空ローンとは、販売者や業者が購入者と組んで実際には商品を購入していないにもかかわらず、商品を購入したように見せかけてローン会社からお金を受け取ることをいいます。
金融機関の融資のように審査がいらないことや、短期間でまとまったお金を手に入れることができること、借金を一本化できるというメリットがありますが、空ローンは違法であるだけでなく様々なデメリットもあります。
空ローンのデメリットとしては、クレジットカード会社にバレてしまうと借金の一括返済を求められることや、手数料をかなり取られてしまうことから実際に手に入れることのできる金額が減額されてしまうことがあります。
さらに計画倒産を考えている販売店や悪質な業者に空ローンを持ちかけられた場合は、ローン契約が成立したにもかかわらず、お金が振り込まれず連絡も取れない詐欺に引っかかることもあります。
詐欺で騙されたとしても、ローンの契約は成立しているため返済を行わないといけないだけでなく、裁判を起そうにも裁判所から詐欺の共犯者とみなされることがあります。
そのため空ローン詐欺に引っかからないためには、甘い言葉を信じないようにするだけでなく、販売店や業者などの信用や実績、経営状態なども事前に確認することが大切です。
- 空ローンは違法なだけでなく、詐欺の被害にあったり詐欺の共犯者とみなされてしまう
- 空ローンのリスクは、騙されたとしてもローンの返済は行わないといけないことである
- 空ローンは資金繰りの苦しい人やまとまったお金がすぐに必要な人が持ちかけてくる
- ローン詐欺で騙されたとしても、お金を取り戻す裁判を起こすことは難しい
- 空ローンで騙されないためには、販売店や業者の実績や信用、経営状況などを調べる必要がある
空ローンとは
空ローンとは、実際には商品を購入していないにもかかわらず、あたかも商品を購入したかのように見せかけて金融機関から現金を手に入れる方法です。
ローン契約が成立すると、振り込まれた金額の一部がお礼として支払われ、その後は毎月支払わないといけない金額が販売者から購入者に支払われます。
販売者と購入者の双方にメリットがあると思える空ローンですが、購入していない商品を購入したとだますことで現金を手に入れるので違法になります。
販売者だけでなく購入者も詐欺の罪に問われるだけでなく、悪質な販売者だとローンが成立したにもかかわらずお金が振り込まれないといった詐欺にあうこともあります。
- 空ローンは商品を購入したと見せかけてローン会社からお金を手に入れる方法
- 空ローンは違法であるだけでなく、詐欺などの被害にあう可能性が高い
空ローンは違法
空ローンとは、買い手が実際には商品を購入していないにもかかわらず、販売店が商品を売ったように見せかけて金融機関から現金を手に入れる方法です。
中小企業や自営業者などが資金繰りに困った際に、馴染みの顧客に対して商品を購入したことにしてくれと頼み、金融機関からお金を調達する際に使われます。
また最近ではクレジットカードのショッピング枠も限度額いっぱいに利用した個人が、販売者とグルになって空ローンを利用することで現金を手に入れるケースもあります。
ですがこうした空ローンは、詐欺行為で捕まるだけでなく詐欺の被害にあう可能性も高い違法行為とみなされています。
空ローンの仕組み・流れ
ローンを組んで商品を購入した場合、金融機関から購入者に実際に契約があったかどうかの確認の電話が入ることがあります。
その際に購入者が契約に間違いはないと答えるとローン契約が成立して、商品を購入した代金が販売者側に振り込まれます。
販売者側に振り込まれた代金のうち、お礼として購入者にいくらかの金額を手渡し、その後は毎月の支払額を販売者が購入者に支払います。
一見すると購入者にも販売者にもメリットがあるように思える空ローンですが、こうした空ローンを利用する販売者は資金繰りに困っている場合が多いことから、実際には毎月の支払額が支払われなかったり詐欺行為にあうというケースが多いです。
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空ローンをするメリット
空ローンを行うメリットとして、借金を一本化できる、審査が必要ない、まとまったお金を手に入れることができるなどがあります。
ローンを組んで商品を購入した場合、ローンの金利は金融機関で融資を受ける際の利子よりも低いことや、空ローンでお金を手に入れることができることから借金の返済にあてることができます。
