リボ払い

リボ払いがやばい理由をわかりやすく説明!地獄な体験談や返済地獄から逃れるコツ・対処方法等を解説

リボ払いはだれでも気軽に利用できる決済方法であるにもかかわらず、非常に多くの人が返済に苦しんでいます。特に、リボ払いの仕組みや、具体的な支払い金額などを理解せずにリボ払いを始めてしまうと、後々返済地獄に陥ってしまう可能性が高いです。

リボ払いがやばい、という声を聞いたことはあっても、具体的にどんなやばさがあってどんな末路をたどってしまうのかを理解している人は少数です。リボ払いを恐れるにしても、仕組みを理解して正しく恐れなければ、対策も立てられません。

リボ払いのやばさを知りたい人のために、リボ払いがやばいと言われている理由や、地獄の体験をした人の体験談などを紹介します。リボ払いから抜け出すための対策も併せて紹介するので、リボ払いについて知りたい人はもちろん、既にリボ払いで返済地獄に陥っている人もぜひ目を通してください。

この記事でわかること
  • リボ払いは、仕組みを理解せずに利用するとやばい
  • リボ払いがやばい理由は、使った金額よりも多くの支払いが必要だから
  • リボ払いで返済地獄に陥ると、自分や他人の人生に大きな影響がでる
  • リボ払いは、計画的な返済をすることが大切
  • リボ払いの返済地獄から抜け出すためには、残高を減らして返済期間を短くすることが大切

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【目次】このページ先読み

リボ払いがやばい・怖いと言われる理由を分かりやすく説明

リボ払いがやばいと言われる理由は、使った以上に支払わなければいけないことです。リボ払いの残高には金利手数料がかかるため、完済しないと時間に応じて支払い金額が増えていきます。

リボ払いを利用すると、毎月の支払い金額は少なく済みますが、その分完済までかかる時間が長く、手数料もたくさんかかります。結果として、実際に使った金額よりもはるかに大きな金額を支払うことになるケースがほとんどです。

また、リボ払いは自覚なく利用してしまうケースも多く、気づいたときには大量の残高と手数料が発生していたという人も後を絶ちません。自分の知らないところでリボ払いを利用してしまい、知らない間に手数料によって支払い総額が増えてしまうからこそ、リボ払いはやばいと言われています。

  • リボ払いは手数料の支払いが長期かつ膨大になってしまう
  • 使った金額や返済金額がわかりにくく、収支の管理が難しい
  • 自分の知らないうちにリボ払いを使っているケースもある

返済をしているつもりでも元金が減らない

リボ払いの初期設定では、大抵毎月の支払い金額が3~5千円程度に設定されています。一見毎月の負担が少ないので助かると思いがちですが、残った残高は手数料によってどんどん増えていくため、支払い金額が少ないと元金がなかなか減りません。

たとえば30万円の残高が1年間残っていた場合、手数料が年率15%なら1年で増える手数料は4万5千円です。対して、毎月の支払い金額が5千円だった場合、1年の支払い金額の合計は6万円です。

1年かけて6万円支払ったにもかかわらず、手数料が4万5千円もあるため元金は1万5千円しか減っていません。毎月こつこつと返済しているつもりでも、実は全く返せていないことが、リボ払いがやばいと言われる要因の一つです。

金利手数料が高く返済総額が膨らむ

リボ払いに発生する手数料はカード会社によって異なりますが、だいたい年率15%程度が相場です。15%で10万円の残高が1年間残れば手数料は1万5千円、残高が100万円もあったら年に15万年も増えていきます。

手数料は残高が残っている限りかかり続けるため、早急に返済しないとどんどん手数料ばかりが増えていきます。しかし、前述したように少額の返済では元金が減らないことから、手数料の増加を止められません。

結果として返済総額がどんどん膨れ上がってしまい、実際に使った金額をおおきく超えた支払いを迫られるケースがほとんどです。短期間で返済できるなら手数料はそこまで問題にはなりませんが、返済が長期化しやすいリボ払いでは非常にやばい要素となっています。

毎月使った金額、返済金額がわかりにくい

リボ払いは、どれだけ使っても毎月の返済金額が変わりません。返済金額を3千円に設定しておけば、10万円使おうが100万円使おうが、たった3千円分の支払いだけで済みます。余裕のない人が大きな出費を必要とする場合、この仕組みはとても便利です。

