昨今のオンラインが当たり前の世の中では、「数百円くらいなら」と課金を経験したことがあるという人も増えているのではないでしょうか。簡単に課金してしまえるシステムが便利であり、また恐ろしい一面でもあります。
無料で気軽に始められるソーシャルゲームの世界も例外ではありません。特にこのソシャゲでは、リリースされた当初から、実際に数万円から数十万円もの高額なお金を使ってしまうケースが問題となっていました。
課金で後悔する理由の一つに、ゲームの世界でお金を使っても現実社会に何も残らないということが挙げられるでしょう。そのようなもったいない後悔を避けるために事前に対策を押さえておくことは自己防衛するために大切なことです。
もし後悔するような課金にハマってしまった後はどうすれば良いのか解決策を知っておくことに損はないはずです。
- ゲーム課金で後悔する人のほとんどは初めは無課金で楽しんでいる
- 課金で後悔する理由にはサービス終了というむなしい結末がある
- 後悔した課金額は10〜50万円だという体験談が多い
- 課金でしずぎで後悔したら一人で悩まず救済の手がある
- ゲーム課金で後悔しないためには冷静な自分を忘れないことが大切
課金して後悔してしまうソーシャルゲームのジャンル
ソシャゲで課金することは至って簡単です。1回が少額で支払い方法も簡単だからです。簡単な方法で、欲求を満たし仲間とのコミュニケーションにもなることで、未成年を含めた若年層の多くに利用されています。
SNS上で提供されているゲームで、ミクシー、モバゲータウン、グリーなどがソーシャルゲームと呼ばれてきました。
近年ではApple Storeやグーグルプレイなどで配信されるアプリゲームもオンラインで遊ぶことができるのでソシャゲと呼ばれています。どちらも課金システムを持つ無料ゲームであることが多いのが特徴です。
数あるソーシャルゲームの中でも、課金したくなるポイントはそのゲームによってそれぞれです。ここではどのようなジャンルで後悔してしまう課金をしてしまいがちなのかを見ておきたいと思います。
RPG
RPG(ロールプレイングゲーム)はプレイヤーがキャラクターを操作し成果を上げることでストーリーを進めていくゲームです。
RPGのジャンルはその特性から、オンライン上で仲間との協力や敵対する時に課金したくなる欲が駆り立てられやすいと言えます。
【例:「パズル&ドラゴン」】
簡単なパズルの攻略とチームの編成やモンスターの育成が面白く、人気の高いソーシャルゲームです。課金ユーザーも多いといいます。
基本は無料で楽しむことができるものの、無課金でプレイし続けるよりもぐっと有利にゲームを進めることができるのです。
スタミナ課金、アイテム課金や限定ガチャ、キャラ強化ガチャなど課金要素が多く、月額のサブスクサービスも存在します。
位置情報ゲーム
位置情報ゲームとは、スマホなどの端末にある位置情報機能を利用したゲームです。
プレイヤーのいる位置情報によってその場所でしか得られない名産品や観光スポットまでもゲームに反映されるという特徴があります。
基本的に無料で遊べるゲームが多いですが、地理的に入手しにくいアイテムがありゲームを進めることにストレスを感じたとしても、課金することで簡単に解決できてしまいます。
【例:「ポケモンGO」】
2016年にリリースされ世界中でブームが起きました。
プレイヤーが実際にいる場所が地図で表示されポケモンと遭遇することができます。有料で購入できるポケコインをたくさん保有していればアイテムを入手でき、イベントにも参加できるなどゲームを有利に進めることができる特典が用意されています。また、白熱するバトルが繰り広げられ奥行きの深い楽しみ方ができることで人気です。
無料でも十分遊べる一方で、良くも悪くもかゆいところに手が届きそうなポイントできちんと課金システムが用意されている印象です。
トレーディングカードゲーム
オンライン対戦型トレーディングカードゲームは基本的に無料でプレイすることができるので、課金に溺れにくい一面もあります。
一方で、リアル世界でのトレカゲームと同様に、大会などのオンライン企画も開催されるなどのイベント制が高く課金したくなるポイントも置かれています。
【例:「デュエル・マスターズ プレイス」】
伝説のカードゲームと言われた「デュエル・マスターズ」が、オンラインのスマホアプリでプレイすることができ、ファンが多いことが特徴です。
有料のジェム(ゲーム内の通貨)を課金して入手しておけば、カードパックやイベントアイテムを購入してゲームを楽しむ幅を広げることができます。
後悔してしまう課金
ソーシャルゲームの多くは無料で楽しむことができるので、はじめからお金を使うつもりでゲームをやり始める人はあまりいないかもしれません。