また金融機関から融資を受けるためには、事前に信用情報などの調査を事前に行うことから、実際に融資を受けるまでに時間がかかります。
ですが空ローンの場合は、ローン契約が成立すれば販売者にお金が振り込まれるので審査も必要なく、金融機関よりも短期間でお金を手に入れることができます。
そのため早急にまとまったお金が必要な人や金融機関から融資を受けることが難しい人からすれば、空ローンを行うことのメリットは十分あるように思えるのです。
- 空ローンは審査を行う必要がない
- 金融機関よりも低い金利で借りることができる
- 短い時間でまとまったお金を手に入れることができる
- 複数の借金を一本化することができる
金利を抑えて借金を一本化できる
高額な商品を空ローンで購入した場合、複数の借金を抱えている債務者は、金利を抑えて借金を一本化できるというメリットがあります。
車などといった高額な商品は空ローンを組むことで多額のお金が手元に残ることから、手に入れたお金を借金の返済にあてることで、おまとめローンを組んだのと同じようになります。
さらにこうしたローンの金利は金融機関のローンよりも安いため、借金を一本化できるだけでなく、金融機関よりも安い金利で利用することができます。
ただし最近ではローン会社の審査も厳しくなったことから、こうした高額な商品に空ローンを利用することは難しくなってきています。
審査にかかる煩わしさ、時間を省ける
金融機関でローンを利用しようと申し込んだ場合は、必ず審査があるだけでなく、申し込んでから実際に融資を受けるまでにかなりの時間がかかります。
また空ローンを利用するような人は複数の借金を抱えていたりすることから、キャッシングやローンを申し込んでも審査の段階で落とされる場合がほとんどです。
ですが空ローンの場合は、ローンが成立さえすればお金を手に入れることができるので審査の煩わしさもなく、金融機関の審査のように時間がかかることもないため、比較的短時間でお金を手に入れることができます。
まとまった現金が手に入る
空ローンを利用する人は、まとまったお金がすぐにでも必要という場合や、金融機関からはお金を借りることができないといった場合が多いです。
そのため、空ローンを利用することで購入者にお礼を支払わないといけないものの、それでもまとまった現金を手に入れることができます。
いずれは返済しないといけない借金には違いないのですが、空ローンを利用する人は資金繰りに困っていたり、借金の返済が困難になってきたために切羽詰まっていることが多いです。
そのため今すぐにでもまとまった現金を手に入れる必要があることから、空ローンを利用するのです。
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空ローンをするデメリット・リスク
販売者と購入者のどちらにとってもメリットがあるように思える空ローンですが、実際はメリットよりもデメリットやリスクの方が多いといえます。
空ローンは明らかに違法なので、銀行やクレジットカード会社に空ローンがばれると強制解約によってこれまで借りたお金の一括返還を求められます。
それだけでなく空ローンでまとまったお金を手に入れることができるといっても、かなりの手数料を取られることから、実質的には大幅に減額された金額しか手に入れることはできないのです。
それだけでなく悪質な販売店や業者と空ローンを結んだ場合、お金が振り込まれなかったり個人情報が悪用されるなどといった詐欺の被害にあうリスクもあります。
こうした詐欺の被害にあったとしても、購入者も詐欺の共犯者とみなされてしまうため、泣き寝入りするしかないのです。
- クレジットカード会社から強制解約による一括返済を求められる
- 手数料を取られることから、手に入れることのできる金額が減額される
- 詐欺や個人情報の流出といった被害にあうことがある
銀行やクレジットカード会社にバレると一括返済を求められる
銀行やクレジットカード会社は空ローンを違法とみなしているので、空ローンを行っていることがばれてしまうと、強制解約といった手続きをとられてしまいます。
強制解約になると利用していたカードが使えなくなるばかりでなく、それまで借りたお金の一括返済を求められます。
さらに信用情報に金融事故の履歴が残ることからブラックとなってしまい、一定期間の間はクレジットカードやローンの審査に通らなくなります。
お金の一括返済は空ローンを利用した銀行やクレジットカード会社だけでなく、他の銀行やクレジットカード会社からも一括返済を請求されることから、デメリットが大きいといえます。