しかし、毎月支払う金額が変わらないと、今月使ったお金や残りの返済金額がいくら残っているかを把握できません。もちろんカードごとの会員サイトなどで確認は可能ですが、面倒だったりやり方がわからなかったりで、確認を怠る人は少なくありません。

その間にも、残高と手数料は増えて続けていき、気づいたときには到底一括で返済できないほどに、リボ払いの残高が増えてしまっていたという声も多いです。しっかり収支の管理ができる人でないと、返済金額の変わらないリボ払いは全容の把握が非常に困難といえます。

知らずにリボ払い設定になっている

リボ払いは基本的に、利用者が申請しなければ勝手に支払いがリボ払いになることはありません。しかし例外として、カードの申込時にリボ払いも一緒に申込していた場合は、最初からリボ払いとして支払いが始まります。

申込時のキャンペーンやお得な特典の適用は、リボ払いの登録が条件になっていることも多いです。そのため、自分は登録していないと思っていても、実は設定済みだったというケースは少なくありません。

知らないうちにリボ払いを使ってしまうと、気づかないうちに残高が増えてしまい、手数料による返済地獄に陥ってしまう可能性が高いです。特にカードを作って最初の支払いをおこなう際には、リボ払いになっていないか徹底した確認をしてください。

リボ専用カードだと知らずに支払いに使っている

クレジットカードのなかには、そもそもリボ払いしか利用できないリボ専用カードが存在します。リボ払いへの申込も必要ないため、リボ専用カードを知らずに使ってしまうと自動的に支払いがリボ払いになってしまいます。

リボ専用カードには、一括や分割といった支払い方法を選択できないため、知らずに使ってリボ払いの残高を溜めてしまう人は多いです。特に、人生で最初に作るクレジットカードがリボ専用カードだった場合、仕組みの理解が不十分であることから支払い方法を許容してしまう可能性もあります。

リボ専用カードを初期設定のまま使い続けると、どんどん残高が増えていきいずれ手数料の支払いだけでも手いっぱいになってしまいます。残高を一括返済したり毎月の返済金額を上げたりして、残高をためないことが大切です。

リボ払いの支払いをせず死に逃げできるのか

いくら使っても支払い金額が変わらないのであれば、残高を残したまま最低限だけ支払い続けていればいいと思う人は少なくありません。しかし、その方法はリスクが高すぎるため、非推奨です。

まず、クレジットカードには利用限度額があるため、いずれカードが利用できなくなります。カードを利用できないまま手数料だけを払わされ続けるため、結果的に大きな損をする点は大きなデメリットです。

また、リボ払いの残高を残したまま亡くなってしまった場合、残された残高はマイナス資産として相続人に引き継がれます。自分だけでなく、遺された人にも多大な迷惑をかけることから、リボ払いの借り逃げはおすすめできません。

  • 残高がクレジットカードの利用限度額に達すると、カードが利用できなくなる
  • リボ払いの残高を残して亡くなると、相続人に支払い義務が生じる

利用限度額があるのでカードの利用ができなくなる

クレジットカードには、カードごとに定められた利用限度額が存在します。利用限度額は条件を満たすことで増額させることもできますが、最初のうちは50~100万円程度に設定されている場合が多いです。

この利用限度額をリボ払いの残高が超えてしまうと、それ以上カードが利用できません(リボ払いの限度額を超えたら?)。しかし、リボ払いの残高は毎月支払わなければいけないため、今後ずっと使えないカードの支払いをし続けることになってしまいます。

限度額を超えたからといって、一括返済を求められることはありませんが、手数料によって残高が増えていく以上、返済しない限り一生手数料の支払いは終わりません。人生の長さを考えると、その総額はとてつもない金額になるため、借り続ける行為にメリットはないといえます。

リボ払いの借金もマイナス財産として相続される

返済をしないと残高の支払いが死ぬまで続くことは先ほど説明しましたが、実は死んでも支払いは終わりません。リボ払いを利用していた人が亡くなった場合、その残高はマイナス資産として相続されてしまいます。

