dカードで1回払いや2回払いしか利用した覚えがないのにいつのまにかリボ払いになっている場合、「こえたらリボ」の設定をしている可能性があります。
「こえたらリボ」とは設定されている金額を超えると支払いが自動でリボ払いになるdカードのサービスです。
利用額が設定額を超えリボ払いに変更されるとその分手数料が発生するため、
- よくわからないままキャンペーンにつられて登録してしまった、
- 一回払いをしているつもりだった
という方はぜひこのページを参考にして解除を行ってください。
また、このページでは「あとからリボ」や「店頭リボ」の特徴、こえたらリボ設定時に気を付けること、dカードリボ払いのメリットやデメリットなども解説していきます。
dカードリボ払いの利用に興味がある方もぜひ参考にしてみてください。
- dカードのリボ払いは「こえたらリボ」「あとからリボ」「店頭リボ」
- dカードの支払いが勝手にリボ払いになっている場合は「こえたらリボ」に設定している
- dカードのリボ払いの解除方法は電話のみ
- dカードのリボ払いのデメリットは手数料がかかること
- dカードのリボ払いの金額が変更できない理由は、申込期限を過ぎているor限度額を超えている
dカードのリボ払いは3種類から選べる
dカードのリボ払いは「こえたらリボ」「あとからリボ」「店頭リボ」の3種類があります。
この中で自動でリボ払いに切り替わるのは「こえたらリボ」のみで、「あとからリボ」「店頭リボ」は期限内に支払い方法の変更申請をしたり、店頭でリボ払いを伝える必要があります。
つまり、dカードでの支払いがいつのまにかリボ払いになっていたという場合は「こえたらリボ」に設定されている可能性が高いでしょう。
以下ではそれぞれのリボ払いの仕組みや年率、締め日や支払日について詳しく解説していきます。
「こえたらリボ」なら毎月の支払い金額が決められる
「こえたらリボ」はdカードでの支払いがあらかじめ設定した利用金額を超えると、自動でリボ払いに切り替わるサービスです。
設定額を超えた分だけがリボ払いになるため、たとえば利用額を2万円に設定しその月に3万円利用したとすると、1万円のみをリボ払いで決済することになります。2万円は1回払いでの決済です。設定額に到達しない場合は1回払いになり、リボ払いの手数料はかかりません。
締め日は毎月15日、支払開始日は次の月の10日です。
リボ払いでの支払額は毎月最安5000円+手数料まで抑えることができ、月々の支払いに不安がある方や支払いを毎月一定にし、うまくコントロールしたい方には便利なサービスです。
また、電子マネーのiDでも利用可能、実質年率は15.0%、リボ払い利用枠は0~100万円に設定されています。
電話、ⅾカードサイトから設定が可能です。
「あとからリボ」なら使い過ぎた時に後から支払金額を調整できる
「あとからリボ」は1回払い、2回払い、ボーナス一括払いでの支払いを後からリボ払いに変更できるサービスです。
変更の申込期限は口座ごとに異なりますが、ほとんどの場合、支払日の約1週間前に設定されています。支払日直前に使いすぎたことに気づいても、1回払いの支払いをリボ払いに変更しその月の支払いを少なくすることができるため、便利です。
また、「あとからリボ」ではリボ払いに変更する額を自分で決めることができます。
たとえば月に50,000円利用し、30,000円は一括払いのまま、残りの20,000円はリボ払いに変更、ということも可能です。(dカードのリボ払いを一括返済)
「あとからリボ」を利用することでその月すべての支払いがリボ払いになるわけではないため、自分に合った支払いができます。
「こえたらリボ」と同様にiDでの利用も可能で締め日は毎月15日、支払開始日は翌月10日です。
「店頭リボ」は会計時に選べる支払い方法
「店頭リボ」は会計時にリボ払いを申し出るもので、一般的によく使われているリボ払いとほぼ同じシステムです。
商品ごとに決済方法を変え、支払いをコントロールしたい方はこちらをおすすめします。
「こえたらリボ」「あとからリボ」と同様、締め日は毎月15日で、支払いは次の月の10日にスタートします。利用可能枠も0~100万円、実質年率15.0%です。
店頭でリボ払いと伝えた分はあとから一回払いなどに変更することができないため、利用する際は注意しましょう。
また「こえたらリボ」「あとからリボ」とは異なり、「店頭リボ」はiDでの支払いには利用できません。
>>dカードのリボ払いの支払いが苦しい時に借金減額診断シミュレーターで、今の状況がどのくらい改善できるか調べてみる
dカードの支払いが勝手にリボ払いになることがある?