手数料が高く、実質手にする金額が大幅に減額される
販売者が空ローンを行った場合は、購入者にいくらかのお礼を支払うだけでなく、その後は毎月ローンの返済額を渡していく必要があります。
そうしたことを考えてみると、一時的にはまとまった金額が手に入るものの、最終的には実際の商品以上の金額を支払わないといけないことになります。
また購入者が販売者に空ローンを依頼した場合は、販売者から高い手数料を取られることから、実質手にする金額は金融機関で借りるよりも大幅に減額されます。
その時はよくても、実際にはクレジットやローンで借りるよりも少ない金額しか手に入れることができないことも空ローンのデメリットといえます。
騙されて、ローン返済の借金だけが残る
ローンの支払いで販売者から購入者にお金が支払われるならまだしも、中には最初から詐欺目的で空ローンをもちかける販売者もいます。
こうした悪徳な販売者に出会った場合は、空ローンを組んだ後にそれっきり連絡が途絶えてしまい、ローン返済の借金だけが残ってしまうといったこともあります。
また、空ローンを行う販売者は資金繰りに困っていたり、中には倒産寸前の販売者も少なくないことから、最初から詐欺目的で空ローンを持ちかけることがあるのです。
空ローンがバレると詐欺の共犯者になってしまう
空ローンは、販売者だけでなく購入者も合意の上で行っていることから、空ローンがバレてしまうと詐欺の共犯者になってしまいます。
販売者から依頼をうけた購入者は詐欺だという意識もなく簡単に引き受けるかもしれませんが、空ローンが詐欺行為に当たるのは間違いないです。
そのため空ローンがバレてしまうと、空ローンを持ち掛けた販売者はもちろんですが、販売者の依頼に合意した購入者も同じ詐欺行為を働いたとみなされてしまいます。
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空ローンにはまってしまう人の特徴
空ローンにはまってしまう人の特徴としては、信用情報がブラックであることから、銀行や消費者金融から融資を申し込んでも断られてしまうということが挙げられます。
空ローンは違法であるため、銀行や消費者金融から融資を受けられるのならそちらを優先するのが普通です。
ですが借金の滞納や債務整理を行った場合は、信用情報機関の信用情報に履歴が残ることから、銀行や消費者金融の審査の段階でまず断られてしまいます。
お金が必要な状況にもかかわらず、銀行や消費者金融からの借り入れができない人が空ローンにはまってしまうといえます。
また銀行や消費者金融からの融資を受けることができたとしても、申し込みから実際に融資を受けるまでには時間がかかります。
そのためまとまったお金が早急に必要な人や、金融機関からの融資を待っている時間がない人などは、短時間でまとまったお金を手に入れる空ローンにはまってしまうのです。
- 銀行や消費者金融で借りられないことから空ローンにはまってしまう
- まとまったお金が早急に必要なので空ローンにはまってしまう
信用情報がブラックで銀行や消費者金融からは借りられない人
融資を申し込んだとしても信用情報がブラックであれば、銀行や消費者金融からは審査の段階でまず落とされてしまいます。
銀行や消費者金融からお金が借りられない場合、切羽詰まった状態になればヤミ金融に走る人も中にはいるでしょうが、金利が高いことからできることなら利用することを避けたいと考えます。
銀行や消費者金融からはお金を借りられないが、ヤミ金融などといったところからはお金を借りたくないという人は空ローンにはまってしまうといえます。
今すぐお金が必要、まとまった現金が急ぎで欲しい
空ローンを行おうと考える人は、今すぐまとまったお金が必要な場合に利用することが多いです。
金融機関から融資を行おうと思えば、審査から実際にお金を借りられるまでにかなりの時間がかかります。
資金繰りや借金の返済に余裕があれば金融機関からの融資も検討することができますが、空ローンを行おうと考える人は、資金繰りがうまくいかなかったり多重債務に陥っていることで切羽詰まっている場合がほとんどです。
そのためまとまった現金が今すぐにでも欲しいという人は、つい空ローンを利用してしまうのです。
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空ローンを持ちかけてくる人の特徴
