キャッシング

他社5件でも借り入れできる?総量規制オーバーでも借りれるカードローンや審査に通るポイント等解説

借金返済や暮らしの維持のために、新たな借り入れなどお金に悩んでおられるのではないでしょうか。他社5件の借入があると現実としては審査に通ることが厳しく行き詰まってしまうケースもあります。

しかし、本当に借入の可能性はゼロでしょうか?間違えても闇金に手を出してしまったり危険な道を歩まないように、冷静に借金を見つめてみましょう。

  • 他社5件あっても新たに借りれる可能性を探したい
  • 他社5件の借金を少しでも減らしたい
  • 総量規制オーバーで審査に通らないと思っている人
  • 本当はもうこれ以上借金をしたくない

上記のような人は、どうすれば少しでも救われるのか、コツがつかめるはずです。

この記事でわかること
  • 他社5件でも借り入れできる可能性のある消費者金融は利率が高め
  • 他社5件の借金はまとめて一本化すると支払い減額の可能性が高い
  • 借金まみれからの脱却はなるべく早い段階で弁護士への相談が有効
  • 他社借入が4件までなら大手消費者金融は審査に前向き
  • 他社借入5件の内、クレジットのショッピング枠は総量規制に入らない

【要確認】
✅毎月の返済が1社以上or
✅半年以上払っている人は
借金を減らせる可能性があります。

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他社借入が5件でも借入できる可能性があるカードローン

融資の審査には、基準の一つに過去の滞納歴が挙げられます。特に銀行系カードローンは審査基準がより厳しく、お金を貸してもらえないケースが少なくありません。

他社ですでに5件借入がある場合でも同様、審査に通りにくいのが現状です。
とはいえ、カードローンの借り入れは何社までと決められたルールがあるわけではありません。審査の上、支払い能力があると判断されればお金を貸してくれます。

金融業者によって細かく審査基準が異なり、下記のように差があるのが実状です。

  • 他社5件の借入がある場合、大手より中小消費者金融が通りやすい
  • 他社借入が4件以下の場合、大手消費者金融でも通る可能性がある

借入する業者をうまく見分けられれば他社5件借入があってもまだお金を貸してもらえる可能性があるのです。上記2点について詳しく解説します。

大手よりも中小消費者金融の方が審査に通る可能性が高い

中小消費者金融の審査に比較的通りやすい理由は、大手消費者金融には通りにくい人をターゲットにしていることが多いからです。そのため審査内容が柔軟で、融資を受けられる可能性が上がります。
他社5件借入があるような場合はすでに新たな借入へのハードルが高いため、中小の消費者金融に申し込む方が効率が良いと言えるでしょう。

ただ、あまり聞いたことのない社名の貸金業者に借入を申し込むことに不安を少々感じてしまう人も少なくないのではないでしょうか。
間違いなく言えることは、大手の有名消費者金融も中小規模の消費者金融も、守るべき法律は同じ貸金業者だということです。正しく貸金業者登録がされていれば闇金を疑うような心配はありません。
ここでは実績のある中小消費者金融のうち3社の特徴を見ておこうと思います。

正しく貸金業社として登録しているかを誰でも確認することができます。
金融庁 登録貸金業者情報検索入力ページ

セントラル

セントラルは、1973年設立の中小規模の消費者金融で愛媛県松山市に本社があります。また、東京・神奈川などの関東地方と中四国地方に計19店舗の事業所があります。

店舗の自動契約機での申し込みなら即日融資も可能です。全国からは24時間365日ネットでの申し込みが可能で、平日14時までの申し込みなら最短即日の振込ができるようです。また、セブンイレブン銀行のATMで借入返済が可能な点も利便性が高いと言えます。

【融資可能額】
1万円から千円単位で最大300万円

【貸付対象者】
20歳以上の定期的な収入と返済能力があり社内基準を満たす方

【実質年率】
4.80%〜18.0%

【その他の特徴】

  • 設立以来「信頼」をモットーにスピード感を大切にしている
  • プライバシーを一切漏らさず、誰にも知られずに利用できる

フクホー

フクホーは、1970年に設立し大阪市に本社を置く中小規模の消費者金融です。全国で自宅にいながらネットや電話で24時間申し込みが可能な点が便利です。最短で即日の融資が可能な場合があり、急いでいる人にはとても助かります。