相続人である両親や家族、子供や孫に対して、残っていたリボ払いの残高が引き続き請求されるため大きな負担がかかります。相続放棄という手もありますが、プラス資産もまとめて放棄しなければいけないことから、デメリットも大きいです。

リボ払いの残高を残したままにしておくと、自分どころか他人の人生にまで大きなマイナス影響を与えてしまいます。いくら毎月の支払い金額が小さくても、人生全体に与える悪影響は計り知れないため、借り続けたまま返済しない行為は非現実的です。

リボ払いでやばい地獄だった体験談

リボ払いがやばいということは広まっていますが、現実にはリボ払いで地獄の体験をする人が後を絶ちません。最初はすぐに返せば大丈夫と軽い気持ちで利用する人が多いですが、慣れてしまうとリボ払いが当たり前になってしまい、抜け出すことが難しくなっていきます。

リボ払いを利用したきっかけは様々です。もともと大きな出費がかかる人や急なライフスタイルの変化でお金が足りなくなった人、最近では課金のし過ぎで生活費が足りなくなる人も増えてきました。

リボ払いに甘えた人の末路は、決まって返済地獄です。なかには人生の重要な時期を借金の返済で無駄にしてしまった人もいることから、リボ払いで返済地獄に陥ることがいかにやばいかがわかります。

  • リボ払いに慣れると、なかなか抜け出せない
  • リボ払いを始めるきっかけは人によって様々
  • リボ払いに甘え続けると、地獄の返済生活が始まる

リボ払いで生活費をまかなって毎月の返済がやばくなった体験談

Aさんは就職3年目にリストラにあってしまい、月に30万円ほどあった収入を急に失ってしまいました。生活費がまかなえないことから、毎月の支払いが減るリボ払いを利用することにしましたが、これがのちの人生にまで大きな影響を与えます。

最初はすぐに就職先を見つけ、リボ払いを止めるつもりでいました。しかし、なかなか就職先が見つからないことに加え、両親の医療費など急な出費もかさんだことから、リボ払いを止められませんでした。どんどん残高が膨れ上がってしまい、月の支払いはほとんど手数料の支払に持っていかれます。

その後10年以上にわたり返済を続けたAさんですが、両親からの相続をきっかけになんとかリボ払いを完済できました。しかし、20~30代という人生で最も自由な時期を、ほとんど返済のために使うことになってしまったAさんの後悔は相当なものです。

たとえやむを得ない事情があったとしても、リボ払いに手を出してしまうとリボ払いが前提のライフスタイルが確立されてしまうため、なかなかリボ払いを止められません。最初から明確な返済プランが立てられないと、このように長期にわたってリボ払いの返済地獄に付き合わされることになってしまいます。

リボ払いでゲーム課金、生活までやばくなった体験談

Bさんはスマホゲームが好きで、ある日課金のし過ぎで生活費が足りなくなってしまいました。そんなときにリボ払いの存在を知り、生活費を確保する目的でリボ払いの利用を始めます。

しかし、リボ払いによって浮いたお金は次々スマホゲームの課金で消えていきました。今回もリボ払いで凌いで、次からちゃんと返済すれば大丈夫という甘えが生まれていったからです。結局リボ払いに甘え続けた結果課金が止まらず、最終的に大きな残高をかかえることになってしまいました。

さすがに危機感を感じたBさんは、手持ちのものほとんど売却することでリボ払いを返済します。その際に携帯電話も売り払ってしまい、結局あれだけ課金をしたゲームも失ってしまいました。

リボ払いは1度でも利用すると、次もリボ払いにすれば大丈夫という甘えが生まれてしまいます。一度増えてしまったリボ払いの残高を返済するのは容易ではないため、最終的にはリボ払いと引き換えに得たものも失ってしまう可能性が高いです。

リボ払いの仕組みがよくわからないまま使ってやばくなった体験談

当時大学生だったCさんは、趣味の旅行先でクレジットカードを使い過ぎてしまい、支払いができなくなってしまいました。そのときにリボ払いの存在を知り、よくわからないけど支払いが3千円で済むなら助かると、安易な気持ちでリボ払いを利用します。

口座の残高が減らないことに疑問を持つこともありましたが、カード会社から請求がきていないから大丈夫なのだろうと安易に考え、詳しく調べようとはしませんでした。そしてあるとき旅行先で急にカードが使えなくなり、ホテルの支払いや帰りの新幹線代が支払えなくなってしまいます。