空ローンを持ちかけてくる人の特徴としては、何よりも資金繰りが苦しかったり運転資金が金融機関から借りることのできない自営業者や個人商店などが該当します。
こうした自己資金に困っている業者が、馴染みの購入者に空ローンを持ちかけることが多いようです。
この場合、空ローンを行っても毎月のローンを渡してくれる業者ならまだしも、問題なのは計画倒産を考えている販売店です。
こうした販売店は空ローンを持ちかけた時点で相手をだまそうという意図があるので、販売店が空ローンでお金を手に入れてもお金がもらえなかったり、以降は連絡が取れなくなったという詐欺に引っかかることがあります。
また計画倒産を当初は考えていなくとも、事業がうまくいかず結果的に計画倒産になりお金がもらえなくなるといったケースもあるので注意が必要です。
- 資金繰りの苦しい業者が馴染みの購入者に空ローンを持ちかける
- 計画倒産を考えている業者が詐欺目的で空ローンを持ちかける
資金繰り・運転資金が借りられない自営業者・個人商店
資金に余裕がある自営業者や個人商店は空ローンを行わずに、自己資金で操業するか必要に応じて金融機関に融資を申し込みます。
そのため資金繰りが苦しかったり、金融機関から融資を受けられないような自営業者や個人商店が馴染みの購入者に空ローンを持ち掛けます。
また金融機関から融資を受けられる場合でも、今すぐにでもまとまったお金が必要になった自営業者や個人商店も空ローンを馴染みの購入者に持ち掛けたりすることがあります。
計画倒産を考えている販売店
計画倒産とは債務や取引先の支払いを踏み倒すことを前提に計画的に倒産することですが、計画倒産を考えている販売店が馴染みの購入者に空ローンを持ち掛けることがあります。
ただし計画倒産を考えている販売店は空ローンの支払いも踏み倒す可能性が高いので、空ローンを組んだ後、販売店に連絡がつかなくなるといったこともあります。
このような販売店は最初から騙す目的で空ローンを持ち掛けてくるので、購入者がその販売店と馴染みであったとしても注意する必要があります。
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空ローン以外の怪しい詐欺
空ローンだけでなく、空ローンと同じようにお金にまつわる怪しい詐欺はいくつかあります。
ひとつは仕組みは空ローンと同じで、ローン会社がリース会社に変わっただけの空リースというものがあります。
空リースは、金利が金融機関間の利子よりも低いことや、高額な商品を扱うことが多いことから、まとまったお金が必要な場合に利用されることがあります。
住宅ローンを組む際に不動産業者や工務店が、実際の住宅ローンに金額を上乗せし、上乗せしたお金を購入者に渡すというオーバーローンというのもあります。
オーバーローンは不動産の購入金額が高いことからなかなか気づかれないので、オーバーローンをキャッシュバックすることで住宅を販売している業者もいます。
他には、実際にローンを組んだものの商品が納品されずにローンだけが残ったというオートローン詐欺や、融資を受ける前に保証金を振り込ませることで騙し取る融資保証人詐欺、お得な情報を教えるといってお金を騙し取る金融商品詐欺といったものがあります。
また違法ではないのですがクレジットカード会社で禁止されているものに、ショッピング枠で購入した商品を買い取ってもらうことでお金を手に入れるクレジットカードの現金化がありります。
- 架空のリース契約で現金を手に入れる空リース
- 住宅の購入金額にお金を上乗せするオーバーローン
- ローンを組んだにもかかわらず商品が納品されないオートローン詐欺
- 融資には保証金が必要と言ってお金を騙し取る融資保証金詐欺
- あなただけの特別な情報といって相手を騙す金融商品詐欺
- ショッピング枠を現金に変えるクレジットカードの現金化
空リース(リース物件・コピー機など)
自営業者の中には、高額な複合コピー機などを空リースすることで、まとまったお金を手に入れようとする人がいます。
空リースは金融機関がローン会社からリース会社に変わっただけで、基本的な仕組みや流れは空ローンと変わらないのです。
空リースが成立すると、販売店にリース会社から代金が一括で振り込まれることから、販売店はリース契約者に手数料を差し引いた金額を渡します。
リース料の金利は金融機関の融資よりも低いだけでなく、金融機関のように審査を必要としないことから、資金繰りに苦しむ自営業者が手っ取り早く利用することができるのです。
住宅ローンのオーバーローン