ただ、ゲームを始めてしばらくすると、もっと進めたくなる欲求や勝負に勝ちたい欲が、頭の中でいっぱいになってしまう人が一定数います。
お金を払ってでもゲームを有利に進めたくなる気持ちになり「少しくらいなら」「1回だけ」と課金をし始め、気が付いたらびっくりするような金額になっているケースが現実にあるのです。
このように、あとで後悔してしまうゲーム課金には下記のように種類があります。
- アイテム課金系
- コンプリートガチャ系
- スタミナ回復系
具体的にどのようなことにお金を使ってしまうのでしょうか。
キャラクターのコレクションを増やす為のファッションアイテム課金
ファッションアイテムに課金をすることで、買い物欲が満たされ快感を得ることができます。しかしその一方で、インターネット上のコレクションに物としての価値がないことに、のちのち気がつき課金を後悔してしまうことがあります。
【ファッションアイテム課金】
ゲーム上の珍しいキャラクターを手に入れるために有料ガチャを回して入手します。また、キャラクターの服装や髪型、持ち物などをどんどんおしゃれにするために課金してファッションアイテムを入手することもできます。
1回の課金が百円台〜数百円程度であることが多く、ついつい繰り返してしまいます。よりおしゃれにかっこよく、あるいは可愛くしたコレクションを増やして「すごいと思われたい」というオンライン上の承認欲求が加速するでしょう。
【どんな人がハマりやすい?】
- 集めるのが好きなコレクタータイプ
- コミュニケーションツールとして使いたい人
- 誰かに認めてもらいたい欲を満たしたい人
アバターを強化する為のアイテム・レアアイテム課金・コンプリートガチャ
ゲームをもっと有利に進めたいという欲の先に、アバターを強くするためにレアアイテムが必要になったりコンプリートガチャを回さずにはいれなくなることがあります。
もともとは無料でゲームを楽しんでいた人にも、だんだんと「課金する」という選択肢が生まれるのです。あんスタにはまってグッズに課金をして後悔している人も多いです。
【レアアイテム課金】
文字通り、数量限定・期間限定など希少価値が高く設定されたレアなアイテムをお金を払って入手することです。
レアアイテムを手に入れたらステータスが上がり誇らしく感じることが快感となります。
どうしても勝負に勝ちたい欲が高揚しストレスを感じやすい人は、強化アイテムを入手するために課金してしまいやすいです。
【コンプリートガチャ】
特定のミッションを全て達成することや特定のアイテムを全て揃えることで初めて回すことのできるガチャで、目的のレアアイテムを入手できます。
このレアアイテムを入手に至るまでに、すでに持っているアイテムを何度も購入することになってしまうなど、コンプリートガチャによるトラブルが問題視され、2012年には消費者庁が違法性を指摘し、現在日本では規制されています。
(参考:不当景品類及び不当表示防止法)
ゲームを続行するためのライフやスタミナ回復課金
ゲームの世界において、スタミナ制限は、ゲームの抑制どころか逆にハマってしまう理由の一つになっているかもしれません。スタミナやライフを回復させるための課金は、あとで何も残らないという意味ではとても後悔しやすい課金です。
【スタミナ制限】
無料の遊び放題に制限をつけるためにスタミナには上限があります。ゲームでスタミナを全て消費したらゲームをそれ以上進めることができません。上限まで消費したスタミナは一定時間待つことで少しずつ回復する仕組みになっていることがほとんどで、無課金のユーザーは1日に遊べる回数が限られてしまうのです。
回復課金のメリットは、一定時間待たずともすぐに連続してゲームをプレイすることができることにあります。
【こんな人は要注意?!】
- 一点集中型でのめり込むと周りが見えなくなるタイプ
- ゲームをストレス発散の場にしているタイプ
課金をして後悔をする理由
課金をして後悔をしてしまう人の共通点には、金額の多少に関わらず「手元に何も残らない」という現実があります。
中でも、生活が困ってしまうほどの金額を費やしてしまうケースが最大の後悔につながっています。
誰も困窮を望みません。課金後のあまりに虚しい末路ですが、自分の意志で行った課金を、なぜ後で後悔してしまうのか。主な理由を3つ詳しく解説します。
課金額が生活を圧迫し苦しくなったから
生活に支障がない程度にやっているつもりがいつの間にか生活が苦しくなるほどまでになると、課金を後悔してもしきれないでしょう。
2021年のオンラインゲームに関する消費者相談件数は7,276件で中でも高額の相談が多く10〜50万円の課金が最多だといいます。