「こえたらリボ」を設定しているカードでは利用額が設定している金額を超えると自動でリボ払いになり、その分手数料を支払わなければなりません。
お店で一回払いと伝えた商品でも設定金額を超えているとリボ払いになります。
dカードでの支払いが勝手にリボ払いになっていた場合、dポイントがもらえるキャンペーンなどがきっかけであまり深く考えず「こえたらリボ」を設定してしまった可能性があります。
以下では「こえたらリボ」の解除方法や自分のdカードが自動リボ払いの設定になっていないか確認する方法を詳しく説明していきますので、参考にしてみてください。
dポイントがもらえるキャンペーンで「こえたらリボ」を設定している可能性がある
dカードでの支払いが勝手にリボ払いになっていた場合、dポイントがもらえるキャンペーンにつられてあまり深く考えずに「こえたらリボ」を設定した可能性がります。
キャンペーンの例として、dカード入会の翌々月までに「こえたらリボ」設定でdポイントが1,000ポイント進呈されるというものがありました。1,000円相当のdポイントをもらえるとなるとかなり心惹かれるキャンペーンです。キャンペーンの際に設定した心当たりがないか確認してみましょう。
その他にも利用金額の10%がキャッシュバックされるものや利用によって付与されるdポイントが増量するものなど、「こえたらリボ」に誘導するキャンペーンは盛んに開催されています。
「こえたらリボ」についてよくわかっていなかった、手数料が発生するのは困る、という方はすぐに解除しましょう。
こえたらリボの解除方法は電話のみ
「こえたらリボ」の解除方法は電話のみで、dカードサイトなどからは解除ができません。
以下の番号から自動音声サービスに従って解除してください。
dカードセンター *8010
dカードゴールドディスク *9010
※ドコモの携帯からは通話無料・年中無休・受付時間:午前10:00~午後8:00
解除にはカード番号や暗証番号が必要なため、あらかじめ手元に控えておくようにしましょう。
また、必ずカード会員本人が連絡するようにしましょう。
dカード支払いがリボ払いになっているか確認する方法
「こえたらリボ」は設定した金額を超えない限り1回払いになるため、設定している状態なのかどうか見分けにくいサービスとも言えます。
dカードでの支払いが「こえたらリボ」に設定されているかどうかはdカードサイトの会員ページで確認可能です。
dアカウントのログインIDとパスワードを用意し、「リボ払いご設定内容照会」のページで設定状況を確認しましょう。
また、同ページで「こえたらリボ」の設定金額を変更することもできます。
ただし、「こえたらリボ」を解除することができるのは電話のみですので注意してください。
>>dカードのリボ払いの支払いが苦しい時に借金減額診断シミュレーターで、今の状況がどのくらい改善できるか調べてみる
dカードの「こえたらリボ」を設定している時に気を付けること
「こえたらリボ」を設定した状態で利用額が設定金額を超えた場合、リボ払い分の手数料が発生します。
dポイントがもらえるキャンペーンなどに惹かれ、リボ払いを利用する必要がないにもかかわらず「こえたらリボ」に登録した方は、今すぐに解除することをおすすめします。
金額を高めに設定することで利息を抑え、手数料を払わずにキャンペーンの特典を得ることも可能なため、以下の解説を参考にしてみてください。
また、支払いに余裕がある場合は繰上返済も可能です。
繰上返済に変更することで追加手数料がかかることはなく、早く払うことでリボ払いの利息を抑えることができます。
以下では繰上返済への変更方法も詳しく解説していきます。
リボを利用したくなければ、ポイントをもらったらすぐに解除する
dポイントがもらえるキャンペーンに惹かれ、よくわからないまま「こえたらリボ」を設定してしまった方はポイントをもらった後すぐに設定を解除することをおすすめします。
dカード入会の翌々月までにこえたらリボ設定(支払指定金額3万円以下)で1,000ポイントがもらえるというキャンペーンがありました。