住宅ローンは、高額であることや金融機関が審査を行うことから空ローンを組むことは難しいといわれています。
ですが住宅のローンが他の商品と比べてもずばぬけて高いことから、不動産業者や工務店が住宅の実際の購入金額にお金を上乗せするオーバーローンというものがあります。
住宅の購入金額は千万単位になることから、そこに百万単位の金額を上乗せしたところで金融機関にバレることはほとんどないといわれています。
そのため不動産業者は上乗せした金額を購入者にキャッシュバックすることができるので、キャッシュバックできることで住宅を販売する不動産業者も増えてきているのです。
オートローン詐欺
オートローン詐欺とは、自動車会社とローンを組んだもののいつまでたっても車が納車されずにローンだけが残ってしまったというような詐欺です。
こうした詐欺は倒産寸前の会社が最初からだます目的でローンを持ち掛けてくるので、ローンを組む前に安全かどうか注意する必要があります。
高額な商品やお金を失うだけでなく、ローンを組んだ時に個人情報などが知られてしまうことから、個人情報が詐欺グループなどに悪用されてしまうことがあります。
融資保証金詐欺
融資保証金詐欺とは、融資を行う際に保証金などの名目でお金を振り込ませる詐欺のことをいいます。
今すぐにでもお金が必要な人の心理に付け込んで行う詐欺ですが、金融機関などが融資を行う場合は信用情報機関から情報を確認するので、事前に保証金を振り込ませるということはないのです。
こうした保証金詐欺は、有名な金融機関の代理であると偽ったり個人融資掲示板などで見かけることがありますが、保証金を振り込んだとたんに連絡が取れなくなることから、注意が必要です。
金融商品詐欺
金融所品詐欺とは、聞いたことのない会社の未公開株や社債などの情報を持ち出し、あなだけに必ず儲かることだといってお金をだまし取る詐欺です。
こうした詐欺を行う人物は熱心かつ話巧みに持ち掛けることから、最初は疑っていても、相手の熱意や丁寧な説明を聞いているうちに信じてしまうのです。
株や社債などといった金融商品には必ずリスクがつきものなので、あなただけ絶対に儲かるという言葉が出たらまず詐欺を疑うことです。
クレジットカードの現金化
クレジットカードの現金化とは、クレジットカードのショッピング枠を利用して高額な商品を購入し、業者に商品を買い取ってもらうことで現金を手に入れる方法です。
クレジットカードの現金化は違法ではありませんが、クレジットカード会社の規約では禁止されていることから、現金化がバレてしまうとカードの利用停止だけでなく、強制解約による一括返済を求められます。
また悪質な業者に現金化を依頼した場合は、商品を買い取ったもののお金が振り込まれず、連絡もつかなくなるといった詐欺に遭遇することもあります。
クレジットカードの現金化は一時的にまとまったお金を手にすることができますが、借金がそれだけ増えることで返済がより厳しくなるだけでなく、犯罪や詐欺などに巻き込まれることもあるのです。
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空ローンで騙されたことがわかった時の対処方法
空ローンは悪意のある業者が相手の場合、騙されてしまうことが多いですが、仮に騙されたことが分かってもローンの返済を免れることは難しいです。
ローン会社は購入者とローン契約を結んでいるのであって、たとえ業者と購入者に何らかのトラブルがあったとしても、ローンの返済を求めるのは正当な権利だからです。
騙されたお金を取り戻したいと思った場合は、民事裁判を起こして返済を求めることがまず考えられますが、空ローンを行った時点でグルになってローン会社を騙そうとしたのではないかと疑われます。
裁判所から共犯者とみなされてしまうと、裁判を起こすことも難しくなることから、泣き寝入りするしかないケースが多いのです。
- 空ローン詐欺にあってもローンは返済しないといけない
- 裁判所からは詐欺の共犯者とみなされるため裁判を起すことが難しい
騙されたことがわかってもローン返済を免れることは難しい
悪質な販売者に騙されてお金が振り込まれなかったとしても、ローンの返済を免れることは難しいです。
ローン会社は販売者と契約を結んだのではなく、商品の購入者と契約を結んだので、空ローンで詐欺にあったと述べたところで、ローン会社には責任はないのです。
ローン会社は通常の手続きを経てローンの契約を結んでいるため、仮に空ローンで詐欺にあいお金が振り込まれなかったとしても、購入者はローン会社に返済を行う義務が生じるのです。