【融資可能額】
5万円から最大200万円

【貸付対象者】
20歳以上から65歳以下

【実質年率】
7.30%〜18.00%

【その他の特徴】

  • 他社の返済が延滞中の場合は融資不可
  • 過去の借入を放置の方は融資不可
  • 現在仕事をしていない人は融資不可
  • 審査に必要な在籍確認は職場への電話で行うがプライバシーに十分配慮した上で行う

アロー

アローは、2000年設立の貸金業者で、本社は愛知県名古屋市にある中小規模の消費者金融です。
全国からネットやアプリで申し込みを受け付けています。融資が決定すれば即日の振込をしてくれる場合があります。

【融資可能額】
最大200万円

【貸付対象者】
25歳以上〜65歳以下

【実質年率】
15.00%〜19.94%

【その他の特徴】

  • アプリをインストールして利用すれば全てがWEBで完結し郵便物が届く心配がない
  • 確認事項や審査業務に必要な電話は申し込み人の希望する時間に実施する

他社借入4件までなら大手消費者金融も借りれるかも

大手の消費者金融でも、複数の他社借入がある人には審査を通さないという固いルールがあるわけでもないようです。特に他社4件までならば、前向きに融資を行ってくれる印象です。

また大手の消費者金融には、中小規模の消費者金融よりもメリットが多いことがあります。現状の他社借入がまだ4件であるならば、まずはアコムやプロミスなど知名度のある大手の消費者金融で審査が通らないか申し込みをしてみる価値はあります。

他社4件までなら
【まずは大手消費者金融を選ぶ理由】

  • 大手の方が貸付金の上限が高い傾向があるから
  • 中小より利率が低い傾向があるから
  • 中小より貸付対象者の幅が広いから
  • 実績が豊富でレアパターンの解決ノウハウをより持っているから

アコム

アコムは三菱UFJフィナンシャル・グループの大手消費者金融です。アコムのATM、コンビニや銀行のATMなど借入返済できるポイントが多く、24時間365日、日本全国で借入が可能です。消費者にとって利便性が高いことが魅力です。
最大貸付金が高額であることも大手の強みだといえます。他社借入が4件までであれば前向きな審査をしてくれる可能性があります。

【融資可能額】
1万円から最大800万円

【貸付対象者】
18歳以上で安定した収入があれば申し込み可能

【実質年率】
3.0%〜18.0%

プロミス

プロミスは、SMBCグループの大手消費者金融です。知名度の高さから安心感を得られるでしょう。WEB、アプリから24時間365日申し込みが可能です。
借入や返済についてを相談できるマネーアドバイザーがいる点も大手企業の強みでしょう。一辺倒な審査ではなく、あらゆる角度から審査をしてくれるので他社借入が4件までならば融資してくれる可能性があります。

【融資可能額】
最大500万円

【貸付対象者】
18歳から69歳で安定した収入のある人

【実質年率】
4.5%〜17.8%

他社5件借入があると銀行・消費者金融で借金しにくい理由

お金を貸し付けることで利益を生みたい銀行や消費者金融が、他社5件の借入がある人に貸付しない理由は大きく2つ挙げられます。

  1. 法律にのっとり、貸付できないから
    →総量規制で定められているから
  2. 返済してもらえず損害を生む可能性があるから
    →他社5件の借入はすでに借金まみれだと想像できるから

銀行カードローンや消費者金融での借入を契約すると、原則として毎月一定額以上の返済をしなければなりません。毎月の返済ができないかもしれないと見込まれる人に貸付を行わないという道理に納得がいかないはずはありません。
上記の2点についてもっと詳しく解説します。

総量規制で年収に対しての3分の1までの金額しか借りれないから

銀行や消費者金融は、利用者がすでに抱えているすべての借入と年収を審査の材料にするはずです。新たな借入をすることで、全ての借金額が年収の3分の1を超えてしまう場合、審査の通過は難しいでしょう。これは、総量規制という法に定められたルールによるもので、貸金業者は貸付ができないのです。(貸金業法第13条 過剰貸付等の禁止「総量規制」

過度な借入から消費者の皆様を守るために、年収などを基準に、その3分の1を超える貸付が原則禁止されています。例えば、年収300万円の方が貸金業者から借入できる金額は最大で100万円となります。

引用元:お借入れは年収の3分の1まで(総量規制について)【貸金業界の状況】 | 日本貸金業協会

つまり、たとえ他社借入が2社でも年収の3分の1を超えそうな時は、新たな借入は難しいといえます。消費者が無理な借金で危険な目に遭わないように法で守られているのです。