やっとの思いで帰宅して調べてみると、カードの利用額が上限に達しており、そこではじめてリボ払いの残高が50万円残っていることを知りました。Cさんは両親に相談して返済を立て替えてもらったものの、クレジットカードも旅行も禁止されてしまいました。

学生のうちはリボ払いの仕組みがよくわからない人も多いため、請求されないから大丈夫なのだと考えてしまう人も少なくありません。しかし、ある日カードが使えなくなると同時に残酷な真実を突き付けられることになるため、仕組みを理解せずに利用するのは危険です。

リボ払いとは

そもそもリボ払いとは、どれだけお金を使っても毎月の支払い金額が一定で済む仕組みです。最初からリボ払いで決済できるほか、最初は1回払いで決済したものであっても、あとからリボ払いに変更できます。

返済方法には、毎月決められた金額を返済する定額方式と、残高に応じて返済金額が変動する残高スライド式があります。どちらにもメリットとデメリットがあるため、仕組みを理解したうえで利用することが大切です。

分割払いと違い支払い回数が明確に決まっていないことから、支払いが長期化しやすいです。それにともなって、手数料も多くかかってしまいます。リボ払いはメリットもありますが、安易に利用すると大きなリスクを抱えてしまう点は理解しておくべきです。

  • リボ払いは、どれだけ使っても毎月の支払い金額が一定で済む
  • 毎月の支払い金額は、自分で決める場合もあればあらかじめ決まっている場合もある
  • 分割払いに比べ、支払いが長期化しやすく手数料が多くかかる

利用しても毎月の返済を一定額にできる

リボ払いがもつ最大の特徴は、どれだけお金を使っても毎月の支払い金額を一定にできる点です。月に10万円使おうが50万円使おうが、支払う金額は変わりません。

毎月の支払い金額が変わらないことから、収支の計算が楽になるメリットがあります。また、急に予定外の出費があった場合でも、リボ払いであれば支払い金額が変わらないため、慌てる必要がありません。

一方で、支払いを先延ばしにした残高は着実に積み重なっていくため、支払い金額が少ないほど残高の増加も早くなっていきます。支払いも長期にわたることから、一度リボ払いを利用するとなかなか抜け出せない点が大きなデメリットです。

返済は定額方式と残高スライド方式がある

返済方式は大きく分けて、「定額方式」と「残高スライド方式」が存在します。定額方式は文字通り、あらかじめ決めた金額を毎月支払うもので、残高スライド方式は、残高に応じて支払い金額が変動していく点が特徴です。

定額方式も、手数料を含むかどうかで2種類に分かれます。手数料を含めた定額方式は「元利定額方式」とよばれ、支払い金額は一切変わりません。一方手数料を含めない定額方式は「元金定額方式」とよばれ、支払い金額に手数料がプラスされることから、支払い金額が変動します。

残高スライド方式では、残高が多いときは支払委金額が多く、残高が減るにつれて支払い金額も少なくなっていきます。後半になるほど支払いの負担が小さくなるメリットがある一方で、なかなか支払いが終わらず返済が長期化しやすい点はデメリットです。

返済方法 特徴 メリット デメリット
定額方式 毎月決められた金額を支払う いくら使っても支払い金額が変わらない 支払い金額が少ないと、残高が減らない
残高スライド方式 残高が多いうちは支払い金額が多く、残高が減ると支払い金額も減る 最初に多く支払うため、残高を減らしやすい 後半は支払い金額が減るため、完済まで時間がかかる

キャッシングもリボ払いにできる

リボ払いを利用したいなら、支払いの際にリボ払いと伝えることで、キャッシングした分をリボ払いにできます。また、最初は1回払いや分割払いで決済したキャッシング枠であっても、あとからリボ払いに変更可能です。(キャッシングリボとは?支払い方法・手数料(金利)やデメリット・返済がやばいとなる前の対処方法を解説)

ただし、一度リボ払いに変更したものは、あとから1回払いや分割払いに変更できません。別途残高の一括返済は可能なので、リボ払いを止めたい場合には通常の支払いとは別に残高を返済する必要があります。