ポイントの進呈はカードへの入会が完了した月の4か月後で、それまでに「こえたらリボ」の設定を解除しているとポイントが付与されません。
つまり、入会から4か月間設定した支払額以上の利用がなければ、dカードリボ払いの手数料を払わずに特典のポイントを受け取ることができます。
ポイントが付与されたらdカードセンターやdカードゴールドディスクに電話し、すぐに解除しましょう。
設定金額を高めに設定することでリボにはせず、利息や手数料を減らす
「こえたらリボ」では利用額が設定金額に到達しない限り、リボ払いになることはありません。また利用額が設定金額を超えた場合でも、超えた分だけがリボ払いになります。
そのためあらかじめ設定金額を高めにし、可能な限り1回払いで支払うことでリボ払い分の利息や手数料を減らすことができます。
リボ払いにする必要がなく、キャンペーンの特典のみが目当ての方も設定金額は高めにしておきましょう。
そうすることで利用額が設定金額を超え、想定外の手数料が発生していたということも起きにくいです。
お金に余裕があれば早めに繰上返済をする
臨時収入などが入りお金に余裕がある場合は、繰上返済がおすすめです。
支払い残高を早めに返済することでその分手数料を抑えることができますし、支払方法を変更したことで追加の手数料がかかることもありません。
繰上返済への変更手続きはdカードセンターの会員ページから手続きが可能です。その後専用の口座への振り込みか、ATMでの返済を選べます。
次回の引き落とし金額が確定している場合、ATMでは確定分の返済ができません。口座振り込みだと手数料がかかりますが確定分の返済も可能です。
状況に応じて2つの返済方法を使い分けましょう。
>>dカードのリボ払いの支払いが苦しい時に借金減額診断シミュレーターで、今の状況がどのくらい改善できるか調べてみる
dカードリボ払いとは
dカードのリボ払いには「こえたらリボ」「あとからリボ」「店頭リボ」の3種類があります。
設定金額を超えると自動でリボ払いに切り替わる「こえたらリボ」はうまく使えば月々の支払いをコントロールすることができますし、「あとからリボ」も支払い方法や支払額を柔軟に変更することができます。
しかし、手数料がかかる点では一般的なリボ払いと同様でリスクが伴うため、仕組みを詳しく理解し、利用することが重要です。
以下ではdカード各種リボ払いのメリット・デメリットを詳しく解説しますので参考にしてください。
また、dカード各種リボ払いの利用する場合、リボ払いを1回払いに変更できないこと、あとからリボには申請期限があること、リボ払いには利用可能枠があることなどについて理解することが必要です。
それらについても以下で詳しく解説していきます。
dカードリボ払いのメリット
dカードリボ払いのメリットはリボ払いの支払い額をある程度自由に決めることができる点です。
「こえたらリボ」では自分が設定した金額分は1回払いで、超えた分だけリボ払いになります。1回払いとリボ払いの併用のような仕組みになっており、リボ払いの利用額を一般的なものより抑えることができます。
また、「あとからリボ」は月々の支払いをすべてリボ払いに変更するものではなく自分でリボ払い分の金額を決めることができるようになっており、dカードリボ払いは一貫して融通の利くシステムであると言えるでしょう。
dカードリボ払いのメリットとしてもう一つ挙げられるのはお買い物あんしん保険の付帯です。
国内でリボ払い決済をした商品であれば購入日を含め90日以内に盗難や破損にあった場合、保険金が支払われます。
dカードゴールドの利用者はリボ払いでなくてもこの補償がついてきますが、dカードの利用者はリボ払い利用か3回以上の分割払いによって保険が適用されます。
年間100万円まで補償されるため、高額な商品でも安心して購入することができます。
また、dカード利用によって得られるdポイントは汎用性が高く様々な場所で支払いに利用できます。その点は他のリボ払いに比べ、メリットと言えるでしょう。
dカードリボ払いのデメリット