借金まみれだと返済できなくなる恐れが大きいから

たとえ借金額がそれほど多くない場合でも、借入の他社件数によって審査に通りにくくなるケースもあります。貸金業社は2社以上の借入がある利用者を「多重債務者」として警戒するからです。

貸付側の立場に立ってみると、不利益が生じてしまう可能性を避けることは当然といえるでしょう。借金まみれで返済能力が低いと思われる利用者に融資をすることはリスクが大きいのです。

他社5件借入があってもまだ借りたいなら「おまとめローン」

おまとめローンは、主に消費者金融で扱っている金融商品であり、複数他社の借金を一本化して確実に返済していくためのものです。
おまとめローンは総量規制の例外にあたるため、他社5件の借入がある人も年収の3分の1以上になる借入を申し込むことが可能です。

【こんな人はおまとめローンが向いている】

  • 他社5件の借入があり新たな借入審査に通らなかった
  • 毎月の支払いをもう少し減らしたい
  • 支払日が複数あるためにうっかり忘れてしまいそうな人

他社5件の借入があっても、見誤らずにおまとめローンを利用すれば、毎月の支払いを延滞することなくスムーズに返済を終えることができるでしょう。

【おまとめローンのメリット

  • 5件の異なる借入先が一つになり管理負担が減る
  • 低めの金利ローンにまとめることができ支払い減額につながる

【おまとめローンのデメリット

  • 業者によってはおまとめローンの方が金利が高い場合もある
  • やり方によってはクレジットカードが使えなくなる

【おまとめローン後は新たな借入ができないって本当?】
返済能力に問題がないと審査されれば、新たに借入できる可能性がグッと高くなります。その場合、過去に延滞なく完済した消費者金融を利用すれば、より審査に通りやすいでしょう。

ここでは代表的なアイフル、プロミス、中央リテールのおまとめローンを見ておきましょう。

アイフルおまとめMAX・かりかえMAX

アイフルのおまとめローンは、WEBで24時間365日申し込みができ、最大融資額800万円と高額である点が特徴です。
知名度のある大手消費者金融であればこそのノウハウも持っており、他社5件の借入がある場合、アイフルのおまとめMAXは一つの救済措置になるのではないでしょうか。

【返済期間】最長10年

【実質年率】3.0%〜17.5%

おまとめMAXが契約されると、融資されたお金で他社5件の借入を全て返済し、今後はアイフルに1ヶ月に1回支払っていくかたちになります。(※一本化できない例外あり)
一方、かりかえMAXでは、他社1社のみに借入がある場合も返済負担を減らすことができるようになります。

【審査で在籍確認される?】
公式HPにある通り、原則的に在籍確認はされません。ただし審査状況によっては電話確認を実施する場合もあるようです。ただし、利用者のプライバシーに配慮しアイフルと名乗らず担当者の個人名で連絡が来るので周囲にバレる心配はありません。

プロミスのおまとめローン

プロミスのおまとめローンは、現在借入している他社5件合計の利率よりも低い金利で借り換えすることができます。毎月の負担が軽減される可能性が高いです。
たとえば毎月の返済額が3千円でも減らすことができれば、暮らしの助けになるのではないでしょうか。
プロミスのおまとめローンはの最大融資額は300万円ですから審査が通る可能性がある以上は申し込みをして損はないはずです。

【返済期間】最長10年

【実質年率】6.3%〜17.8%

【審査で在籍確認される?】
原則的に勤め先への電話確認はされません。ただし審査の結果によって電話が必要な場合があり、その時プロミスの名前は出さずに担当者個人の名前で連絡されるので周囲にバレる心配はいりません。(公式HPより)

中央リテールのおまとめローン

中央リテールは2003年に設立された貸金業者です。主に借りかえローン、不動産担保ローン、事業者ローンを取り扱っており、個人向けのおまとめローンには強い専門性を持っています。

最大融資額は500万円ですが不動産担保がある場合は3,000万円まで融資が可能で、あらゆるノウハウを持っています。窓口のアドバイザーは国家資格(貸金業務取扱主任者)を保有しており、お金の悩みを相談する価値はあります。