手数料(利息)がかかる

リボ払いの残高には、手数料が発生します。手数料は年率15%程度の場合が多く、10万円の残高が1年間残っていた場合、手数料だけで1万5千円もの支払いをしなければいけません。

また、手数料は残高に応じて発生するため、リボ払いを続けて残高が増えていけば、その分かかる手数料も雪だるま式に増えていきます。リボ払いは完済まで時間がかかることから、最終的な手数料の支払いが膨大になるケースも少なくありません。

手数料を減らすためには、残高を短期間で返済することがベストですが、リボ払いに頼らざるを得ない状態ではどうしても支払いが長期化してしまいます。事前に返済プランを立てて、いくら手数料が発生するのかを明確にしておくことが大切です。

リボ払いと分割払いの違い

リボ払いは分割払いと同様、1回の支払いを分割して支払う方法です。手数料がかかる点も同じですが、大きく違う点は、あらかじめ支払い回数が決まっている分割払いに対して、リボ払いは支払い回数が決まっていないことにあります。

分割払いは、最初に分割回数を指定するため、その回数分支払えば必ず完済可能です。しかし、リボ払いは残高にかかわらず支払い回数が変わらないため、明確な返済回数は完済するまでわかりません。

そのため、残高の増加とともに返済期間が長期化する傾向があり、手数料もそれに伴って増加していきます。リボ払いは毎月の支払い金額こそ少なくなりやすいですが、分割払いよりも計画性が求められる支払い方法です。

リボ払いをうまく安全に利用・返済するコツ

リボ払いはリスクこそありますが、計画的に利用すれば必ずしも恐れる仕組みではありません。メリットも多いことから、仕組みや返済への理解度を高めることで、あえて利用する選択肢もありです。

大前提として、リボ払いは必ず返済期間を決めておくことが大切です。支払いが長期化するとリボ依存になりやすく、手数料もたくさん取られてしまうため、期間を決めての利用を徹底してください。

また、残高や支払い金額が表面化しにくいリボ払いでは、収支の計算が重要です。しっかり明細と実際の支払い金額を照らし合わせ、支払いが計画通りに進んでいるか適宜確認してください。もちろん、リボ払いは手数料が高いため、使わないに越したことはありません。

  • リボ払いは、必ず返済期間を明確にして利用する
  • 収支の計算は徹底し、計画通り返済できているか確認する
  • リボ払いでないと駄目な場面以外では、極力リボ払いの利用を避ける

リボ払いを使う時は期間を限定する

リボ払いを利用するうえで大切なのは、利用前に期間を限定することです。あらかじめリボ払いに頼る期間を決めておくことで、いくら手数料がかかっていくら支払えばいいのかが明確に把握できます。

期間をあらかじめ決めておかないと、リボ払いに慣れてしまいリボ依存してしまうリスクが高いです。一度リボ払いが前提の生活に慣れてしまうと、立て直すのは容易ではありません。

利用前に綿密な返済計画を立てて、必ずそれ以上期間を延長しないことが大切です。支払いの長期化さえ防いでしまえば、リボ払いがかかえるリスクのほとんどは解決したと言っても過言ではありません。

毎月使った金額と請求明細、支払い金額が合っているかチェックする

リボ払いを利用している月は、必ず毎月の返済額や利用明細、実際に使った金額を確認してください。リボ払いは計算ミスが起きやすいため、支払いが予想外に長期化し余計な手数料を支払うことになるケースが多いからです。

もしリボ払いを完済した後でも使った金額と支払い金額が違う場合、まだリボ払いが残っている可能性が高いです。すぐに残高を確認し、別途一括返済をすれば余計な手数料の発生を抑えられます。

毎月の収支をチェックすることで、返済計画にずれがないかも併せて確認可能です。手間はかかりますが月に1回の作業で十分なので、面倒くさがらずリボ払いを完済するまで確認を徹底してください。

手数料がかかる返済方法で買い物をしない

1回払いでは支払えない買い物を解決する方法は、リボ払いだけではありません。分割払いやボーナス一括払いなどもうまく活用することで、まとめてリボ払いするよりも手数料を抑えられます。

たとえば2回払いであれば、返済期間が短いため手数料の支払いも少額で済みます。また、ボーナス一括払いは収支の管理こそ必要ですが、手数料がかからないため利用するメリットが大きいです。