ひと月の課金金額が10〜50万円であれば、高所得者でない限り日常生活が圧迫されると想像できます。
課金していたサービスが終了になったから
データ上でいくらお金を使っても、そのサービスが終わってしまえば、これまで集めたアイテムが全部無駄になるという点が課金を後悔する大きな理由になります。
課金し続けた年月や金額によって、ショックの感じ方も変わるのかもしれません。
実際にネット上でも、サービス終了による課金に後悔する声を見ることができます。
なんか課金したゲームがサービス終了したら全部無駄になるんだなって思うと課金してきたことめちゃくちゃ後悔してきた
https://twitter.com/RRRaylei/status/1436900707815227394
引用元:Twitter 2022年9月
ちょいちょいインしてたアバターゲームが年内でサービス終了になるなんて。。課金してせっかく集めたアバがたくさんあるのに。。
https://twitter.com/K_uuusagi/status/1570795309005144065
引用元:Twitter 2022年9月
廃課金勢には同情しちまうよ
ある日突然サービス終了の一文字が現れるんだからな廃課金勢には同情しちまうよ
ある日突然サービス終了の1文字が現れるんだからな— シラス (@Shirasu463) May 1, 2022
引用元:Twitter 2022年5月
課金する為の借金ができて返済が難しくなったから
借金額は1ヶ月に30万円や中には100万円近い人も実際にはいるようです。課金するための借金としてはあまりにも大きく返済も難しいでしょう。後悔しないはずがありません。
課金で借金が膨らんでしまう理由には、課金したい欲を抑えられないという精神論の他に、簡単にできてしまう課金の支払い方法にもあると言えます。
クレジットカードやスマホのキャリア決済によって手軽に課金できる仕組みのおかげで、「気がつけば返済できないほどの借金を作ってしまった」というケースを生み出してしまうのです。
【スマホのキャリア決済】
ゲーム課金金額をスマホの利用料金と一緒に携帯電話会社に支払います。利用可能上限額がクレジットカードよりも低く、いくら課金したか金額が見えにくいのが特徴です。
【クレジットカード決済】
ゲーム課金金額をゲーム端末に登録しているクレジットカードで支払います。利用限度額はカードのショッピング枠を利用するため高額な課金ができてしまう特徴があり、支払えないほどの借金ができる原因となりやすいです。
【プリペイドカード決済】
ゲーム課金金額をプリペイドカードで支払います。ネットやコンビニ、家電量販店などで事前に購入した限度額になるため使いすぎを防げるメリットがあります。
課金で後悔をしない為の対策
初めから何万円も課金しようと決めてやる人はいないのではないでしょうか。「どうしても課金を止められない」という事態を避けられるように対策を考えておくことがとても大切です。
- 課金上限を作っておく
- スマホやパソコンから離れる時間を作る
- 冷静になる
課金で後悔しないために上記3つのポイントについてを詳しく解説します。
一日の課金上限を作っておく
実際にゲームを進めていくと、その時欲しくなったアイテムやその時のゲームの状況によっては、自分で決めた1日の上限通りにいかないこともあるでしょう。
それでも、まず初めに上限金額を自分自身で認識しておくことがとても大切です。これは、課金を振り返るきっかけにつながるからです。
自分の1日の課金上限額を知っている人と、何も考えずに少しずつの課金を積み重ねてしまう人の差は大きいはずです。
- 1ヶ月に課金できる金額を決め、それを基に1日の上限額を割り出す
- メモを取りいくら課金したかわかるよう記録を残す
- 1週間ごとに課金歴を振り返ってみる
スマホ、パソコンから離れ、ゲーム時間を減らす
スマホやパソコンから離れることで、物理的にゲームができないようにすれば課金で後悔する運命を辿ることもありません。
とはいえ、スマホは生活に必要なアイテムであることは否めません。
例えば、用がなくてもいちいちスマホをチェックしてしまうクセをやめるだけでもゲーム時間を減らすことにつながります。
- 通知を切るチェックする時間を決めておく
- ベッドでスマホを触らないと決める
- 楽しいと思えることを他に見つける
スマホから少し離れてみることで、以前よりゲーム時間が減っているかもしれないと感じることができれば、課金対策としては有効だったと言えるでしょう。
そのアイテムにお金をかける価値があるのか冷静になって考えてみる