【返済期間】最長10年

【無担保ローンの実質年率】10.95%〜13.0%

【審査で在籍確認される?】
公式HPでは勤め先への電話連絡についての記載がされていません。一方で、家族や周りの方に利用者の個人情報や取引内容を知られてしまうことは無いと明言しています。在籍確認の電話があったとしても他社に並んだ工夫で慎重な対応をしているといえるでしょう。

他社借入5件でも審査に通るポイント

なかなか審査に通りにくくなってしまった人でも、独自の基準であらゆる視点から審査をしてくれる金融機関に申し込むことで、新たな借入契約を結べる可能性がまだあるのです。他社に5件もの借金があり融資を受けることが難しい中でも審査に通るための押さえておきたいポイントがあります。

【他社借入が5件あっても審査通過のポイント】

  • 総量規制を超えていないこと
  • 嘘をつかない人であること
  • 借入希望を少額から始めること
  • 他社借入を滞納していないこと

お金を貸す立場に立って考えてみたときに「こんな人には怖くて貸せない」と思われてしまわない方がいいはずです。つまり、融資してもらいたいのであれば、信用できる消費者であるということが最も大切だといえるのです。

借入件数よりも総量規制内かどうか

5件の借入を抱えていても総量規制を超えていないことが審査に通るための大きなポイントとなります。

【総量規制とは】
借金の総額が年収の3分の1を超える場合、貸付できない法律上の規制のこと

審査の折に、他社借入の件数よりもその内容を重視してくれたならば、総量規制内であることが判明するかもしれません。
「今抱えている借金額が総量規制オーバーしているのか」を、自身でも確認をしておく必要があります。もし、あなたの5件の借入のうち総量規制の対象外である借入が1件でもあると判明すれば、新たな借入審査に通る可能性がグッと高くなるのです。

総量規制に入る借入

  • クレジットカードのキャッシング枠
  • 消費者金融のカードローン

総量規制に入らない借入

  • クレジットカードのショッピング枠
  • 奨学金など国の融資制度
  • 住宅ローン自動車ローン
  • 不動産を担保とした借入
  • 銀行カードローン

総量規制オーバーで借りれる銀行も減っている

銀行カードローンが総量規制に入らないのであれば、他社5件の借入があっても銀行でお金を借りやすいのではないかと想像します。
ただ、実際は消費者金融のカードローンよりも銀行カードローンの方が審査は厳しいです。総量規制オーバーだと判れば貸してもらえる可能性は高くはありません。

【昔は良かった?】
銀行業界は、さかのぼると90年代以降、不良債権問題や経営破綻に伴い形を変えてきました。個人への融資に関しても、少しでも不利益につながる恐れのある融資は避けたいと考えるようになったため、総量規制オーバーでも借りることのできる銀行カードローンは減ってしまいました。

そもそも、貸付審査の基礎には、「申し込み人に返済能力があるのかどうか」があります。総量規制オーバーについては銀行も返済能力が低いと判断されざるを得ません。また、実際の借金より少なく申告する嘘も必ずバレてしまいますからやめておきましょう。

他社借入は嘘をついてもバレる

審査に不利になると想像し、5件ある他社の借入を少なめに申告したとしてもすぐにバレてしまいます。なぜなら、貸金業者は信用情報機関を利用し、申し込み人の信用情報を把握するからです。
嘘をついた場合はむしろ「信用できない人だ」と思われ警戒されるため、融資してもらいにくくなるでしょう。

【信用情報機関とは】
内閣総理大臣が指定している情報機関で、健全な信用市場の発展を目的としています。借入履歴や金融事故などの個人情報が集められている機関で貸金業者の大半はこれに加盟しています。

住宅ローン・マイカーローン等銀行融資は他社借入に入らない

住宅ローンやマイカーローンなどの銀行融資は総量規制の対象外であり、他社借入に入りません。
そもそも総量規制は貸金業法の規制です。銀行や信用組合などの金融機関は銀行法に従って融資を行なっています。つまり、銀行は貸金業者に該当せず総量規制は適用されないのです。

  • 信用金庫
  • 信用組合
  • 労働金庫
  • 農協

などの金融機関からの借り入れは総量規制の他社借入に入りません。

借入希望額は少額からスタートする

少額の借入であっても、審査が無いわけではありません。ただし、少額であれば貸付側のリスクも小さいため、他社5件の借金があったとしても審査に通りやすくなります。
まずは申し込み時に借入希望額を1万円から数万円に設定して始めてみることをおすすめします。延滞なく返済した実績を作ることから始め、段階的に借入額の希望を増やしていくことが審査に通りやすくなるポイントになります。