お金を返してもらうためには民事裁判を起こすことになる
騙されたお金をどうしても取り戻したいのあれば、民事裁判を起こすことになります。
ですが空ローンは販売者と購入者がお互いに合意して行うため、グルになってローン会社を騙そうとしたのではないかと裁判祖から判断されてしまうと、裁判を起こすことがむずかしくなります。
そのため空ローンで悪質な販売者から騙されたとしても、裁判所からすれば共犯者だとみなされてしまうのです。
それでもお金を取り戻したいと考えるのであれば、裁判を起こす前に弁護士や司法書士などの専門家に相談してみることが必要です。
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空ローン詐欺にひっかからないようにする為には
空ローン詐欺に引っかからないためには、詐欺を行おうとする業者の特徴をまずはよく知ることです。
詐欺で騙そうとする業者は、審査がいらないことや、低金利で即日に融資が可能という甘い言葉をサイトに掲載したりしています。
ですが金融機関から融資を受けるには、信用情報を調べる審査が必ずあることや、融資を受けるまでに時間がかかること、それなりの金利を支払わないといけないことを考えると、甘い言葉で相手を騙そうとする意図があることが分かるはずです。
また空ローン詐欺に引っかからないためには、販売店や業者の実績や信用、経営状態などはどうなのかを事前に確認する必要があります。
空ローン詐欺を行うような販売店や業者は、資金繰りが苦しかったり計画倒産を行うとしているところが多いので、こうした経営状態の良くない販売店や業者が空ローンを持ちかけた場合は、詐欺に引っかかる可能性が高いといえます。
- ローン詐欺を行う業者は甘い言葉で騙そうとする
- ローン詐欺を防ぐには業者の信用や実績、経営状況などを事前に確認する
審査なし、即日融資、低金利でなど甘い言葉を信じない
空ローンの詐欺を行うような業者は、金融機関などで融資を受けることができない人やすぐにでもまとまったお金が必要な人をターゲットに選んでいます。
そういった人に対して空ローン詐欺を行う業者は、審査がなくお金を借りることができるや、低金利で即日に融資が可能といったことをうたい文句にしています。
ですが、金融機関が融資を行う場合は必ず事前に審査を行いますし、申し込みから実際に融資を行うまでに時間がかかるのが普通です。
甘い言葉には必ず裏があることから、こういった甘い言葉で空ローンを持ち掛ける業者は信じないことが大切です。
実績・信用のある販売店、健全な経営状態の業者から購入する
空ローン詐欺は、資金繰りが苦しかったり計画倒産を行おうとする販売店や業者であることが多いです。
そのため空ローン詐欺に引っかからないためには、商品を購入する販売店の実績や信用を事前に確認することが大切です。
計画倒産を行う販売者や業者は問題外ですが、業績の良くない販売店や業者だと計画倒産を行うつもりがなくても、お金を手に入れる前に倒産してしまえば結果は同じことになります。
いずれにしろ実績や信用がはっきりしない販売店や、経営状態が怪しい業者などが空ローンを持ち掛けた場合は、詐欺の被害にあう可能性がかなり高いと判断した方がいいです。
✅毎月の返済が1社以上or
✅半年以上払っている人は
借金を減らせる可能性があります。
借金を返すのがしんどい方に。
※いくら減らせるか無料・匿名で試せます。
<診断しても依頼にはなりません>
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グリーン司法書士法人・行政書士事務所
\【簡単1分】質問に答えるだけ/
しんどい返済生活から抜け出したいなら
↓職場・家族、誰にもバレずに試せます↓
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弁護士法人・響
\【秘密厳守】誰にもバレない/
↓いくら減るか試してみるだけでもOK↓
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この記事の監修者 | 山口学 |
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事務所 | 株式会社トイント |
法人番号 | 5120001190113 |
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