ゲーム課金についての巷の声を調べてみると、「無駄」や「もったいない」などというワードが目立ちます。理由は共通していて、ゲームの世界から現実の世界に戻った時に、手元に残るのは「自分のお金が減っているという現実だけ」だからのようです。
ゲーム中に課金したくなったタイミングで、そのアイテムは自分のために価値のあるものなのかを一瞬でも冷静になって考えてみることが大切です。
【自分は冷静。‥本当?】
課金はもったいないという考え方があることを知りながらも「自分にとってゲームでの高揚感は大切だから課金は必要だ」などという肯定のテンションがすでに冷静でない場合があります。一旦立ち止まってゲームをやり始める前の自分に戻ってみましょう。
課金が支払えなくなって後悔をすることになった時の解決策
課金で大金を使い過ぎて本当に困ってしまった時、一人で後悔するだけでは前に進みません。的確に解決の糸口を探すことが大切になってきます。まずは然るべき場所に相談することから始めてみましょう。
- 支払い能力のない未成年の救済
- 法律のプロである弁護士に相談
- 国の借金救済措置を検討
解決するための手段として、上記3つの方法を解説します。
未成年の課金の場合には、返金してもらえるかも、消費生活センターに相談する
日本では未成年が親の同意を得ずに契約した場合、民法によってその契約を取り消すことができます。(民法第5条 未成年者取消権)これによって、ゲーム課金も返金してもらえる可能性ができます。
まずは消費者生活センターに相談してみましょう。
【18歳は未成年ではない?】
2022年4月1日以降、未成年とは18歳未満を指し、18歳の人は未成年ではなくなりました。ただし、18〜19歳で親の同意を得ずに2022年4月1日以前の日に契約した場合は契約の取消しの対象になります。
消費者生活センターでは「商品を買う」「サービスを利用する」などの消費生活に関する相談ができます。
【全国共通の電話番号】
消費者ホットライン 188
※日本全国の最寄の消費者相談窓口を案内してくれます。
<参考:消費者ホットライン | 消費者庁>
弁護士に相談をして返金、減額ができないか相談
法律のプロである弁護士は下記のような悩みを解決に導くノウハウを持っています。一人で悩んでいても、まず相談してみないことには、どのような方法で解決につながるのか、その一歩さえも見つけることができません。
【弁護士に相談できるお金の悩み(例)】
- 多額の廃課金を返金してもらえる方法はないか
- 課金による借金を少しでも減らす方法はないか
- 家族や職場にバレないように解決できないか
法律のプロに相談した結果、課金が返金されるケースにゲーム運営側の法律違反が見つかる例があります。
例えば、課金ガチャを何度回してもなかなか目当てのアイテムが出てこないゲームでは、ガチャの確率に景品表示法違反、確率誤認の不当表示が指摘されるケースです。
支払えないのであれば債務整理も視野に
債務整理とはお金に困った人のための国の救済措置です。裁判所に申し立てを行い許可されることで、借金を全額免責、あるいは大幅に減額されたりする制度です。最後のとりでである自己破産も債務整理の一つです。(参考:法律第75号 破産法)
債務整理は窮地を救うだけに、デメリットも決して小さくはありません。ただ、課金によって首が回らないほどの深刻な借金がゼロになるならば、悩みも一気に解決するでしょう。デメリットも知った上で債務整理を検討してみても良いかもしれません。
- 一定年数新たなローンが組めない
- 利用でき無なるカードがある
- 保証人に一括で支払い請求が行ってしまう
- 一部の財産、または財産の多くが差し押さえられる
✅毎月の返済が1社以上or
✅半年以上払っている人は
借金を減らせる可能性があります。
借金を返すのがしんどい方に。
※いくら減らせるか無料・匿名で試せます。
<診断しても依頼にはなりません>
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グリーン司法書士法人・行政書士事務所
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しんどい返済生活から抜け出したいなら
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弁護士法人・響
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この記事の監修者 | 山口学 |
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