他社借入分の滞納をしていない

他社5件借入のある多重債務者でも、過去に全く滞納せず、返済し続けてさえいれば、審査に通るケースがあります。
滞納は、返済日から1日でも遅れると滞納です。
滞納についてのチェックポイントは、他社借入分を直近6ヶ月以内で支払いを延滞していないか、または1年以内、2年以内はどうか、などと過去の滞納歴についてを調べられます。

【滞納したか記憶にない?】

貸金業者が消費者の信用情報を把握できる信用情報機関では、消費者自身も本人の開示申請によって自分の信用情報を確認することができます。信用情報機関は3箇所あり、全ての信用情報を得たい場合は3箇所に開示申請をする必要があります。かかる費用は1回1,000円程度です。

借金まみれで返済も他社でも借りれない時の対処法

複数の借金を抱え、借金を返すための新たな借入もできなくなってしまった時に必要な考え方は、まず自転車操業になる考えを止めることです。純粋に借金を減らす手立てを考えなければなりません。

しかし、借金まみれで自分ではどうにもならない場合は、弁護士などの専門家への相談が必要になってくるでしょう。場合によっては債務整理を視野に入れなければならないケースもあるからです。
ただ、弁護士への相談にハードルの高さを感じる人は、どのくらい借金を減らせるのか借金シミュレーターなどを利用して、まず自分で調べてみることがアクションを起こすための一つの手段になります。

借金を借金で返す自転車操業は止める

自転車操業の一番の問題点は「いつまでも借金が減らないこと」です。抱えた借金は少しも減っていないのに、悪しくも自転車操業がうまく回った状態で生活し続けている人もいるかもしれません。しかし、こうなると完済しなければならない感覚が麻痺し、いつか些細なことで必ず行き詰まります。

【自転車操業が行き詰まった先にあるリスク】

気が付けば闇金に手を出してしまい、知らぬ間に犯罪に手を貸してしまっているケースが実際にあります。あるいは、いよいよ自己破産を選択するしかなくなることもあります。

【借金を借金で返す自転車操業をやめるためにできること】

  • 散財を止める
  • おまとめローンで借金の一本化を試みる
  • 早い段階で債務整理を視野に入れる

弁護士など専門家に相談し、債務整理を検討する

債務整理とは、お金に困った人のための国の救済措置です。これを申し立て受理されると、借金が免除、あるいは大幅に減額されるなどの措置を受けることができるので、お金の悩みは解消されるでしょう。
ただし、メリットが大きい分、信用情報に傷が残るなどデメリットもありますから慎重に検討する必要があります。

【信用情報に傷が残る?】

信用情報機関に債務整理を実施した記録が残ります。いわゆるブラックと言われ、5〜10年の期間は新たな借入やクレジットカードを作ることができなくなります。身近な例ではスマホの購入時に割賦払いでの契約もできないケースがあります。

債務整理には下記の通り3つの方法があります。
どれも借金まみれの暮らしから救われる大きな手段です。法律に関わり、事情や認可条件によっても異なるため、まずは弁護士などの専門家への相談が必要となります。

  1. 任意整理(貸金業者との和解交渉)
    裁判所を通さずに和解交渉する手段。利息の軽減や毎月の返済額を減らしてもらえるメリットが大きい。
  2. 個人再生民事再生法第13章
    返済額を5分の1まで減額し、残りを計画的に返済していくことになる。借金の保証人に一括で請求されたり財産の一部を抑えられることもある。
  3. 自己破産破産法第15条
    借金が全額免除されお金の悩みは解消されるが財産もほぼ抑えられ生活が一変する。

借金減額シミュレーターでいくら減るのか試してみる

弁護士など専門家に相談することに抵抗を感じなかなか前へ進めない人や、お金に関する知識をもっと頭に入れてから行動したいと思う人もおられるのではないでしょうか。

失敗したくないと慎重になるならば、シミュレーションして自分の行く末をイメージしてみましょう。ネット上にある借金減額シミュレーターでは、状況を入力するだけで自分の場合どのくらい借金を減らすことができるのかを知ることができます。

借金まみれで苦しい時の対処法としてまずシミュレーションしてみることに損はありません。

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この記事の監修者 山口学
事務所 株式会社トイント
法人番号 5120001190113
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