なんでもリボ払いで決済しようとすると、余計な手数料がかかるだけでなくリボ払い慣れしてしまうリスクもあります。支払えるうちはほかの支払い方法も活用し、リボ払いは最後の手段にすることを徹底してください。

リボ払いの返済地獄から逃れる対処方法

既にリボ払いの返済地獄に陥っている人は、とにかく支払い期間を短くすることが、一刻も早くリボ払いから抜け出すためのポイントです。可能な限り毎月の返済金額を増やし、少しでも残高を減らすことで、手数料の支払いも抑えられます。

もし一括返済できるタイミングがあれば、多少無茶をしてでもリボ払いを完済してください。一度完済すればもう手数料は発生しないため、それ以降の生活はかなり楽になっていきます。

既に残高が増えすぎでどうしようもない場合には、最後の手段として弁護士に相談してください。債務整理を利用できれば、リボ払いの残高を減額したり、支払い義務を免除したりできる可能性があります。

  • 返済地獄から抜け出すには、返済期間を短くすることが大切
  • 残高を0にできるチャンスがあれば、多少無茶してでも完済すべき
  • どうしても返済できない場合は、弁護士に相談する

毎月の返済金額を上げる

リボ払いの返済地獄から抜け出すためには、残高を減らすしかありません。そのためには、毎月の返済金額を上げていく必要があります。

毎月の返済金額が上がればその分残高の減りも早くなるため、リボ払いの完済に近づきます。また、残高が減れば手数料の増加も緩やかになるため、返済が進むほど負担が軽くなる点も重要です。

今の残高とかかる手数料を計算し、できる範囲で返済金額を上げてください。少し返済金額を上げるだけでも、最終的な支払い金額は大きく変動するため、返済のめどが立っているならこの方法が最も確実です。

一括返済ができるタイミングで借入残高を0円にする

リボ払いを返済する過程で一括返済できるタイミングがあるなら、迷わず返済して残高を0にすべきです(リボ払いの一括返済とは!返済方法やメリット・注意点や一括返済ができない時の対処方法等解説)。残高さえなくなれば手数料も発生しないため、これ以上支払いに苦しめられることはありません。

リボ払いは、返済期間が長いほど返済金額も増えていきます。返せるタイミングがあれば多少の無茶をしてでも返済したほうが、結果的に支払う金額は少なくて済みます。

もちろん、返済のためにほかから借金をしては意味がないため、あくまで自分の力だけで返済できるチャンスがある場合に実行してみてください。

債務整理をするためにも弁護士に相談する

残高が増えすぎてどうやっても返済できる見込みがない場合には、弁護士に相談してください。弁護士や司法書士を通じて債務整理をおこなえば、リボ払いの残高を減らしたりなくしたりできる可能性があります。

もちろん、債務整理はメリットばかりではありません。信用情報に傷がついたり資産の差し押さえをされたりと、少なくないデメリットがあります。債務整理が必ずできる保証もありません。

しかし、返済しきれない借金をそのままにしておけば、いずれ裁判や差し押さえによって債務整理したとき以上のものを失う可能性が高いです。なにより、返済地獄から解放されるのは精神的にとても大きなメリットなので、返済が無理だと判断したらすぐに弁護士を頼ることをおすすめします。

リボ払いを含めた借金を減らせないか借金減額シミュレーターをやってみる

債務整理によってどの程度返済金額を減らせるのかを知りたい人は、まず無料の借金減額シミュレーターを利用してみてください。リボ払いの残高や借入期間など、簡単な情報を入力するだけで、おおまかにどの程度減額できるかが把握できます。

ただし、借金減額シミュレーターを撒き餌にしたヤミ金や詐欺業者には注意してください。大手の事務所が運営しているシミュレーターであれば安全なので、必ずシミュレーターの運営元を確認してから診断をすることが大切です。

シミュレーターを利用したからといって、必ず弁護士に相談をする必要はないため、結果を見てから改めて弁護士に頼るか決めるのもありです。自分の現状を知るきっかけにもなるため、債務整理を検討している人はぜひ利用してみてください。

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この記事の監修者 山口学
事務所 株式会社トイント
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