dカードリボ払いのデメリットとして挙げられるのはやはり、年率15.0%の手数料がかかってしまうことです。
月ごとの支払いを安く抑えられると言っても実際の支払金額が安くなるわけではなく、支払いが長くなるにつれて手数料もかさんでしまいます。
リボ払いは短期的な目で見るとお金を使っている感覚が薄くなるため、1回払いよりもついつい使いすぎてしまう危険があり、利用には慎重な判断が必要です。
また、「あとからリボ」は支払日前に一回払い等をリボ払いに変更できるため、通常よりもリボ払いで支払う商品が多くなってしまいやすいです。
細かな変更が効くことがdカードリボ払いのメリットですが、その使いやすさが仇になる可能性が高いため、自分が想定している支払いにはどれくらいの期間、どれくらいの手数料がかかるのかあらかじめ理解しておきましょう。
>>dカードのリボ払いの支払いが苦しい時に借金減額診断シミュレーターで、今の状況がどのくらい改善できるか調べてみる
dカードリボ払いの金額が変更できない理由
自動でリボ払いに切り替わる「こえたらリボ」や支払日直前にリボ払いに変更できる「あとからリボ」は便利なサービスですが、その後1回払いに変更することはできません。
「あとからリボ」が利用できない場合は申込期限を過ぎている場合があるため、dカードサイトで自分の口座の申込期限を確認してみましょう。
またリボ払いには利用可能枠があり、限度額を超えると1回払いに変更されたり、リボ払いが利用できなくなったりすることがあります。(リボ払いの限度額とは?)
以下ではdカードリボ払いの金額が変更できない場合に考えられる理由やその対処法について詳しく説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
リボ払いは1回払いには変更できない
「こえたらリボ」「あとからリボ」「店頭リボ」は一度利用した分はあとから1回払いに変更することができません。
「こえたらリボ」では設定金額を超えた時点で、「あとからリボ」では申し込みをした時点で「店頭リボ」では店員さんにリボ払いを伝えた時点でリボでの支払いが確定しています。
自分のdカードがこえたらリボに設定されているかどうか曖昧な方は、必ず確認してから利用するようにし、「あとからリボ」への変更や「店頭リボ」での支払いをするときは冷静に判断しましょう。
手違いでリボ払いをしなければならなくなった方は、リボ払いの繰り上げ返済制度で支払い残高をできるだけ早めに返済し、リボ払いの利息を減らしましょう。
あとからリボの変更ができないのは、申込期限が過ぎている
「あとからリボ」を利用できない場合、申込期限を過ぎている可能性があります。
「あとからリボ」の申込期限はほとんどの場合支払日の約一週間前までに設定されていて、その期限を過ぎると当初の支払い方法を変更することができません。
dカードサイト「お支払口座ごとのお申込期限」のページは支払日の翌日に毎月更新されており、それぞれの口座の支払期限日が確認できます。
「あとからリボ」を利用したい方はそちらを参考にし、期限内までに余裕をもって申請しましょう。
リボ払いの限度額まで利用している
dカードリボ払いの金額が変更できない場合、リボ払いの限度額まで利用している可能性があります。
リボ払いの利用可能枠はどの種類でも0~100万円です。
「こえたらリボ」「あとからリボ」「店頭リボ」での支払額が利用可能枠を超えた場合、リボ払いが一回払いに変更されてしまい、支払日に一気に膨大な額の請求が来てしまうことがあります。
支払うことができない場合は、遅延損害金なども重ねて請求されてしまいます。
dカードサイトのマイページなどで自分の利用額を確認しながら、誤って利用枠を超えないように注意しましょう。
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この記事の監修者 | 山口学 |
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