつ返済金額を増やすだけでも効果はあります。特に、ボーナスをもらったときは一気にリボ残高を減らすチャンスなので、なるべくボーナスに頼らない家計管理を意識すべきです。
こまめに追加返済をおこなってリボ払いを早めに完済できれば、結果的に支払う手数料も減らせます。一括返済と違い、追加返済は誰でもできるときだけ実践すればいいため、可能な範囲で追加返済をしていくことが大切です。
- 追加返済でリボ残高を減らせば、手数料の発生を抑えられる
- 追加返済は、余裕があるときや臨時収入が入ったときだけでも効果がある
- 一括返済と違い、だれでも可能な範囲で実践できる
毎月の返済額を増額する
一括返済ができない場合でも、毎月の返済金額を増やせばその分リボ払いを完済するまでの期間を短縮できます。返済金額は自分で設定できるので、どの程度返済金額を増やすのかも自由に決められます。
追加返済はその都度振込をしなければいけないため、面倒に思う人も多いです。一方、毎月の返済金額を増額する方法なら、一回設定すれば以後は自動的に設定した金額が引き落とされるため、手間もかかりません。
返済金額の増減は自由に決められるので、負担が大きければ減らし、余裕があれば増やすといった柔軟な対応も可能です。返済金額を増額するほど発生する手数料も抑えられるため、一括返済ができない人も、可能な範囲で増額すべきと言えます。
- 毎月の返済金額を増額すれば、返済期間を短縮できる
- 追加返済と違い、一度設定すれば手間がかからない
- 増額幅は自由に選択できる
返せない場合は弁護士や司法書士に相談する
リボ残高が増えすぎて一括返済どころか日々の返済も難しい場合は、最後の手段として弁護士や司法書士に相談する選択肢があります。専門家を通じて、リボ残高そのものを減額したり、借金そのものをなかったことにできる可能性があります。
過払い金がある場合は、過払い金請求をすることで支払い過ぎた手数料を取り戻すことが可能です。債務整理であれば、リボ払いの利息をカットしたり、借金自体を減額したりが期待できます。
ブラックリストにのったり、財産を差し押さえられたりと、おこなう手続きに応じてデメリットも相応に発生します。しかし、返済できずリボ残高が増え続けるよりは将来の状況が良くなるため、返済できないと判断したら積極的に相談するべきです。
- 過払い金請求:過払い金を取り戻すことで、借金を減らせる可能性がある
- 任意整理:借金の利息をカットして、返済を容易にする
- 個人再生:借金の元金を減額して、3~5年で完済を目指す
- 自己破産:財産の差し押さえと引き換えに、借金の免責を得る
dカードリボ払い一括返済でよくある質問
dカードのリボ払いを一括返済に変更することできますか?
リボ払いを一括返済する場合は、指定した口座への振込か、ATMを利用した返済ができます。いずれの場合も、次回の引落日を待たず、リボ残高を一括返済可能です。
口座振り込みの場合は、事前に申込が必要です。ATMでの返済は申込不要ですが、ATMの取り扱い可能時間内で返済をおこなう必要があります。
dカードのリボ払いをやめたい時はどうしたらいいですか?
リボ払いをやめるためには、リボ残高を一括返済するしか方法はありません。リボ払いの利用をやめても、既に発生したリボ残高は引き続きリボ払いで返済が続くからです。
一括返済ができない場合は、追加返済や毎月の返済額を増やすなどによって、返済期間を短縮できます。返済期間が短くなるほど、発生する手数料を抑えられるため、返済総額は減っていきます。(リボ払いとはどんな返済方法なのかわかりやすく解説!仕組みやデメリット・種類ややめたい時の対策・後悔しない対処方法等解説)
dカードは勝手にリボ払いになりますか?
dカードは、支払い方法が勝手にリボ払いになることはありません。リボ払いになるのは、自分で設定をおこなった場合だけです。
ただし、カード申込時などに意図せずリボ払いの申込もしていた場合は、いきなりリボ払いになってしまうケースがあります。特に「こえたらリボ」は、支払い金額が小さいうちは一括返済のままなので、忘れたころにリボ払いが発生しがちです。
dカードのリボ払いのデメリットは?
リボ払いはどれだけ使っても返済金額が変わらない一方で、未払いの分はリボ残高として蓄積されていきます。また、残高に応じて手数料が発生するため、リボ残高が時間と共に増えていく点は、大きなデメリットです。(リボ払いはデメリットしかない?)
どれだけリボ残高が増えても支払い金額が変わらないことから、リボ残高を把握しづらい点も、注意が必要です。気づいた時には、返済できないほどリボ残高が膨れ上がっていた、というケースもリボ払いでは珍しくありません。
✅毎月の返済が1社以上or
✅半年以上払っている人は
借金を減らせる可能性があります。
借金を返すのがしんどい方に。
※いくら減らせるか無料・匿名で試せます。
<診断しても依頼にはなりません>
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グリーン司法書士法人・行政書士事務所
\【簡単1分】質問に答えるだけ/
しんどい返済生活から抜け出したいなら
↓職場・家族、誰にもバレずに試せます↓
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弁護士法人・響
\【秘密厳守】誰にもバレない/
↓いくら減るか試してみるだけでもOK↓
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この記事の監修者 | 山口学 |
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